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2024年2月の読書メーターまとめ

アサイ
読んだ本
15
読んだページ
4322ページ
感想・レビュー
15
ナイス
285ナイス

2024年2月に読んだ本
15

2024年2月のお気に入られ登録
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  • ジェンダー

2024年2月にナイスが最も多かった感想・レビュー

アサイ
葛警部にも犯人にも事件関係者にも、最後まで読者とは一定の距離が保たれたまま事件は終わる。感情移入することなく、淡々と。作品と読者とのこの距離感の保ちかたがこの作品の緊張感を最後まで途切れさせない。 また距離があるからこそ事件後の犯人や関係者のその後の描写にも容赦はない。「命の恩」、「可燃物」においては特にそう感じた。全編通して最新の技術を駆使するのではなく書き出すことによって、見えてはいたけれど目に入ってはいなかった繋がりが、炙り出されていくのが小気味よい。
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2024年2月にナイスが最も多かったつぶやき

アサイ

2024年1月の読書メーター 読んだ本の数:9冊 読んだページ数:3011ページ ナイス数:143ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/320155/summary/monthly/2024/1

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2024年2月の感想・レビュー一覧
15

アサイ
タイトルの『子のない夫婦』の言葉に惹かれて即購入。のんびりほっこり。そんな言葉がぴったりの 一冊。ネコもイヌも飼ったことはないけれど、飼いたくなってしまう。登場人物たちがネコやイヌにメロメロになり、生きる活力をもらう姿は読んでいて微笑ましい。動物たちとのドタバタしながらも何処かゆったりとした時間の流れが心地よい。こういうのが「生活をする」ということなんだろうな。
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アサイ
ネタバレ一気読み。辻村作品はやっぱり吸引力ある。一筋縄ではいかない重いテーマを実親と里親、両面からの視点で描かれる。それぞれの事情、思惑、心情が現在、過去、現在の時間軸で記され、最後に交わる。ひかりは愚かだと思うが、彼女の堕ち方が容赦なく痛々しくて読みながら辛かったので、最後の最後に一筋の光明がさして救われた気持ちになった。
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アサイ
ネタバレうーーーん。面白かったといえば面白かったのだけど、、、なんとも言えない。犯人に関しては後出しジャンケン感が非常に強いのと、そこに至るまでの展開がやや現実離れ、二転三転どころが転がりすぎていてややもすると興醒めしてしまう。ただ、主人公が途中で「自分と同じ側だった」と喜びのあまりほくそ笑むところ、父親が利益のためにある種の精神的虐待をしていたところなどはゾッとするし、「視点」の主の正体もそういうことねと納得。主人公が虐げられる側から虐げる側へと変貌する様はある種ブレのない歪み方が見られた。
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アサイ
ネタバレ重い。とにかく重く、そして息苦しかった。 「誰か」のモノローグから始まり、それが誰のものなのか、という疑問はあるものの読み初めのころは思いもしていなかったほどの重さ。歪さ。不健全さ。今から20年以上前、「毒親」という言葉さえなかった時代に書かれた話だが、間違いなく「毒親もの」。少しずつモノローグの主が明らかになっていくのに比例して、登場人物の歪さが強くなっていく。ページを繰る手も速くなる、という感じだった。最終的に最後のモノローグを読むと父が一番怖い気も、、、。
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アサイ
ネタバレ読み始めるとそのら語り口からスッとその物語に入っていくことができる。閉じた世界の中で起こる事件は奇妙であり残酷でもある。それぞれの事件の「理由」が捩れているのに本人たちにとっては「必要なんだから仕方ないわよね」とごく自然な感じであることが恐ろしい。 短編集だが「バベルの会」を軸にそれぞれに繋がりがある。ラストで自分の読んできたものが作中作品なのか現実なのか混乱しそうになる。私たちも儚い祝宴に招かれていたような気になる。
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アサイ
ネタバレ不思議な設定の不思議な空間、夜の図書館。そこで出されるお夜食は本の中に登場するお料理が再現されたもの。その描写が実に美味しそう。 古書とお料理という組み合わせの原田さん作品は独特の雰囲気があっていい。 なので、できれば後半のオーナーの背景などは語られずに前半の雰囲気のままの方が良かったなと。 解決していない高城瑞樹のこともあるし、続編もあるのかな?
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アサイ
ネタバレタイトルから爽やかな内容を想像していたけど、やっぱり柚木さんでした。ただ、女性同士の妬み嫉み系は慣れていたけど今回はリベンジポルノ、元恋人による嫉妬が引き起こした話だった。過去と現在が交互に描かれて、菫と光晴の視点が入れ替わることでそれぞれの心の内側が曝される。相手を好きなはずなのにその相手に対して澱んだ感情を向けてしまう。菫の光が強い分、光晴の影がより濃くなっていくところは痛々しくもあり醜くもあった。菫が澱みから抜け出してさらさら流れだしたように、光晴の澱んだ心もいつかさらさらと流れるとよい。
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アサイ
ネタバレ恋愛要素ががっつりと入っているのは瀬尾さんのお話にしては珍しい。そう思いながら読んでいたが、ただの同級生から少しずつ変化して恋人、夫婦、家族になっていく関係性や時間の描き方はやっぱり瀬尾さんだなぁと。ままならないことにどう対処していくのかと言う部分も、痛みや苦さを受け止めた上での優しさがそこにはあるなぁと感じた。
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アサイ
ネタバレ読んでいくうちに、予想していたのとは異なる方向に話が進んでいく。うーん。なんというか、個人的にはビミョーかもしれない。何となく煮えきらない。 読後にそんな気持ちになったお話だった。 最後まで読み終えてから、「終の住処でいいですか?」そう問われたらあそこの住人たちはみんな「いいえ」と言う答えになるのだろうか。
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アサイ
葛警部にも犯人にも事件関係者にも、最後まで読者とは一定の距離が保たれたまま事件は終わる。感情移入することなく、淡々と。作品と読者とのこの距離感の保ちかたがこの作品の緊張感を最後まで途切れさせない。 また距離があるからこそ事件後の犯人や関係者のその後の描写にも容赦はない。「命の恩」、「可燃物」においては特にそう感じた。全編通して最新の技術を駆使するのではなく書き出すことによって、見えてはいたけれど目に入ってはいなかった繋がりが、炙り出されていくのが小気味よい。
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アサイ
小野寺さんらしいお話だった。地に足のついた暮らしを毎日地道に営んでいる様子がそこには描かれていた。地味に見える日々を淡々と営むことこそが生きることなんだと思い出させてくれる。途中「このアパートは他の作品で出てきてたような。この高校生も」と気づく。「まち」の主人公が住んでいたような、、、引っ越した戸田さんのあとの部屋に入ったのかな?幹太は出てきてたっけ?と思い出せないのでもう一度読み直そうかなと思う。
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アサイ
読後に背筋がほんの少しゾクリとする。ざらりとした現実の感覚の中に、それぞれの願いが叶えられていくさまが描かれていく。その願いが明らかになったとき、願いそのものにも願いを叶えるための人間の行動にも違和感を覚えた。その違和感こそがこの作品のもつ凄さなんだろう。
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アサイ
ネタバレ婚活にまつわる四編のお話。ある種の閉じられた独特の世界=婚活。四つの側面からその世界の空気感が伝わってくる。「理想の男」の結末はおどろおどろしくて、さすがにあり得ないなと思ったが、「婚活マニュアル」「リケジョの婚活」「代理婚活」は多少の差はあれどもあり得るかもなと。「婚活マニュアル」「リケジョの婚活」は女性の強かさ、自分の武器の最大限の活用の仕方が突き抜けていて面白かった。「代理婚活」はバカだなぁと思いつつも最後は幸せな結末でほっとした。
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アサイ
やっぱりごはんの出てくるお話は幸せな気持ちになれることを再認識。 作者の山口さん自身が食堂で働いていたとのことで、その経験が遺憾なく発揮されていると感じた。とにかく美味しそう、食べてみたい、はじめ食堂にいってみたい!続きがあればぜひ読みたい。ほっこり。
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アサイ
ネタバレ前作から約1年ぶりだったので、志波兄弟以外の登場人物は読みながら思い出す。なんとなくこちらも久しぶりにテンダネスを訪れた気になり懐かしさを感じるところもあり。新たな登場人物も増えたから話も更に広がるのかな。ややオカルトチックな方向で終わったので4巻は長男の登場になるのかな?
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2013/02/11(4126日経過)
記録初日
2013/01/11(4157日経過)
読んだ本
345冊(1日平均0.08冊)
読んだページ
105275ページ(1日平均25ページ)
感想・レビュー
327件(投稿率94.8%)
本棚
0棚
性別
血液型
B型
職業
専門職
現住所
神奈川県
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