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2024年8月の読書メーターまとめ

アサイ
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ナイス
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2024年8月に読んだ本
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2024年8月のお気に入られ登録
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  • coffee
  • おばやん

2024年8月にナイスが最も多かった感想・レビュー

アサイ
ネタバレ『汝、星のごとく』の続編だと一章では気づかず、北原先生が辛く悲しく、けれど漸く自分の意志で選んだのならば、、、と思う。二章に櫂の名前が出てきて「あ、『汝、、、』の続編なのか」と。ヒリヒリする痛みが全体を覆っていた櫂と暁海の火花なような恋。それに影響を受けた人たちの日常は櫂亡き後も続いていく。その日常をどのような想いで生きていたのかを知ることができてよかった。そして、暁海と北原先生の愛が少しずつ深まっていく様子が本当に嬉しかった。還っていく場所である海=北原先生。幸せな最後で良かった。
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2024年8月にナイスが最も多かったつぶやき

アサイ

アサイさんの2024年7月の読書メーター 読んだ本の数:8冊 読んだページ数:2799ページ ナイス数:278ナイス ★アサイさんの2024年7月に読んだ本一覧はこちら→ >> https://bookmeter.com/users/320155/summary/monthly/2024/7

が「ナイス!」と言っています。

2024年8月の感想・レビュー一覧
16

アサイ
ネタバレパンデミックの状況を背景にした短編集。前半収録の「ロマンス☆」の百合が自分の欲望をみたす為に娘に睡眠導入剤を飲ませる壊れ具合が怖かった。一冊を通して後半に行くにつれ、コロナの混乱が少しずつ収まっていくのにつれ、物語の暗さ、罪の重さも段々と薄れ、明るく希望のあるものになっていったのが救い。
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アサイ
ネタバレ「ダレカガナカニイル」以来、20年ぶりくらいの井上夢人さんの作品。 何だかよくわからないけれど不穏な空気が漂いまくっている始まり。中盤までは読めば読むほど不可解になりながらも読む手が止まらない。読みながら「もしかして」とは薄々気づいていた人物と、ええっ?この人も?という思いも寄らなかった人まで含まれていたと知ったときは衝撃を受けた。 最後のファイルが真っ白なまなのもリアルタイムな感じで臨場感があったし、このあとどうなって行くのかが気になりもする。 とにかくあっという間に読了させる吸引力のあるお話だった。
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アサイ
東野さんの短編集はあまり読んだことがなかったので新鮮。読み慣れた長編よりライトな感じでサクサク進む。内容もピリっとした刺激のあるものから「ふふっ」と笑いたくなるものまでいろいろ。たまには短編もいいなと思った一冊でした。
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アサイ
ネタバレおなじみの荒川区、江東区から今回は少し離れた、だけど何となく昔懐かしいような情緒のある街が舞台の『うたう』。母を傷つける言葉で「うたわない」ことにした絹枝。そこから時を経て、大学時代にバンドを組んでいた仲間たち一人ひとりについての物語が、「謡う、唄う、謳う、歌う」と展開しつつ、絹枝をはじめとするその仲間たちのことも分かっていく。途中出てきた女性ドライバーはタクジョ!の夏子かな?と思いつつ小野寺ワールドを楽しめました。やっぱり地に足のついた感じの淡々とした語りが心地よい。
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アサイ
ネタバレモダンタイムス→魔王。 安藤兄の結末も潤也と詩織のその後も知った状態だからこそ、理解しやすく、内容も頭に入る。 魔王を先に読んでいたら、不完全燃焼な印象を持ったような気もする。 魔王、モダンタイムスを一つの大きな作品と考えて読むと、言いたいことがより明確に伝わってくる。 モダンタイムスの緒方=マスターなのか?と思ってしまったけど違うのかな?
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アサイ
ネタバレあと三年で地球は滅亡する。またもやあり得なさそうでありそうな伊坂ワールド。けれど殺し屋や力を持った者や超常現象のようなものは一切なく、ただただその有り得ないけどあり得そうな状況に対してもがき、悩み、それでも日々を生活していく普通の人たちの生きざまが描かれている。 結局最終的には「生を営む」というシンプルな形、それが答えなのかもしれない。その生が有る限り、生き続けるのみ。
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アサイ
ネタバレ違和感を含ませ、気になって読みたくなるタイトルが秀逸。ほの暗く不気味な雰囲気をもつ内容も間違いなく面白い。主人公の名前が一切出てこないけれど、主人公の設定+『透明な螺旋』により、湯川のことと分かる。『透明な螺旋』→『むかし僕が死んだ家』で読むとより一層明確。今まであった湯川の人物像に、深みが増したような気がする一冊。
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アサイ
ネタバレあっと言う間に読了。上巻からの謎が少しずつ明らかになっていく。が、それも実は実体のなかったとしたら、、、そんな奇想天外の設定に思えるものなのに、いや、あり得るかも、、、と思わせられるのが伊坂作品の醍醐味なんだなと再確認した一冊。 佳代子の言葉「思い悩まない人が一番嫌いなの」「悩みながらやっている方がマシだよ」がよい。 何より、二人が(五反田、大石、岡本も含め)無事でそれなりに幸せに暮らしているラストにほっとしたし満足。
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アサイ
浮気を疑った妻に依頼された男に襲われ拷問されると言う、何とも物騒な入り方で始まった上巻。でも、伊坂作品ではアリだよね、と読むうちに物語はもっと恐ろしいうねりの中へ。井坂好太郎なる登場人物もでてきて面白さと不可解さとが相まって読む手が止まらない。そして、、、今回も読む順番を間違えてしまったらしいことに気づく!前日譚『魔王』があったのか! とにかく下巻が気になるので読んだら『魔王』も読もうと思う。
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アサイ
ネタバレ「作家・山本文緒」ではない、うつ病と付き合いながら生活する「人間・山本文緒」を知った。突然襲ってくる発作、気分の波、そこから中々抜けだせず悩む日々。人前では「元気そう」に見えるように振る舞えてしまう。そんな日々、自分に「してくれていた」ことが多かった王子へ、自分が「してあげる」ことができるようなったとき、そしてそれを気づくことができたとき、うつ病からの卒業へと近づいたときなのかな。この病の完治が難しいことが伝わってくるけれど、悲壮感を滲ませない文章がいい。
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アサイ
ネタバレ母の発病、借金まみれという最低最悪な状況になり、不穏な空気が漂いまくりな1、2章。このまま話が進んでいくのかと心配しつつ読み進めると3章から少しずつ転じていく。次男俊平の行動が転機となって父の章へ移り、一筋の光明がさす。読み終えて、「あそこからよくここまでになれたなぁ」と感慨深くもある。状況が最低最悪で、不平や不満、文句を表明しても、この夫婦の根底にはお互いを想っているという事実が在り、家族にもそれが在り、という部分がこのお話の救いとなった。
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アサイ
ネタバレ相当お久しぶりのガリレオシリーズ。 真実がどうであれ、人は信じていたいものを信じ続ける。それが明日への希望へと繋がることもある。秀美を見ていてそう感じた。そして、ラストにまさか、湯川教授にこのような過去があったとは思いもしなかった。老いた両親、特に認知症となった母との関係、想い。そして実母への想い。彼が彼たる所以がほんの少し掴めた気がする一冊。
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アサイ
ネタバレ初読みの作家さん。 古都京都を舞台にした短編が「芳蓮堂」と「獣の気配」を通して少しずつ繋がっており、全体的に仄暗く湿った雰囲気を纏っている。捉え難く、掴みにくく、それこそ狐に積まれたような印象で読み終えた。 「京都」の路地裏なら在ってもおかしくはないと思わされる妖しい異空間を旅してきた、そんな読後感となった。
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アサイ
ネタバレ『汝、星のごとく』の続編だと一章では気づかず、北原先生が辛く悲しく、けれど漸く自分の意志で選んだのならば、、、と思う。二章に櫂の名前が出てきて「あ、『汝、、、』の続編なのか」と。ヒリヒリする痛みが全体を覆っていた櫂と暁海の火花なような恋。それに影響を受けた人たちの日常は櫂亡き後も続いていく。その日常をどのような想いで生きていたのかを知ることができてよかった。そして、暁海と北原先生の愛が少しずつ深まっていく様子が本当に嬉しかった。還っていく場所である海=北原先生。幸せな最後で良かった。
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アサイ
ネタバレ韓国ドラマを相当数見てきて、韓国の人は感情表現が激し過ぎたり、上昇志向半端なかったりという印象が強めだったけれど、この作品はそれらとは真反対の考え方をする人たちにスポットがあたっていて、こんなに静かな人たちも存在してるのね(当然だけど)と新鮮な気持ちになった。「生き方」を考えさせるお話で私も似たような状況にいるので胸に染み入ってきた。私もヒュナム洞書店でコーヒーを飲みながらゆったりしてみたい。
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アサイ
ネタバレ殺し屋シリーズ第二弾。 AX→777→グラスホッパー→マリアビートルのように順番めちゃくちゃで読んだのだけど、それでも面白い!!鈴木と槿が元気でいてくれたのも嬉しいし、天道虫の不運はやっぱり昔から筋金入なのねとか。新旧殺し屋たちの様子が分かるのも良き。そして、今作一番の悪玉・王子を最後にはぎゃふんと言う目に合わせられたのも小気味いい。引退していた木村夫妻、木村が生き延びたこと、鈴木の言葉等が、そうせしめた要因だったのも良き。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2013/02/11(4334日経過)
記録初日
2013/01/11(4365日経過)
読んだ本
411冊(1日平均0.09冊)
読んだページ
127796ページ(1日平均29ページ)
感想・レビュー
393件(投稿率95.6%)
本棚
0棚
性別
血液型
B型
職業
専門職
現住所
神奈川県
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