※ シリーズ二作目 第一作『相棒はJK』、途中まで読んだのだが 電車かどこかに置き忘れてしまい、仕方なくそのままこの第二作を読んだ 一巻完結なので問題なし 相変わらずの筆力で、ぐいぐい、ぐいぐいと読めた 楽しかった…(*'▽')
※ ちなみに、本書で「宗教」という語は一貫して明確に「俗」の側に入れ込まれている 著者は申し上げるまでもなく、日本語にきわめて達者なうえ、言葉の扱いにきわめて繊細な上座部仏教の長老でいらっしゃる その教えにかで「宗教とは俗」だというわけ
※ 勿論これは、大乗仏教とは全くちがう いや、そうじゃない、真の悟りの境地からふり返れば、ちがうところは何も無いのだ(「ちがう」という範疇化がそもそも消失しているのだから)、と言うこともできようが 入り口と行程(まだ半ば「俗」の領分におけるこの心身実践)は全くちがう
「学術的な関心に発する怪談実話探究の系譜が存在することも、ここで付言しておくべきでしょう。すなわち――遠く江戸時代の根岸鎮衛『耳嚢』や松浦静山『甲子夜話』といった奇談随筆に淵源し、近代に至って、柳田國男の『遠野物語』をはじめとする口承文芸・民間伝承の筆録やフィールドワークへとつながってゆく一方、今野圓輔の『日本怪談集 幽霊篇』(一九六九)と松谷みよ子の〈現代民話考〉シリーズ (一九八五)という怪談ファンにとって忘れがたい二大名著に結実を見る一連の流れであります」(56頁)
※ 文藝の道は果てしなく厳しい… しかしまぁ、そうとばかりも言ってられないので 映画のときにそうしたように、文藝についても ぽっと出の素人として掴まれる手がかりを、なんとか見つけ出そう…(´・ω・`) (映画のときは、自分もプレイヤーになるとの決意が奏功した 文藝についても、それがボクらしい道かな)
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【オールタイムベスト】(読んだ順)
① テリー・イーグルトン『イデオロギーとは何か』大橋洋一訳,平凡社,1999年.
② チャールズ・テイラー『今日の宗教の諸相』伊藤邦武/佐々木崇/三宅岳史訳,岩波書店,2009年.
③ 真木悠介『自我の起原―愛とエゴイズムの動物社会学』岩波書店,2008年.
④ アクセル・ホネット『物象化』辰巳伸知/宮本真也訳,法政大学出版局,2011年.
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「怪談は、体験者に必要とされて生まれてくる」(同253頁)
※ 「こけし」「ターミナル」「プレゼント」「廊下」「姓」「掃除」、ゾッとはしなかったが とても面白かった、良怪談…!(=゚ω゚)ノ