なかなかの衝撃作。不妊治療や体外受精等、自分には経験がない話なので、共感することはできなかったけれど、家族の在り方や命について、不覚考えさせられた。 最初から医療は、子どものためのもの。子どもを持ちたいという願いと、幸せに生きるという未来。それが交わる世界であってほしい。

小市民シリーズは、初読みだったけど、相変わらず米澤作品は、面白い。前半は、ゆったりのんびり話が進んでいくのに、ラストは怒涛の展開。散りばめらていたキーワードが、最後にギュッと集合する感じ。好きだなぁ。

なかなかの衝撃作。不妊治療や体外受精等、自分には経験がない話なので、共感することはできなかったけれど、家族の在り方や命について、不覚考えさせられた。 最初から医療は、子どものためのもの。子どもを持ちたいという願いと、幸せに生きるという未来。それが交わる世界であってほしい。

ページをめくる手も止まらないし、涙も止まらない。疲れたカラダとココロに染み渡る言葉もさることながら、ストーリーもとても面白い。 出てくるお料理も美味しそうで、ずっと浸っていたかった。 何となく懐かしさも感じてたけれど…そうだ。 吉本ばななさんのキッチンのような世界観なんだ。