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2023年9月の読書メーターまとめ

まっつー(たまさか)
読んだ本
15
読んだページ
6385ページ
感想・レビュー
8
ナイス
68ナイス

9/19/49/79/109/139/169/199/229/259/28878622879670880718881766882814883862884910ページ数2389239123932395239723992401240324052407冊数読書ページ数読書冊数
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2023年9月に読んだ本
15

2023年9月にナイスが最も多かった感想・レビュー

まっつー(たまさか)
再読。今回、現在だったらオルツィじゃなくてドロシーなんじゃないかなとか(セイヤーズも翻訳が進んだし)、クロフツがいないのはなぜかなとか(でもわかるような……)、些細な点を考えてしまい、そういうことを想像するだけでも楽しい。新本格ミステリムーヴメントという、「現実とフィクションとの間に大きな乖離がある本格ミステリ」ブームを読者や作家の間に再び広く定着させる発端となった、エポックメイキングな作品だと再認識した。そしてそのムーヴメントの源流のひとつに、ミステリ専門誌「幻影城」の存在があったんだな、と感じている。
まっつー(たまさか)
2023/09/24 04:40

それにしても、ミステリというジャンルは、先人へのリスペクトを含んだ「ジャンルへの自己言及」が多いよなぁ、と感じる。本作の出版当時の想定読者は、ある程度ミステリをたしなんだ人たちだと思うけど、それが今や読書好きの間に広く膾炙しているのを見ると、ミステリファンの端くれとして感慨深い。ミステリというジャンルにとっても、読書好きの方々にとっても良いことだと思う。

が「ナイス!」と言っています。

2023年9月の感想・レビュー一覧
8

まっつー(たまさか)
再読。今回、現在だったらオルツィじゃなくてドロシーなんじゃないかなとか(セイヤーズも翻訳が進んだし)、クロフツがいないのはなぜかなとか(でもわかるような……)、些細な点を考えてしまい、そういうことを想像するだけでも楽しい。新本格ミステリムーヴメントという、「現実とフィクションとの間に大きな乖離がある本格ミステリ」ブームを読者や作家の間に再び広く定着させる発端となった、エポックメイキングな作品だと再認識した。そしてそのムーヴメントの源流のひとつに、ミステリ専門誌「幻影城」の存在があったんだな、と感じている。
まっつー(たまさか)
2023/09/24 04:40

それにしても、ミステリというジャンルは、先人へのリスペクトを含んだ「ジャンルへの自己言及」が多いよなぁ、と感じる。本作の出版当時の想定読者は、ある程度ミステリをたしなんだ人たちだと思うけど、それが今や読書好きの間に広く膾炙しているのを見ると、ミステリファンの端くれとして感慨深い。ミステリというジャンルにとっても、読書好きの方々にとっても良いことだと思う。

が「ナイス!」と言っています。
まっつー(たまさか)
泡坂さんの作品をとても再読したくなりました。「マジシャンとしての泡坂妻夫」という側面も強調されていたような。
が「ナイス!」と言っています。
まっつー(たまさか)
海外文学については、読まれている作品が私の読書傾向と似ていて、勝手に親近感を抱きました。肩の力の抜けた、等身大の読書エッセイという感じで好感が持てます。桜庭さんの読書への姿勢を見習いたいと思いました。
が「ナイス!」と言っています。
まっつー(たまさか)
読んでいて心地よい英米文学オタクたち(失礼!)の真面目な与太話+翻訳論です。名前があがっている作家は大体知っているか、読んだことがありましたが、「こんなトリヴィアルなことをご存知とは……」と恐れ入りました。村上さんがジョン・ル・カレの作品と村上博基さんの翻訳とについて語っているところは、「そうそう、そうなんですよ!」となっしまいました。これからもいろいろ海外文学を読んでいきたいです。
が「ナイス!」と言っています。
まっつー(たまさか)
再読です。エピソードの積み重ねにきちんと意味があり、この長さであることに必然性があるな、と感じました。今回は伏線の張り方とプロットに着目しつつ読みましたが、さすがですね。それ以上に感心したのはストーリーテリングの巧みさですが……。キャラクター造形にもぬかりがなく、多面的な人物像がよく描けていたと思います。登場人物も、話がすすむにつれて絞られていくので、特段読みにくいとは感じませんでした(これは私がジェイムズ・エルロイの作品を読み慣れているからかも)。エモーショナルなだけではない素晴らしい物語です。
が「ナイス!」と言っています。
まっつー(たまさか)
ネタバレエンタメ小説としては、熱い展開がありキャラクター小説性が強く、良かったと思います。謎解きミステリとして見た場合は、暗号が恣意的すぎたり見立てがぼんやりしていたり、評価に困る部分が多々ありました。私は金田一耕助シリーズが好きなので、このノリで継承者を出されるとちょっと困惑するかもな、とも感じました。人の感想を見ていると、私が読解出来ていないだけなんじゃないかな、と感じる次第で、ライトノベルをもっと勉強してから再読やシリーズの読書を進めたいと思います。
が「ナイス!」と言っています。
まっつー(たまさか)
物語自体も面白いけれど、いろんなもの(フィクションや詩、哲学まで)が引用されて組み合わされていき、それで物語が成立しているのも面白いし、組み合わせること自体が物語ることと同義ということも興味深い。引用はエラリー・クイーン『九尾の猫』(傑作!)からアルフレッド・テニスンの詩までと幅広い。チャンドラリアンのヒロインという人物造形もチャンドラーの作品を知っていれば楽しい。これから続きが楽しみ。
まっつー(たまさか)
2023/09/10 22:37

それと、那織が『ホワイト・ジャズ』を買うシーンで、エルロイの暴力は戯画化されていることが多いからジム・トンプスンやジャン=パトリック・マンシェット、ダシール・ハメットあたりがぴったりだったのでは? とどうでもいいことを感じた。

が「ナイス!」と言っています。
まっつー(たまさか)
純、琉実、那織、それぞれの視点がきちんとその人物に合った文体で描かれているのは好ましい。例えば那織だったら、ライトノベル的におおげさになった晦渋な文体だったり。レイモンド・チャンドラー『プレイバック』の引用が、一般に流布しているものではなく、ちゃんと清水俊二訳の小説のものなのも好印象。あとがきで指摘してあったが、序盤で『人間失格』などのオマージュがあって笑ってしまった。『白鯨』も傑作ですよね。物語としては一冊をかけてようやくはじめの一歩のような感じだが、今後に期待。
まっつー(たまさか)
2023/09/10 22:15

補足:ただ、この巻だけを読んでちょっと心配になったのは、著者は「自分の言葉」だけで物語ることはできるのかな? ということ。引用やオマージュをするにしても、読者がそれと気づかずに、あるいは気づかなくても面白がれるように小説を楽しませる技術があるのかまだわからないので、今後どう展開するかは期待している。

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2009/09/18(5677日経過)
記録初日
2009/09/18(5677日経過)
読んだ本
2823冊(1日平均0.50冊)
読んだページ
1017437ページ(1日平均179ページ)
感想・レビュー
181件(投稿率6.4%)
本棚
0棚
性別
血液型
A型
現住所
福岡県
URL/ブログ
https://note.com/tomoka0098/
自己紹介

まっつー(たまさか)です。元KSD(某大学ミステリ研)/SF研。
海外ミステリと海外文学が好き。色々なジャンルを読みたいという気持ちはありつつ、ミステリを主に読んでいます。
様々なジャンル・カテゴリをバランスよく読んでいくのが今後の目標です。


私のオールタイムベスト5(ご参考までに)(短篇については単一の作品名です)

(ミステリ)(長篇)
1:ジェイムズ・エルロイ『ホワイト・ジャズ』
2:横溝正史『獄門島』
3:ジャン=パトリック・マンシェット『殺戮の天使』
4:デニス・レヘイン『愛しき者はすべて去りゆく』
5:麻耶雄嵩『夏と冬の奏鳴曲』

(ミステリ)(短篇)
1:ローレンス・ブロック「バッグ・レディの死」
2:ジョー・R・ランズデール「ババ・ホ・テップ」
3:竹本健治「閉じ箱」
4:S・J・ローザン「ペテン師ディランシー」
5:倉知淳「幻獣遁走曲」

(文芸)(長篇)
1:ジョン・ファンテ『犬と負け犬』
2:コーマック・マッカーシー『ブラッド・メリディアン』
3:庄野潤三『夕べの雲』
4:澁澤龍彦『高丘親王航海記』
5:リチャード・パワーズ『幸福の遺伝子』

(文芸)(短篇)
1:ウィリアム・トレヴァー「パラダイスラウンジ」
2:アーネスト・ヘミングウェイ「二つの心臓の大きな川」part1, part2
3:ウィリアム・トレヴァー「版画家」
4:ホルヘ・ルイス・ボルヘス「死とコンパス」
5:リチャード・ブローティガン「クリーヴランド建造物取壊し会社」

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