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2026年6月の読書メーターまとめ

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19
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感想・レビュー
13
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83ナイス
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2026年6月に読んだ本
19

2026年6月にナイスが最も多かった感想・レビュー

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ずいぶんと昔、最初の方で断念し積読していた本。読み切ってみると、意味はよくわからないが面白くないこともない。作品中に見られる匿名性、引きこもり、監視、覗き等、今の時代だからこそ読んでよかった作品に思える。メタフィクションの要素も織り込んだ実験的な内容なので、何か社会を考えるヒントなど簡単には引き出せそうにはないが、ありえない生年月日とか作者の仕掛けた謎解きも含め、読み込む価値のある本だとは思う。幸いにも短いし、また読んでみたい。
が「ナイス!」と言っています。

2026年6月の感想・レビュー一覧
13

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ここに紹介されている作品の8割ほどは読んだが、先日読んだ『天馬賦』以外はかなり前のことで、内容は忘れてしまっているし、この本の著者たちのような深い読みもできていない。ということで、いくつかの作品を再読する際のよい手引きになりそうだと思った。とくに『普賢』において「やつし」と「見立て」の構造が骨格になっているという指摘。『マルスの歌』は、現代日本社会でも戦前と同様に同調圧力が強いため、身につまされる寓話として読み継がれるべき作品。紹介者の指摘に深くうなずく。
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2020年に読んだが、その後に水俣病事件について知識をいくらか増やして読んで、この本の素晴らしさがさらに認識できた。水俣病被害者の方たちは様々な苦難を経ており、体験談は貴重で、物の見方も参考になり、人としても尊敬できる。証言からは、70年代前半は被害者を支援する声が広がってうねりとなったが、その後は巧みにはぐらかされており、救済は全く足りていないことがわかる。また、今の社会で起きている少数者へのネット上での誹謗中傷などの問題は決して新しくはなく、その方法の残念なアップデートがなされたものだとわかる。
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作者の夢から超短編にしあげたという体の作品集。箱男など創作のエピソードを語った作品もある。読んでない小説の創作秘話であっても、取り残された感が起こらず楽しめた。夢のお話たちはシュールでわけわからなくても、文章がさすがで読みやすく面白い。
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第1部は著者が影響を受けた日本人女性の書き手の紹介、第2部は男性も含む外国の思想家の紹介。それぞれがコンパクトで分かりやすい。読まねばと思わされた本が増えて困る。少しは知っている森崎和江や石牟礼道子の紹介が的確なので(マイナーな部分で異論と疑問がなくはないが)、他の著者についても信頼できそうだ。『苦界浄土』の引用よかった。フーコー、サイード、スピヴァクについては、いちおう読んだことあるだけの著書を解説してくれてありがたかった。これらの古典的著作、本当は再読せねばだろうが…。
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この短編集は69年に刊行されていて、表題作は学生運動をモチーフとしている。石川淳はすでに60代後半。おそらく学生運動に共感する部分はあるものの、組織の論理に反発していたのだろう。作中では、運動を越えて自由に生きる女性を魅力的に描き出している。「虎の國」は時代物だが同じテーマだと思う。藩に仕える一人の武士が山中に迷い込み、自由に生きる者たちと邂逅し、意気投合しながらも現実の世界に帰る。作者のアナーキズムへの傾倒が読みとれる。現代物も時代物もある他の作品では、ダークな雰囲気の中、奇妙な物語が展開されている。
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題の「生類」は石牟礼道子がよく使っていた言葉。著者は石牟礼にオマージュを捧げているが、追随者にならず挑戦者として書くと決意したという。農業史が専門の歴史学者で、歴史を「趣味の生物学と同一平面上で混在させて語る」ということをやってきたとあとがきで書いている。十分に成功しているのではなかろうか。ポピュラーサイエンス本で読んできた内容であっても、新しいものの見方が得られたような感覚になった。以前に読んだ著書では合わないかと思ったが、この本は、一般向けに書かれた文章を集めたおかげか、引き込まれるようにして読んだ。
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belier
ずいぶんと昔、最初の方で断念し積読していた本。読み切ってみると、意味はよくわからないが面白くないこともない。作品中に見られる匿名性、引きこもり、監視、覗き等、今の時代だからこそ読んでよかった作品に思える。メタフィクションの要素も織り込んだ実験的な内容なので、何か社会を考えるヒントなど簡単には引き出せそうにはないが、ありえない生年月日とか作者の仕掛けた謎解きも含め、読み込む価値のある本だとは思う。幸いにも短いし、また読んでみたい。
が「ナイス!」と言っています。
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フェミニズムの歴史をわかりやすく解説している。西欧において、第一波フェミニズムは女性参政権など「公的領域」への参加を求め実現した。しかし「私的領域」において男女不平等のままだったため、第二次世界大戦後に第二波が起きた。日本では、平安、中世社会より近世の武士社会のほうが女性の地位は低かった。明治期に近代化されたが女性に参政権はなく、また近世の武士の規範をあらゆる階層に強いた。戦後も女性は家庭を守る存在という社会慣習が続いた。現代では様々な点で改善されているが、反面バックラッシュという現象も起きている。
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キリスト教がヨーロッパを席巻した後は神々は精霊となった。そうした精霊たちのお話を集めたエッセイ。今まで聞いたことのある話からのバリエーションがあって楽しく読めた。また山の精霊の「こびと」など、先日観たスターウォーズ映画にも精霊の世界観が利用されていると思う。「流刑の神々」の冒頭でニーチェが言いそうなことが書かれていると思って調べたら「ハイネはどう見てもニーチェを先行していた世界分析者であった」と松岡正剛が書いていたり、ニーチェ自身もハイネを高く評価していることを知った。ドイツ文学に無知なことを再認識した。
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ネタバレ田中正造は1部で亡くなり、2部は正造亡き後の谷中村農民の闘いが描かれる。解説で驚いたが、主人公の青年のモデルとなった人は城山の友人の父親だという。周知のとおり、当然ながら農民は国家権力の前に完敗するので、ストーリーも読後もとにかく重い。むしろ、学問したくてもできなかった主人公に、立派な息子が得られた事実を解説で後日談的に知ってほっとした。正造については多くの伝記が書かれているが、この作品は農民を主人公にし、その苦闘が詳細に描かれているところに独自性がある。正造が活躍する部分より読み応えがあった。
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今なら高校生の年齢で敗戦を迎えた二人の対話。戦時中に軍国主義だった大人が戦後は戦争反対の旗を振るという姿を多く見たきたという。戦争は軍部がやったのであって国民は騙されたというのは、嘘であり責任転嫁だと話す。庶民も一緒になって戦争をやっていた。二人は言う、人間はそう変わるものではないから、日本人もそう変わってないのでないかと。たしかに変わっていないのだろうし、昨今は先祖返りしているのではとすら感じる。また読書しない政治家は信用できないとのこと。なるほど信用できないあの政治家は、読書していないだろうなと思う。
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ネタバレ再読。学生時代に読んでいて、もう一度は読んでおこうと思っていた。さらには村上春樹の『かえるくん、東京を救う』のかえるくんの愛読書ということで、再読はマストとしていた。とりあえずノルマは果たした。さて、感想だが、印象に残っていなかったのが不思議なほど、鉄道自殺に至る直前のアンナの心理描写が凄まじかった。あとは昨年『復活』を読んだため、トルストイ晩年の思想との違いがリョーヴィンの思索と行動に読みとれたと思う。機会があればもっと理解を深めたい。それでもやっぱり、文学としては自分はドストエフスキー派だな。
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belier
サンカがどのように人々に知られるようになったか、実相はどうだったのか、歴史研究者として分析して解説、自論を展開している。著者は、柳田国男による原日本人説や中世から続く漂泊民説を否定し、江戸時代末期の飢饉で荒廃した農村から漂泊した人たちであろうという。江戸時代中期までにサンカが文献に登場しないことなどを理由としている。著者の論に説得力を感じた。近代以降に差別された状況の説明も詳しく、同情的に語られる。末裔となる人たちからの聞き書きが特によい。またサンカといえば三角寛だが、差別を助長した人物として批判的だ。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2013/03/23(4869日経過)
記録初日
2013/03/05(4887日経過)
読んだ本
2315冊(1日平均0.47冊)
読んだページ
693528ページ(1日平均141ページ)
感想・レビュー
1319件(投稿率57.0%)
本棚
0棚
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