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エルヴィン・シュレーディンガー(1)北野佐久子(1)オルガ・トカルチュク(1)ゴヤ(1)将基面 貴巳(1)竹久 夢二(1)岡田 温司(1)寺山 修司(1)井坂 洋子(1)フランツ・カフカ(1)10%エルヴィン・シュレー…10%北野佐久子10%オルガ・トカルチュク10%ゴヤ10%将基面 貴巳10%竹久 夢二10%岡田 温司10%寺山 修司10%井坂 洋子10%フランツ・カフカ著者グラフ上位10名
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石原吉郎に「愛することは海をわたること」という詩があり、この本を読むといつも思い出す。長い渡りの中、羽を休めることはほとんど叶わず、けれど時折ちいさな漁船にとまりながら、溺れないように、死ぬまで飛び続ける。永い愛の途方もなさとかけがえのなさ、それを信じることのうつくしさと苛酷さを感じた。少女の頃はぼんやりと読みながしていたけれど、人を愛することの苛烈さを感じている今、この本はわたしにとって、うつくしく優しい止まり木になっている。
0255文字
H
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読んでいるときの感覚は、小さな貝殻の繊細な模様を見つめているうち、なにかとてもふかくあざやかなものを発見してしまった時に似ている。文学も何もわからない少女だったわたしにとって、詩のはじまりはリルケだった。安定を知り少し乾いた大人になっても、変わらずうつくしくて、うれしかった。
0255文字
H
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ネタバレ男は妻にその心を告げたのだろうか。私はそうは思わない。霧のようなロマンチシズムとエゴイズムをつぶさに描き留めるような、淡く残酷な筆致だった。発想のもとになったという絵をみて、読感にしっくりと沿うように感じた。頭の片隅に小さな傷をつけて、忘れられない小説になると思う。
0255文字
H
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霧のむこうに行き去ったひとびとの、幽かで鮮やかな気配をつぶさに描き出す誠実な筆致は美しく静謐で、小さな画面に謎を秘めた静物画を眺めているみたいだった。他の本も読みたいと思う。
0255文字
H
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ネタバレ四匹の魚が、小さな暗い瓶の水底をゆきかうさまを見下ろすような感覚で読み進めた。物語の謎が波のように反響しあい、息苦しさが増すにつれ、「だれのものかわからない死体」を「救い」のかたちとして期待するわたし自身のゆれる影をも、瓶の中にただよう水草の間に見つけてしまうような、静かに澄んだ文章だった。
0255文字
H
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室生さんの軽み、ユーモアと優しさは好きだけれど、彼の詩に描かれるような女性の影絵には小さく反感を抱いてしまう。だからこそ、この表題作の少女の、水面に浮かぶ小さな魚のような息づかいが印象に残る。「蜜のあはれ」の「赤子」が際立つ存在なのは、室生さんの理想とする「女」の姿ではなく、なにか不測の存在としての「少女」の残像が映り込んでいるからだろうと思った。
0255文字
H
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形式はおとぎ話風なのだけれど、ぴりりとした氷のように冷たい読後感だった。深い水の底にはいつもこちらを覗いている者がいる。目を逸らしても外しても、そのまなざしは付きまとって離れない。あるひとは不注意で足を踏み外して、あるひとは好奇心や虚栄心から自ら足を踏み入れて、その水の中に身を落とす。その時初めて、そのまなざしの正体を知ることができるのだ。
0255文字
H
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真っ白なひかりのなか、ぬらぬらと濡れたことばが並んでいる。それはゼラチンやスライムのように、外気にあてられて、不規則につやめいている。『詩を書くことは「感情の神経」を掴むこと』という言葉がしめすように、ひえびえとした感覚や感情を客観的にながめてはいるけれど、その内側に耽溺してもいるような印象を受けた。弱い身体をひきずりながらも、決してその束縛からは逃げられない、その恍惚に浸りこむように。
0255文字

読んだ本
975

読んでる本
14

積読本
14

読みたい本
609

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読書データ

プロフィール

登録日
2013/04/10(4387日経過)
記録初日
2013/07/13(4293日経過)
読んだ本
975冊(1日平均0.23冊)
読んだページ
227861ページ(1日平均53ページ)
感想・レビュー
93件(投稿率9.5%)
本棚
1棚
自己紹介

絵本や詩から色々読みます

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