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2024年10月の読書メーターまとめ

のこ
読んだ本
5
読んだページ
1568ページ
感想・レビュー
5
ナイス
31ナイス

2024年10月に読んだ本
5

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

のこ
これまでコロナ禍の小説やエッセイを何冊か読んだ。時代が流れ、この小説はコロナ禍から自粛が明けるまで、そしてその先が舞台になっている。まず3つの短いお話しが提示され、それぞれの糸が絡まり合うようにストーリーは進む。たった3年とは言え、子供達の人生にとっては10年にも思える自粛期間だっただろうなと思いやり、それで変わってしまったもの、それでも変わらないものなどを目の当たりにする。
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
5

のこ
表題作だけを通読。中国からアメリカに金銭で買われてきた母親、アメリカ人として育った子供。母親は英語を覚えられず、優しくはされてきたけれど、人格がないと思われながら生活してきた。海外で暮らすこと、文化のぶつかり合いや無理解、親子の断絶と氷解。
が「ナイス!」と言っています。
のこ
6人の作家によるアジアがテーマの短編小説集。中島京子の「隣に座るという運命について」と宮下奈都の「石を拾う」は近代小説の懐かしい雰囲気をプンプンに漂わせて、読者を不思議なアジアの空気で包みこんでくれる。大島真寿美の「チャーチャンテン」は香港民主化デモを取り上げた現代的なストーリー。これを読んで、前者2作が持つふんわりしたアジアがこの先続いてはいけないのだろうか、とわたしは思わず涙してしまった。
が「ナイス!」と言っています。
のこ
これまでコロナ禍の小説やエッセイを何冊か読んだ。時代が流れ、この小説はコロナ禍から自粛が明けるまで、そしてその先が舞台になっている。まず3つの短いお話しが提示され、それぞれの糸が絡まり合うようにストーリーは進む。たった3年とは言え、子供達の人生にとっては10年にも思える自粛期間だっただろうなと思いやり、それで変わってしまったもの、それでも変わらないものなどを目の当たりにする。
が「ナイス!」と言っています。
のこ
内容をチェックせずに読み始めたので、「あれ、猫とのまったり生活ストーリーじゃないのか」とまずびっくり。 移民という現代社会の難しい側面を題材に、私たちにも考える時間をくれるテンポでお話が進む。悪い人が出てこない安心感と、いや実際の社会には悪い人が何人もいてその結果が今の入管なのか、と思ったり。 読後、人の数だけストーリーやヒストリーがあって、自分はそこにどのような濃度で向かい合えばいいのだろうと胸が苦しくなるが、まずはマヤちゃん一家に幸あれと思えた。
のこ
私労働小説。1話目の「1985年の夏、あたしたちはハタチだった」の絞り出すようなヒリヒリ感がいいな、と思った。ストーリーの中には小説というよりルポルタージュ感覚のものもあり、6話をいっぺんに読み切ろうとすると苦しくなってくる。どのお話にも共通する一人称は「あたし」。書き言葉の「あたし」に少し違和感を抱くけれど、ストーリーに夢中になると忘れる。自分の読者としてのそれぞれのストーリーへの入り込み方がわかっておもしろい体験だった。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2013/04/18(4245日経過)
記録初日
2013/04/01(4262日経過)
読んだ本
293冊(1日平均0.07冊)
読んだページ
79062ページ(1日平均18ページ)
感想・レビュー
120件(投稿率41.0%)
本棚
1棚
性別
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