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2025年11月の読書メーターまとめ

えあいんていく
読んだ本
8
読んだページ
2583ページ
感想・レビュー
8
ナイス
209ナイス
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2025年11月に読んだ本
8

2025年11月のお気に入り登録
4

  • はにこ
  • ヴェネツィア
  • 鉄之助
  • 星群

2025年11月のお気に入られ登録
2

  • ヴェネツィア
  • 鉄之助

2025年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

えあいんていく
冒頭やたら長いセンテンスが多様される。が。次の章ではやたら句読点多目に。三人称視点のわりに主語が必要最低限。自分をも俯瞰で見ているような不思議な文体。負の感情を吐露する場面であえて「振りかぶって殴りつける」などユーモアな修飾が入る。登場人物全員ヤな奴という感想を見かけたが、世間一般によくいる人達では?(私の周りだけ?)普通の人が表に出さない感情のうねりを嫌になるくらい巧く描いている。ラスト数枚は何かが爆発しそうな不穏な空気と希望が混ざりあって、やはり不思議
が「ナイス!」と言っています。

2025年11月の感想・レビュー一覧
8

えあいんていく
冒頭やたら長いセンテンスが多様される。が。次の章ではやたら句読点多目に。三人称視点のわりに主語が必要最低限。自分をも俯瞰で見ているような不思議な文体。負の感情を吐露する場面であえて「振りかぶって殴りつける」などユーモアな修飾が入る。登場人物全員ヤな奴という感想を見かけたが、世間一般によくいる人達では?(私の周りだけ?)普通の人が表に出さない感情のうねりを嫌になるくらい巧く描いている。ラスト数枚は何かが爆発しそうな不穏な空気と希望が混ざりあって、やはり不思議
が「ナイス!」と言っています。
えあいんていく
モキュメンタリーはパズルのピースをいかに多重に組み立てるか(記事/SNS/インタビュー/メール等)、読者の感情をどう誘導するかにかかっていると思う。が、本作は一方通行に進んでいくだけで新しさも怖さもなかった。作者が呪い?に苦悩する描写は、ぶつ切りの言葉がそれらしく羅列されるだけで「生き延びた」で終わる。最後の一行が「あなたの後ろにいるのはなに?」はさすがに。本当にそのままプロットだった。
が「ナイス!」と言っています。
えあいんていく
首絞めヒロと自殺願望の少女。2人を知る心理カウンセラーの物語。"ヒロ"の人物造形が興味深くグイグイ引っ張られた。サイコパスと被害者+死にたい者の心理描写の緩急が巧みで、ねじれた会話文なのにすらすら読ませる。フジファブリックの「若者のすべて」が幾度となく現れるのだが、こんなに一曲にこだわるのは珍しい気がする。インタールード後の最後50ページで力いっぱい混乱した。メタ?からの物語?からのメタ?ここまで王道に近いサスペンスだったのに全部捨てる??? あとがきやタイトルですら物語の一部なのかもしれない。
が「ナイス!」と言っています。
えあいんていく
氷床深くの南極の氷が四つの家庭に届けられた。ある団体の集団死と自衛隊官舎の不審死。失踪した孫の探索。氷が溶けて流れた先は…。リーダビリティの塊。リングを彷彿とさせる壮大なSFエンタメ。目の前にある物を描写してんの?ってくらいディテールがすごい。親子の血のつながりの件いる?と思ったが、なるほど。最終的な敵はあまりにも身近な。芯はブレてないけど詰め込みすぎ感あり。もう少し親切設計のほうが受け入れやすさがあったかも。
が「ナイス!」と言っています。
えあいんていく
推理/青春/科学/幻想/恋愛からなる5つの非連作短編集。ひとつひとつがきちんとした体系で書き分けられていて、かつそれぞれにつながる登場人物たち。カメオ出演を見つけたときのようなニヤニヤ(長編に膨らませて主役を張るのにはやや難しそうなキャラ設定の妙)。よくできた構成であることは元より、ただただおもしろかった。M1を目指す高校生て流行ってんの?
が「ナイス!」と言っています。
えあいんていく
日本画家の住む西洋館で画商が殺害される。記憶喪失のまま戻ってきたはがりの次男が失踪し…。扇から様々なアイデアをひねり出す冒頭からビターで切ない最後まで安定力抜群。容疑者たちへの質問でその人柄を探る/ボロを見つける、地道に調べては警察と協力し推理→会話で検証→次の推理=トライ&エラーで少しづつ真相に迫っていく。過不足なく出来上がっている王道ミステリ(実家で寛いでいる感じ?)「火村&アリス」を思いきり楽しんだ
が「ナイス!」と言っています。
えあいんていく
ピカソとその恋人ドマ。なぜ「ゲルニカ」が描かれたのか。「ゲルニカ」に人生を変えられた瑶子。911を機に続く戦争。イラク攻撃が決まると国連に掲げられていた「ゲルニカ」に暗幕が下げられる。 ピカソと共に闘う瑶子。史実を元にしたアート小説ではなくサスペンスという切り口がとてもよかった。最後に2人の女性がつながり、引き継がれる。ピカソのいちばん小さな作品が渡される場面もお見事。 最後に、魅力と素敵と希望に満ちた本作のラスト一行を添える -〈 ゲルニカ〉だった-
が「ナイス!」と言っています。
えあいんていく
亡くなった伝説の名探偵を大叔母に持つ主人公。同じ学校に通うと羨望の眼差しとともに探偵に祭り上げられ。盗撮/脅迫事件が起こる中、主人公は幽霊に出会う。30年前に死んだ幽霊が安楽椅子探偵という設定はありそうななさそうな。ディテールはしっかりしていてキャラ立ちも良い。この作者なのでトリッキーな謎と思っていたが、日常系だった。その分物足りさを感じてしまったかな。ラストのどんでん返しは油断しまくっていて、きれいに騙された。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2013/04/24(4617日経過)
記録初日
2013/05/02(4609日経過)
読んだ本
401冊(1日平均0.09冊)
読んだページ
133774ページ(1日平均29ページ)
感想・レビュー
343件(投稿率85.5%)
本棚
26棚
自己紹介

活字中毒者のような一読者。
ソンタクなく言葉オタクのゴタク。
本を読まないと顔洗わないくらいには気持ちが悪い。

たぶんに雑食。
ミステリ・サスペンス・ホラーを主軸に、SF・ラノベ・恋愛・ファンタジー・ビジネス・時代物を食い散らかし。
最近、凪良ゆう、青山美智子、原田マハに食らわされ、そちら方面に興味津々&大いに好奇心。

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