読書メーター KADOKAWA Group

読書グラフ

4/134/164/194/224/254/285/16814868149681506815168152ページ数215216217218219冊数読書ページ数読書冊数
著者グラフ上位10名
もっと見る

最近の感想・レビュー

データの取得中にエラーが発生しました

最近の感想・レビューはありません

hosikita
新着
すっかりショーペンハウアー哲学の虜となった。凡俗との付き合いを避けて孤独に生きろ、快楽を求めず苦痛なきを求めろ、と繰り返し叫ぶショーペンハウアー。とにかく全てが面白い。ところでこの本の本筋からは逸れるが、次の指摘に興味を引かれた。誇れるものがない者が国民的誇りなんてものに縋るのだという指摘、それから国内の地位を固めた者はすぐ戦争という強盗行為に走ってしまうという指摘。ナショナリズムと帝国主義が勃興しつつあった時期に生きたショーペンハウアー。彼の死後にドイツが辿った道のことを考えると、ため息を禁じ得ない。
0255文字
hosikita
新着
日本各地に渡来人が残した跡を探るシリーズの中部地方(北陸除く)篇。今回も信濃や三河の寺社・古墳の由来を探っていく。古代朝鮮語音との比較を手掛かりに渡来人の痕跡を探るその手法はさすがというほかない。「荒」のもとを「阿羅(安羅)」と見るのなんかは盲点だった。ただ著者自身も弁明しているが、今回は掲載が後の方の地域になるほど記述が薄くなってしまっており、尾張・美濃といった、自分にとって馴染みの深い地域についてあまり深く掘り下げられていないのが残念。
0255文字
hosikita
新着
150ページにも満たない大変短い著作。しかもその半分以上は訳者の解説が占める。ところでこの解説が優れものであり、ブロックらアナール学派についての解説のみならず、近現代フランスの史学史を兼ねている。オルレアン派や共和派、諸々の政治勢力と結びついてそれぞれ展開された歷史研究の主眼がどこにあったのか、提示された課題はなんだったか、など。それにしても、ブロックらによる「実証史学」に対しての批判には考えさせられるものがある。
0255文字
hosikita
新着
『リチャード3世』とよく似た話だな、と思った。内容はそれよりずっと短く、マクベスという人物のキャラクター性描写もグロスターに比べればずっと薄い。この作品は、スコットランド王ジェームズ6世のイングランド王即位を祝して作られたらしい。ターゲット層の観客にとってスコットランド王マクベスの物語は、現代日本人が感じるものとは全く異なるものがあったのだろう。スコットランドの歴史をもっとよく勉強してから読むべきだったかな、と読後に思った。
0255文字
hosikita
新着
レーニンの理論は極めて明快で、この人の解釈に従ってマルクス主義を学びたいという気分になる。第4章「資本輸出」なんかは全部に線を引きたくなるくらいに引き込まれる。もし自分がこの本を中高生のときに読んでいれば、世界の真実を完全に理解したかのような感覚を得ていたと思う。危ない。日本人読者としては、日本帝国主義の例が何度か出されているのも興味深い。大変魅力溢れる労作だが、カウツキーへの論駁が主目的の著作ということもあり、カウツキー批判が執拗でキモいのが強いて言えば難点か(?)
0255文字
hosikita
新着
「朴達の裁判」と「対馬まで」が特に印象に残った。前者は芥川賞をとれるはずだったというのも納得の面白さ。主人公の朴達をはじめ、登場人物がやけにコミカルで読んでいて楽しくなってくる。まだ朝鮮総聯と決別する前の作品ということもあり、反米・反李承晩的な色も強い。後者は著者らが実際に対馬を目指したときの話を小説化したもの。著名な古代史学者や在日研究者が名前の漢字をちょっとだけ変えて登場する。やっと訪れた解放の後も、祖国分断と独裁政権のために帰郷できない。「そんなことになったのは我々日本人の責任でもある」。まさしく。
0255文字
hosikita
新着
「仕事としての政治」には、かの有名な「暴力装置」に関する記述が見える。国家と暴力の関係をウェーバーが説いたということ、それがここに現れるというのは広く知られた話だが、実際に触れてみると「あの有名な言葉はここから来ているのか」と、妙な感動を覚える。これだから古典を読むのはやめられない。「仕事としての学問」の方にも、「魔法が解ける(脱魔術化)」が出てくる。名言の宝庫だ。ところで「学問」にはまた、黙って講義を聞くしかない学生相手に権力者たる教員が自身の政治を押しつけることを批判する文がある。考えさせられる。
0255文字
hosikita
新着
近代日本の朝鮮研究を学んだことのある者として、「事大主義」の語にはある種の緊張を覚えずにはいられない。日本・朝鮮・沖縄の「事大主義」言説を追った本書だが、個人的には沖縄に関するものを特に興味深いと思った。帝国日本の支配を受け、「自律性欠如の民族性を持つ」と決めつけられ、いつしか自分たちもその認識を受け入れていったという点で、朝鮮と沖縄には通ずるものがある。ところで、朝鮮史に関する著者の記述にはやや首を傾げたくなるものが少し目についた。単純な事実誤認のようなものもあったように思う。そこは残念。
0255文字

読んだ本
217

積読本
39

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2013/05/07(4378日経過)
記録初日
2010/01/15(5586日経過)
読んだ本
217冊(1日平均0.04冊)
読んだページ
68150ページ(1日平均12ページ)
感想・レビュー
19件(投稿率8.8%)
本棚
0棚
外部サイト
読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう