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帝国主義論 (光文社古典新訳文庫)

感想・レビュー
87

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金吾
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カウツキーの超帝国主義への攻撃性とロシア革命との関連は解説を読んで理解ができ良かったです。昔読んだ訳よりも平易な文章のように感じました。
0255文字
またの名
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匿名でフェイクや怪情報を投稿し自分に都合良い経済を作ろうとする、投機目的の金融資本家の時代。マルクスの分析通り発展した自由競争はもはや逆説的に個別で動けない大規模な独占および金融ネットワークへ収束し、独占で統一された国内よりも国外の資本家との闘争が主になって、労働者内にも領土分割戦争のイデオロギーとして浸透するとレーニンは考察。他民族の抑圧を求めるそれは帝国主義と呼ばれる。平和路線をヒヨって辞めた穏健派も合流し作られる世界大戦への道が、平和主義者も左翼も労働者も飲み込む金融資本の運動から生じることを論証。
またの名

本気の帝国主義批判なのか疑われる、レーニンが触れる例。「日本人がアメリカのフィリピン併合を非難するとしよう。果たして多くの人は「日本人は併合一般を憎悪しているのであって、みずからフィリピンを併合したいという欲求に駆られているわけではない」などと考えるだろうか。まさか、フィリピン併合に対する日本人の「反対」が、真心と政治的な誠意に発するものとは考えられまい。ただし、日本人が韓国併合に反対して立ち上がり、韓国に日本から離脱する自由を認めるべきだと主張するなら、話は別であるが」。

06/13 13:47
0255文字
Omanuel_1776
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本書を読んでよく分かったのは1900年頃の資本主義が独占を至る所で招き、非効率で不公平な世界になりつつあった事実があった。結果、社会主義が正しいと思われる素地が確かにあったということ。 ただほぼ資本主義批判に終始しており、社会主義のいいところを比較して論じてるのかと期待してたが本書では扱われてなかった。 最後の解説が面白く歴史的には資本主義が勝った。独占禁止や労働者への権利分配など資本主義が勝つための要件を揃えたのは強大な社会主家国家ソ連の存在が西側諸国を脅かしたから。という皮肉。
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史縁
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第一次世界大戦の頃のヨーロッパの銀行・企業・植民地政策を分析。あとがきでカウツキーの超帝国主義を執拗に否定している理由が示されているのもよかった。 新訳だからか、想像よりはるかに読みやすい。 IT企業がなぜファイナンスに進出するのか。公正な競争から独占へ、そして権力闘争へ。100年前から歴史は繰り返している。
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🍭
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ネタバレ特殊な立ち位置にから書かれた帝国主義論。資本主義と帝国主義のかかわりについてかなり自由に述べられている印象がある。資本家への痛烈な皮肉が面白い。第四章 123頁〜125頁とか、ちゃんとみえてるひとには当時の時点で資本主義に孕む欺瞞がちゃんと見えてるのなと感心した。100頁ほどまで読んでいたところから一気読みしたので疲れた。今のロシア、ウクライナ情勢に対する世界の反応と現実の対応をみれば二十一世紀も野蛮蒙昧の時代であることに変わりはない様に思う。近代ロシア史のおすすめ本探してます
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ちゃあぼう
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再読。欧米諸国の近代経済史を表している。なかでもドイツとイギリスの2国を詳しく紹介している。帝国主義論とは限られた巨大な企業が市場を独占して利益を確保する状態、すなわち独占資本主義を国家に置き換えて強力な権力を持つ国の支配体制を表したものだと思います。
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かわうそ
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金融資本は産業資本の機械的業務を日常的に担うことによって産業資本を従属させて、産業資本は金融資本と融合していくのです。さらに帝国主義は資本主義が特殊な形で発展した段階であり、そして、コバンザメ(産業資本)とサメ(金融資本)が独占している状態でしょう。資本主義が帝国主義的段階までに進むと商品生産は支配の頂点から去り、金融に支配を譲ります。
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Fumitaka
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第一次世界大戦中に執筆された、レーニンの終末論的・原理主義的世界観を端的に表した著作。マルクスによる「独占と資本の集中」という認識を金融業と関連づけることで国際関係に適用している。ただ文章自体はマルクスの方が洒脱な気がする(角田安正先生の訳文はすごくわかりやすいです)。今どれくらいレーニンの認識が通用するかは正直わからない。ただ、権力と癒着した「政商」みたいなのが間違いなく今も存在するのは事実である。今だと中国の国営企業なんかまさにそうだろうし、豊葦原中津国にも右翼からさえ悪口を言われる有名な人がいよう。
Fumitaka

角田先生が解説に書かれている通り、レーニンの論敵に対する論難はその舌鋒鋭いことこの上なく、「『マルクス主義者』カウツキーの通俗的な小市民的幻想」(p. 235)とかは読んでて思わず笑ってしまった。本当にレーニンって口汚いよな。ともかく「資本主義は悪」という前提に立って彼は動いていた訳だが、現状「市場」に基づいて経済が動いているとはいえ、「平等」を欠く資本主義が、それこそこの本で書かれているような集中や独占(GAFAのプラットフォーム「独占」も入るだろう)、ブラック企業みたいな問題を持つのもまた事実である。

11/25 20:27
Fumitaka

「『社会主義陣営』と『自由な西側』に分割された一つの世界は、誰にとっても都合のいいもので、一方の体制がもう一方の存在を支えていました。……世界の半分は『社会正義』のゲームに参加し、その名において楽しそうに殺人を犯し、もう半分の方は『個人の自由』につけ込んで、広告のトリックを利用し、自分の意志を持たず、古い浮きかすを楽しそうに舐める画一化した消費者を作り出しました。……資本主義は、間もなく『社会主義』という片割れの消滅を悩んで死んでしまうように思えます」(『シュヴァンクマイエルの世界』p. 98)

11/26 00:05
0255文字
読書家さん#NGBrXb
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ネタバレ資本主義社会(帝国主義社会)の問題、日和見主義的なカウツキーの超帝国主義論への批判が書かれた本。この本で挙げられる資本経済の弱点と課題は今でも変わらず問題視されており、生産の集中化による独占、銀行や世界分割による経済など取り上げられている。また帝国主義社会の批判もさながらレーニンが資本主義に対して農業の発展と大衆の生活水準が上がれば過剰資本を作らずに済むだろうと述べている事について、これからの世界のあり方の考えとして奥深く感じた。
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藤宮はな
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レーニンの言う帝国主義とか現代型資本主義に、驚くほど現在のプラットフォーム企業などの寡占的なシステムが似ている。彼の民主的な改革を信じる人への日和見主義者という攻撃や諸々は少し置いておかなくてはいけないが、ブルジョアというのが産業から資本性に変化して金利生活や途上国への搾取から、独占的に大資本の国家が成長していくというのも、正に今の現実とそっくり。今こそレーニンだと色眼鏡で見ずにフラットに読んでも良い本だと思った。
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こうきち
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KindleUnlimitedで読了。
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ポルターガイスト
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第一次世界大戦前に書いているのならすごい予言の書だが,ちょうど大戦中に執筆しているので,ぶっちゃけ自分のやりたい政府転覆運動の箔づけにしかなってへんのちゃうかと思いました。総合的に見たときかなり「危険」な人物が,部分的には「それらしい」ことを言うケースなんて,そりゃあもう日常茶飯事にありますよね。ちなみに,ずっと前に買ったときはまどろっこしくて読めなかったが,レーニンお手製の統計資料がテストづくりに使えへんかなと思って手にとったら,やっと読めました。
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パトラッシュ
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本書は帝国主義とは資本主義の最高段階と規定するが、スターリン時代のソ連や習近平の中国が帝国主義国と知っている今日からすれば天に唾したとしか思えない。カルテルや銀行の独占資本主義を批判しながら、国営企業や集団農場で生産手段を独占した社会主義計画経済とやらは正しかったのか。援助や投資という形で諸外国の経済支配を図る中国の「一帯一路」政策は独占体による資本輸出とどう違うのか。マルクス主義を小市民的改良主義にすり替えたと非難するカウツキー流の社会民主主義は今も健在だ。レーニンは自らの誤りを証明する本を書いたのだ。
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fenek87
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カウツキー批判
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hosikita
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レーニンの理論は極めて明快で、この人の解釈に従ってマルクス主義を学びたいという気分になる。第4章「資本輸出」なんかは全部に線を引きたくなるくらいに引き込まれる。もし自分がこの本を中高生のときに読んでいれば、世界の真実を完全に理解したかのような感覚を得ていたと思う。危ない。日本人読者としては、日本帝国主義の例が何度か出されているのも興味深い。大変魅力溢れる労作だが、カウツキーへの論駁が主目的の著作ということもあり、カウツキー批判が執拗でキモいのが強いて言えば難点か(?)
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Takeya
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ソ連崩壊後、社会主義経済を意識する必要のなくなった資本主義は、マルクスの描いた資本主義、つまりレーニンが理解していた資本主義に近づきつつあるようにも見える。今、あらためてレーニンの『帝国主義論』を読む意義が復活しているように思われる。
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syuu0822
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レーニン著。 本書を読む前の彼のイメージは、革命を起こした危ない人程度のものであったが、きちんと数字を示した論理的かつ学術的な文章で、良い意味でイメージが変わった。 面白かったのが、本書が出版された当時は、資本主義に対する危機感がある程度知識人の中で共有されており、しかも社会主義がそれに対抗する有力な思想として捉えられていたことだ。その後の歴史を知る立場としては、なんだか不思議な気分になった。
0255文字
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政治やマルクス主義の難解な本だと思い込んで一生読むことはないと考えていたが、意外にも統計資料も利用した経済分析の書だと知り、また古典新訳文庫のユルい表紙が読める雰囲気を出していたので読むことにした。 解説にあった、ロシアで革命が起きるにはロシア帝国が帝国主義戦争に敗けないといけない→帝国主義戦争に敗けるには帝国主義戦争が起きなければならない→帝国主義戦争が起きることを証明する、という執筆背景のロジックにミステリー小説みたいな妙味を感じた。
0255文字
K
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帝国主義とは資本主義の独占段階である
パトラッシュ

帝国主義とは共産主義の独占段階である。

07/26 23:08
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このこねこ@年間500冊の乱読家
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⭐⭐ レーニンが資本主義をボコボコに批判した本。 資本主義の行き着く先は帝国主義しかない!とのこと。 チャーチルの「民主主義は最悪の政治。ただし今まで試されてきた民主主義以外の政治体制を除いて」を思い出しました。 資本主義より良い仕組み、作れるのかなぁ。
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Yakmy
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かつて経済的に成功したソ連の存在は、資本主義に代わる経済の可能性を意識させていた。体制が崩壊したことで、資本主義しかない、という無意識下での諦めが、次第に、マルクスの描いた資本主義に近づきつつある、と解説で述べられている。資本主義国は帝国主義へと邁進していく。植民地化は果たされなくても、搾取の現状はあるだろう。言葉にされない帝国主義的な国際社会で、描かれる世界は何か。そういった点から読み返せばいいのだろうか。
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ころこ
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当時の企業の財務諸表からマクロ経済統計まで、データを使い実証的に分析して理論化しようとしており意外なアプローチでした。しかし、批判の相手を「ブルジョア学者」と言ってしまったら、党派性を際立たせて煽っている印象を持つのは当然です。帝国主義は否定的に使われています。資本主義との関係が自明のように議論されていますが、実はその因果関係が甘いため、経済の古典としてではなく、レーニンという固有名が重要な本として残っています。資本主義は生産の集中が進み、その展開として帝国主義がたち現れる。ロシア革命の前提には、帝国主義
ころこ

戦争におけるロシア帝政府の敗北が必要だが、その敗北の前提には、そもそも帝国主義戦争が行なわれていなければならないという倒錯した理屈が底流にあります。つまり、自分が勝てる敵を都合よく作り出そうというというのが、唯物的なことが書かれた本にある思想的な背景です。あとがきによると、本書で邦訳は46点目だとのことです。そんなに多くの訳が出ていることが書いてあるとは思えない、現在読むにはあまりにも退屈な内容ですが、共産主義革命を信じた昔の読者は、表面上に書かれた向こう側にあるものを読み取ろうとしたに違いありません。

09/20 21:20
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八八
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とある人から新自由主義を理解したいならばレーニンの『帝国主義』を読めといわれたことを思い出し、古典を読むのも重要だなと感じパラパラと読んだ。中身はカウツキーへの執拗なまでの反論だが、一通り読んだ感覚としては首輪が無い経済がどの様に振る舞うのかとも読めるのではないかと思った。この感覚を更に掴める人間ならば何かを見出すことも或いは可能なのかもしれない。
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ヒナコ
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苛烈な市場での競争を続ける中で、資本主義は次第に様変わりした。弱小資本を市場から退散し、巨大資本が登場した。信用取引が拡大し、金融資本と産業資本が合体していった。こうして寡占状態になった市場ではカルテルやトラストが日常化した。しかし、このようなカルテルは完全ではなく、常にあらゆる手段を使った利得の奪い合いが行われている。 というのが大筋なのだが、論理以外の余計な枝葉が相当多い。レーニンにとって資本主義というのは、新古典派のような秩序だったシステムではなく、巨大資本の政治そのものだというのはよくわかった。
0255文字
まさひーる
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☆3 中盤までは現代にも通じる資本主義の行方を論じているが、後半は批判のための批判に堕している。もっとも、検閲を意識して書いているため、十分な主張を展開できなかったところはあるのかもしれない。訳者による解説がとても有益なガイドになる。
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ハナ
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戦争に関する内容なのかと思いきや、経済が主な内容。経済のことは全く分からないので専門用語など難しかったが、案外なんとかなるものでおもしろく読めた。レーニンの資本主義に対する認識は誤ったものであるということだが、本当の資本主義とはどんなものなのか。もう少し内容をきちんと理解したかったところ。だが、世界はこんなにも経済を中心に回っているものなのかと今更ながら気付かされ、現在の経済や世界情勢に興味が湧いてきた。全く分からない分野の本でもとりあえず読んでみるといいこともある。
0255文字
学園都市のペンギン
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ぼくは経済方面に詳しくないが、レーニンの生きた時代について思考するならば、この本で述べられていることはそれほど外れているようには思われない。もっとも、この理論を現在の社会まで適応するならば、若干の検討が必要ではないかと思うが。 ぼくはかなり拍子抜けした、レーニン、或いはマルクス主義と聞くと宗教に近いような印象を持っていたからである。しかしここで述べられていることは理論的であり、迷信的な盲目はそれほど強くない。 ステレオタイプはやはり良くないなと感じた。
0255文字
記憶喪失した男
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革命指導者レーニンが書いた本。革命史観に興味があったので読んだ。レーニンは経済についての記述が多い。当時の事情がわかる歴史資料だろう。共産主義者の「革命史観」は修飾語が大袈裟で笑えて、誇り高まり、個人的には好きだ。
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マエダ
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46点目の邦訳が本書というから歴史と人気と必要性を感じる。本書は基本的な経済問題を究明し当時の戦争と政治評価に際する判断になるべくことを目的としている。
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ちゃあぼう
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この作品の内容は欧米諸国の近代経済史と思います。
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色々甚平
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1916年に書かれ共産主義インターナショナルという雑誌に載ったものである。雑誌のタイトルからわかるとおり、それなりにわかっている人向けではあると思うが、なんとなく知っている程度でもわからないことはない。資本主義の最終形態が帝国主義である。という前半部分は帝国主義に関する内容になっているが、中盤以降からはカウツキーを頻繁に引用しては批判するという流れが非常に多く笑ってしまうほど。解説にもその点が触れられているが、日和見主義の裏切り者として認識されていたようだ。解説文から本編を読んでもわかりやすいだろう。
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かみのさかな
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ネタバレkindle unlimitedにて。読みやすかった。もっと難解かとも思っていたが、主張自体は分かりやすいものだった。執拗なカウツキー批判はなんなんだろうと不思議だったが、解説できちんと触れられており理解できた。ロシアでの単独革命は悲観視されており、西欧での革命が待望されていたが、カウツキー率いるドイツ社会民主党が第一次世界大戦の勃発後に従来までの方針を覆して帝国政府の戦争政策に協力することを決定したことが、レーニンの目には裏切りと映る。それでも革命が迫っていることを証明することが本書執筆の動機だったと。
ゆう。

カウツキーは日和見主義に陥ったと評価されていますよね。帝国主義論は学生時代にわからないながら読んだのですが、最近もう一度読まないとなぁと思っているところです。資本主義が独占資本主義から国家独占資本主義へと発展する時期に分析されたのが帝国主義論だと思いますが、現代では国家独占資本主義からグローバル資本主義へと発展したという主張もあります。そういうところを学びなおしたいです。

03/18 21:41
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かふ
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資本主義が産業資本から金融資本へとチェンジして銀行がシンジケートやカルテルなどの関連会社を形成して巨大化していく。そしてそれは植民地主義へと繋がり帝国主義になる。富める者はますます資本を独占していくが貧しい者はいつまでも貧しいまま置かれる。日本の現状を見るとレーニンが書いていることはよく分かるのだがソ連も帝国主義となったと違うのかと疑問に思う。
hibon Ri

ニキータ・フルシチョフの時代からソ連が官僚独占資本主義に突入しまった。プロレタリアート独裁はもはや殻しかありません、今の中国もそっくりですよ。これが中国マルクス主義者の常識です。

11/25 04:41
hibon Ri

ついてに、8000万党員を誇るの中国共産党も真のマルクス=レーニン毛沢東主義者の敵になった。

11/25 04:47
3件のコメントを全て見る
0255文字
異世界西郷さん
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一部の列強・資本家による帝国主義支配が世界中に及んでいるが、それはいったいどのようにして確立したのかということについて論じた一冊。原典は1917年作。マルクス主義とはどんなものかということを知りたくてこの本を手に取ってみましたが、マルクス主義についてというよりも資本主義の最終形態である帝国主義がどれだけ問題のあるものなのかということについて論じているような感じでした。
異世界西郷さん

訳文それ自体は読みやすかったです。ただ、当時の世界情勢について不勉強だったり、そもそもマルクスの本を1冊も読んだことがない(精々、本屋で岩波文庫版『資本論』を手に取って3ページくらい読んでそっと書棚に戻して無かったことにしたぐらい)なので内容についてはよくは分かりませんでした。資本主義が発達して生産の集中化が起こると独占が発生し、そこから金融機関が力を持つ金融寡占制に至りその資金を使って資本輸出がなされて世界中に資本がばらまかれたあとに市場の確保のための植民地化が行われるということなのでしょうか。

12/03 09:26
異世界西郷さん

読んでいて、そんなものなのかなといった感じでした。1回読んだ限りではレーニン自体がどうしたらよいと考えているのかがよく分かりませんでした。彼の他の著作やマルクス主義の本を読めば分かるのかもしれませんがどうなのでしょうか。あと、「レーニンってどんだけカウツキーのこと嫌いなんだよ」と思いながら読んでたら、解説のところにそれついての言及があり思わず苦笑してしまいました。

12/03 09:28
0255文字
おかえ
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レーニンは帝国主義を、「資本主義→独占資本主義→金融寡占制→資本輸出→帝国主義」という形で、資本主義と不可分のものと捉える(そうなると改良主義は斥けられることになる)。しかし、この捉え方の根拠として提示しているのはあまり強力でないデータという間接事実のみだし、他の捉え方あるいは改良主義の可能性につき十分な検討をしていない印象。革命というのは、現代から見ると、牛刀をもって鶏を割いている感じ。あと、全体的に冗長。
0255文字
なるー
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資本主義が、当初の自由競争的な様相から独占的な様相に変化した段階を帝国主義とする。タイトルから戦争論を想定していたが、中身としては経済論。日和見に陥ったマルクス主義者を痛烈に批判し、社会主義革命の前段となる帝国主義戦争を肯定する
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Snusmumriken
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マルクス=レーニン主義とか言われるけど、マルクスの主張は別に共産主義ができたらユートピアだよね~ぐらいの感覚でしか書かれていない。そりゃそうだ、資本家のヒモやってたわけだし。 それに対して、カウツキーを経たレーニンは極めて攻撃的だし、その結果、スターリンを産むわけだし、マルクスの主張とは違う。 ただ、この思い込みがロシアを倒し、ソヴィエト連邦を作り上げるのだから、まぁ、立派と言えば立派だろうけど。
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Yoshio
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訳者解説が原本を指してボロクソ言う本も珍しい(笑) それでもなお重要な本とされる歴史的背景にはふれているけれど 「ほとんど詭弁に近い」「立論の大前提となる部分を否定したり覆したりする見解を許すわけには行かなかった」「おのれの見解に固執するあまり、自説と異なる社会の発展のシナリオを綿密に検討してみようとはしなかったのである」
0255文字
かじやん0514
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今年はレーニン帝国主義論100年。ひさしぶりに読んだらいろいろと発見があって面白かった。
0255文字
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