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クランチ
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退廃的なイメージが付きまとう。お互い出会った途端に何かが爆発して、 というのはもう後戻りできないんだろうなあ。特にコーラの突っ走りが怖い。思いつめたらあんただけ!という豹変ぶりは相手する男にもそれなりの 胆力がないと相手しきれない。それができる、お前とどこまででも行ってやる、と答えられる男だったのがある意味フランクの不幸なところ。後は堕ちて行くだけの物語が、無駄のないキビキビとした文体で書かれていて読んでいて心地よい。どこであってもお前を愛している、と最後までコーラへの気持ちを変えないフランクが愛おしい。
クランチ

ナイスありがとうございます。出会ったことが不幸とはやるせない気持ちになりますね。

11/06 22:37
0255文字
クランチ
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面白い!と快哉を叫びそうになった傑作SF。ちょうどNHKで「神の数式」に ついての特集を見た後で読み始めたので、万物理論についても抵抗なく理解できた。実はこの物語は、「差異がなくなる」ことへの反応を描いた作品でもあると思う。「汎」によって性別の差異すら無意味になる一方で性による差異に意味づけを求める人々。TOEによって神秘と科学の境目すらなくなるという事実に対して「神秘こそ人の本質だ!」と叫ぶ人々。このような対立構造を作品内に内包しながら作者はそれらも「統一」する大ネタをかます。脱帽です。
クランチ

ナイスありがとうございます。この人の作品は全部読破しようと決意しました。

11/06 22:38
0255文字
クランチ
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言わずと知れたシャーロック・ホームズ のデビュー作。 もはやこのころから「ホームズ的探偵法」 は確立されていたのね。 小学生以来に読んでみたが、なぜか ホームズの推理そのものより、犯人の 背後について語られた第二部のほうが 印象に残っていた。 やっぱり子供心に悲劇に終わったラブストーリー に何処かで共感していたんだろう。 残り日数のカウントダウンが家の中に 書かれていく、とか子どもとしては 本当に怖かったし。 再読してみて、あらためてコナン・ドイルの ストーリーテラーとしての実力を 思い知らされたのです。
0255文字
クランチ
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70年台のジュブナイルだなあ、と ほのぼのしながら読んだ。 どことなく牧歌的ですらある ロボットの描写が可愛い。 こういうロボットがいてくれたら 楽しいのに。 主人公たちが出会う危機もちょっと 捻りがきいている感じで なるほど、と思わせる。 このような夢を見ることが まだまだ市民権を持っていた時代 なんだろうと思う。 現代で市民権がある夢はどんな夢だろう。 考えてみて、ちょっと切なくなった。
クランチ

ナイスありがとうございます。このいかにもジュブナイルな感じがたまには良いのですよ。

02/07 17:33
0255文字
クランチ
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すげえ、これ書かれたのが1970年代とはとても思えない。 現代のハリウッド映画が大まじめに大予算かけて大スターキャストで映画化しそうなアイデアを、きっちり12話で完成させてしまっている。最初に始まった違和感のある電話から始まり、最後に至るまでしっかりと作られた物語があの簡潔な文章で書かれているのがたまらない。 ハリウッドなら最後で「人類の反撃だ!」となるところだが、ヒーローはおらず、反撃もなし、世は全て事もなし、と終わらせてしまうあっさり感が逆に面白い。
クランチ

ナイスありがとうございます。あの淡々とした語り口だからこそ面白さが際立ちますね。

11/06 22:42
クランチ

ナイスありがとうございます。対抗手段などない、なぜならそれなしではもはや生活が成り立たないからだ、という意見もありますね。それはそれで怖い。

02/07 17:24
0255文字
クランチ
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短編の名手であるダールの 名作群を集めた短篇集。 どれもこれも人のちょっと暗い ところを見事に突っつく作品 ばかりで、そこが面白くやめられない。 賭けがやめられない男の最後のオチも 面白かったが、嫁さんに押し切られながらも 盗聴をしてしまおう、という男の 心理描写も素晴らしい。 「嫁さんに言われるとね、逆らえないんですよ」 と言い訳しながら、自分でもワクワクして いそいそと準備する語り手の旦那の姿を 想像すると笑ってしまう。
クランチ

ナイスありがとうございます。新訳ということでしたが、問題ない面白さでした。

02/07 18:03
0255文字
クランチ
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今回は遊女の住む「廓」が舞台。テレビや映画のイメージだと、遊女はいつも豪華でしとやかな生活、という考えがいつのまにか頭に刷り込まれて いたのだけれど、やはり想像と実情は違う。「お下働き」の過酷さにゾッとした。そしていつもどおりに怪異が起こり、人が死んでしまう。 今回は刀城言耶は後から話を全部聞いてから謎解きという形になったけど、 「とりあえず説明はできるが、やっぱりすべて納得できるわけではない」というスタンスが一貫して取られている。 このスタンスこそがこのシリーズの基礎なんだよね。
0255文字
クランチ
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決別と絶望への第三弾。 シザースがこういった形で 関わってくるとは。 それでもボイルドの心のなかに あったのは自分を愛してくれた 女性とかつての相棒のこと。 彼が集団の中の意志に目覚めた時 それらも彼のものでなくなってしまう、 というのが切ない。 そして最後の「炸裂」で やっと物語が終わる。 最初から最後まで漆黒のイメージが 離れない作品でした。
クランチ

ナイスありがとうございます。自分の道を貫いた結末があれでよかったのか、という思いも持ってしまうのがこの作品のいいところですね。

02/07 18:02
0255文字

読んだ本
368

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2009/10/17(5644日経過)
記録初日
2009/10/25(5636日経過)
読んだ本
368冊(1日平均0.07冊)
読んだページ
140459ページ(1日平均24ページ)
感想・レビュー
285件(投稿率77.4%)
本棚
23棚
性別
年齢
42歳
血液型
O型
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