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2024年3月の読書メーターまとめ

yutusbochan(yasuhiko.utsubo)
読んだ本
10
読んだページ
3502ページ
感想・レビュー
10
ナイス
106ナイス

2024年3月に読んだ本
10

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

yutusbochan(yasuhiko.utsubo)
TVドラマのシーンを思い浮かべつつ読みました。山あいの小さな町ハヤブサにある亡父の実家で一人暮らしを始めた作家、誘われて地元の消防団に入ってから続く火事、そして殺人事件。街の家々を売り歩く太陽光パネル販売事業者に作家が感じた不審な影。遊びに来た東京の編集者、ハヤブサの行事で出会った映像クリエイターの女性。やがて露わになる新興宗教の営み。物語とわかっていてもその次の展開が知りたくページを捲るスピードが上がります。家制度、人の営み、最後は少し物悲しくなりましたが、長距離通勤の帰りを4日間楽しませて頂きました。
ミカママ
2024/03/02 20:25

はじめまして。田舎暮らしの景色がよかったです。

yutusbochan(yasuhiko.utsubo)
2024/03/03 10:41

コメントありがとうございます。亡父が作ったベランダから見えるハヤブサの景色、がとても印象深くて想像しながら読みました。池井戸潤さんの文章は引き込まれますね。

が「ナイス!」と言っています。

2024年3月の感想・レビュー一覧
10

yutusbochan(yasuhiko.utsubo)
映画ダイ・ハードと911NYテロの影響を色濃く受けた物語なのでしょうね。お台場の新築ツインタワーに入居するテレビジャパン経理部員の女性、直前にプロポーズされて相手の御両親に会いにゆくその日におきたテロリスト達による襲撃、破壊された高層階の窓から吸い出されたはずが辛うじて助かって、そこから始まる女一人の反激戦。愛する相手を思う気持ちが彼女を奮い立たせ、怖いもの知らずのように次々立ち向かってゆきます。そして迎える結末はこうあってほしいなと思えるモノでした。数時間のエンタメ読書の楽しみを頂きました。
が「ナイス!」と言っています。
yutusbochan(yasuhiko.utsubo)
大阪の京橋にあるキャバレーグランドシャトーを舞台に、昭和30年代中盤から平成1桁後半までの30年以上もの間の栄枯盛衰を形作りともに行きた二人の女性の物語は、当にやるなあと言いたくなるような格好良さと楚々とした人間の生き様を綺麗に描いた物語でした。こんな男の社交場があったなら行ってみたかったなと思わせるような人間味溢れる止まり木のような場所でした。
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yutusbochan(yasuhiko.utsubo)
京橋中央税務署で特別国税徴収官付きの徴収官26歳社会人4年目女子を巡る物語第2弾。普段接することの無い業界のお仕事小説はやはり面白いものです。小賢しい知恵を振りかざして税金を逃れようとする人、トッカンならきっとこう言うだろうと考えて苦難を乗り越えてゆく彼女の成長ぶりに、読む側も安堵感を覚えますね。出身地神戸で一人暮らす父親との仲も一歩発展して人としての成長物語でもあり、ますます次作が楽しみになりました。
が「ナイス!」と言っています。
yutusbochan(yasuhiko.utsubo)
税金滞納者の中でも悪質な事案を担当する特別国税徴収官=トッカン付きで東京税務局京橋地区税務署務めの新米徴収官=25歳社会人3年目女子の物語は、物語の最終局面で仕える上司のトッカンとの事、その職業に対する自分の考えが本当はどうなのかに気づく様をここぞとばかりの熱量で描いていますね。次作以降彼女が如何に徴収感として一人前に近づくのか、上司のトッカンとの間はどうなるのか、読み手を興味津々な状態にして頂きました。長く続くシリーズになって欲しいと思う面白さです。
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yutusbochan(yasuhiko.utsubo)
食事の美味しさで名のしれた品川の宿紅屋で料理人として働く安の物語第8弾。安定した読み応えのある庶民もの時代劇シリーズです。本作の中心で描かれるのは弟分のような小僧とめ吉のはしか騒動。安の心配ぶりがこちら側の読み手にも痛いほど伝わってきます。18歳の安がこの先料理人としての仕事一本でゆくのか、はたまた良き人と巡り合って家庭を持ちながらも料理人として活躍するのか非常に気になる所ですが、長く続いてほしいシリーズ小説です。 この時代はなくなる子供も多かったとの事、
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yutusbochan(yasuhiko.utsubo)
江戸時代後期、明治大正期、昭和の戦前から戦後にかけてと3つの世代を生きた3人の女性の物語は、アクセントのように現れてくる「 てんさい」が描かれた九谷焼の大皿が、いずれの人もとても頑張り屋なのに綿々と引き継がれてきたかのような苦労をそっと見守っているようでした。2作目「 プリンセス・クタニ」の活躍振りがとても頼もしくてファイトを与えてくれるような物語だったと思います。
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yutusbochan(yasuhiko.utsubo)
文句なしに面白い。大学非常勤講師がステップアップ目指して画策するお仕事小説であり、そこに不肖の姉の小3の息子が転がり込んできてから小6までの期間叔父と甥の二人暮らしは、住むアパート1Fの大家中華料理店店主家族にとてもできた子供の成長物語と母の姉が絡んで来るのですが、主人公の大学での奮闘ぶりやら失敗事件が絡まってきて、お仕事エンタメ小説ここにありでした。大学講師という知り合いはいたもののその世界を初めて知った世界は強烈な競争社会でした。
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yutusbochan(yasuhiko.utsubo)
メディア三部作の第三巻、一作目夏編では全国紙甲府市局の記者として引き起こした誤報騒ぎの決着まで、二作目秋編では本社の記者時代に自分の元に届いた企業から議員への献金リストを巡る騒動、そして本作冬編では新聞社自体の外資企業への身売りに関わる社長室員としての奮闘を描くが、企業存亡に関わる話はやはり極めて興味をそそられるものでした。同時に若手から中堅に向かう主人公の記者の成長物語でもあり、でした。その後の彼の奮闘を読んでみたくなりました。長年読売新聞勤務だった堂場瞬一さんならではの意欲作です。
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yutusbochan(yasuhiko.utsubo)
てワトソン博士と魔剣伝説の謎を追いかけたなら、本作品のように多数のハイテク機器を味方にも敵にもつけて戦ってゆくのだろうなと思わせていただきました。洒落たミステリーです。
が「ナイス!」と言っています。
yutusbochan(yasuhiko.utsubo)
TVドラマのシーンを思い浮かべつつ読みました。山あいの小さな町ハヤブサにある亡父の実家で一人暮らしを始めた作家、誘われて地元の消防団に入ってから続く火事、そして殺人事件。街の家々を売り歩く太陽光パネル販売事業者に作家が感じた不審な影。遊びに来た東京の編集者、ハヤブサの行事で出会った映像クリエイターの女性。やがて露わになる新興宗教の営み。物語とわかっていてもその次の展開が知りたくページを捲るスピードが上がります。家制度、人の営み、最後は少し物悲しくなりましたが、長距離通勤の帰りを4日間楽しませて頂きました。
ミカママ
2024/03/02 20:25

はじめまして。田舎暮らしの景色がよかったです。

yutusbochan(yasuhiko.utsubo)
2024/03/03 10:41

コメントありがとうございます。亡父が作ったベランダから見えるハヤブサの景色、がとても印象深くて想像しながら読みました。池井戸潤さんの文章は引き込まれますね。

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2009/10/18(5306日経過)
記録初日
2009/09/22(5332日経過)
読んだ本
1158冊(1日平均0.22冊)
読んだページ
386394ページ(1日平均72ページ)
感想・レビュー
1031件(投稿率89.0%)
本棚
49棚
性別
年齢
59歳
現住所
埼玉県
URL/ブログ
http://yutsubo.cocolog-nifty.com/weekend/
自己紹介

以前は翻訳ミステリーばかり読んでいましたが、小路幸也さん、吉田修一さんをはじめとする日本の作家さんの本も、とても好きになりました。

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