児童福祉に携わる立場として。 子どもたちの支え合い、思いの交差、よく描かれているなーと思った。みんなそれぞれ小さい身体で重すぎる現実を背負っている。でも、前を向いて生きている。 「圧倒的にひとりなのだ」 ページから浮かび上がるようにガツンと衝撃を受けた一言。 どこにいたって、誰といたって、付き纏う孤独感。 「絶え間なく自分のことを想ってくれる存在」が子どもには必要なのだと思う。 世界地図の下書き、という題名とこのストーリーを紡ぐにあたって著者はどう考えていたのか知りたい。

対象が違っても似ているものを感じる。あっさりとした申し送りに「どうやって虐待せずに、ネグレクトもせずに夜を乗り越えたの?」ときちんと職員の声と思いを聞く管理者。そうありたい。

難しい精神分析の概念をここまでわかりやすく書ける東畑先生のスマートさよ。 ケアはつらいよ。

無自覚な暴力性に沸々と怒っているので（日頃から）、すごくスッキリした。自分の気持ちと考えに名前がついた感じ。男性は自分たちが持っている権利と有利さを自覚していない。まったく。そして女性の人生は見えていない。（人もいる）A面とB面の話いいな。しっくりくる。

児童福祉に携わる立場として。 子どもたちの支え合い、思いの交差、よく描かれているなーと思った。みんなそれぞれ小さい身体で重すぎる現実を背負っている。でも、前を向いて生きている。 「圧倒的にひとりなのだ」 ページから浮かび上がるようにガツンと衝撃を受けた一言。 どこにいたって、誰といたって、付き纏う孤独感。 「絶え間なく自分のことを想ってくれる存在」が子どもには必要なのだと思う。 世界地図の下書き、という題名とこのストーリーを紡ぐにあたって著者はどう考えていたのか知りたい。