最後の森卓さんの言葉「この本を完成させて世に問いたい」、ここに彼の強い意志を感じました。この本で取り上げられていることは日本という国について考えるきっかけに過ぎず、自らの頭で考えることを放棄してはいけない、と身に染みています。国民としての責任を持って、主体的に物事と向き合うことが大切だと、そう強く感じます。

✑国の位置がその国の外交の立場を決める/世界の国の数：78(1900年)→190(現在)/ある研究では先進国に流れる天然資源によるアフリカの莫大な金は累計100兆円超/人間は常に自分の育った環境を標準として世界を見ようとするもの/知識で武装する/開かれていて魅力的な国は人々をひきつける/手に入れたものを上手く使うには目標をしっかり持ちその目標の先を見据えること－

✑世界でもっとも豊かな国のひとつに生まれたということだけでとてつもなく幸運だ－/利益が差異から生まれるのなら？/企業特殊技能しか持たないサラリーマンの人的資本‥/知的社会に生きるとは自分だけのニッチを見つけ人的資本を最大化するスペシャル(専門)に特化し会社に依存せずに市場から富を得る－

8年ぶりに再読。3度目。当時どうしてこの本を手に取ったか今となってはもう覚えていないけれど、何度読んでも背筋が伸びて身が引き締まる。皆さんのおかげで私たちはここに居る。皆さんが護り私たちに繋いでくださった祖国をよい国にしよう。そしてそのバトンを子々孫々に繋いでいくという強い意志と責任を持って頑張ろう。そんな力強い志と行動力を持つ青山氏と同じ時代を同じ日本人として生きることができて、自分は恵まれているんだなと実感します。私も頑張ろう。

最後の森卓さんの言葉「この本を完成させて世に問いたい」、ここに彼の強い意志を感じました。この本で取り上げられていることは日本という国について考えるきっかけに過ぎず、自らの頭で考えることを放棄してはいけない、と身に染みています。国民としての責任を持って、主体的に物事と向き合うことが大切だと、そう強く感じます。

先日久々に大きな変化を迎える決断をし、その時の心理状態を振り返っていた際に思い出して再度手に取りました。私は、変化に対して腰が重たいと感じたことはこれまでのところ無くて、変化と積極的に付き合うタイプの人間として、ネズミたちの姿勢をあえて批判的に捉えたら？と考えながら読み進めました。両側面についてきちんと考え抜いたうえで行動することが、何事においても大切だと思っています。

ここ最近日本史世界史の学び直しをしているなかで手に取った本。"平和の毒"という過激な章題で始まるが言い得て妙だなぁと。自分の国について主体的に考えること利他の精神を忘れないこと自分に出来ることを考え実行すること、そんなことを考えるきっかけになりました。