読書メーター KADOKAWA Group

2024年3月の読書メーターまとめ

haruka
読んだ本
13
読んだページ
3241ページ
感想・レビュー
12
ナイス
378ナイス

2024年3月に読んだ本
13

2024年3月のお気に入り登録
1

  • わた

2024年3月のお気に入られ登録
2

  • マグロ
  • わた

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

haruka
ズルしようラクしよう、ちょっと胸の悪くなる主張。でも弱者には弱者の生存方法があり、権利を守るのは弱者の論理でしょという部分には共感する。働かないアリや既得権益を批判して、社会を公平に、効率的にしようという動きは一見正しいけど、働かないアリは働けないアリでもあって、そんな弱者を切り捨てて本当に幸福な社会になるのかなと思うから。働かない人、仕事を囲いこみブラックボックス化する社員、安い団地に住み続ける人。法律は守られるべきだけど、社会のグレーや余白は少しは必要で、自分もどこかでそんなベールに守られていると思う
とみかず
2024/04/14 21:26

ナイスありがとうございます。レビューを読んで、何かを主張する前に自分を自覚することが大切だなあと感じました。

haruka
2024/04/14 22:05

とみかずさん ありがとうございます。わたしも無理のない範囲で努力して、ある程度で満足したいと思います😊

が「ナイス!」と言っています。

2024年3月の感想・レビュー一覧
12

haruka
三体の著者による圧倒的スケールのSF短編集。表題作「流浪地球」が全文無料公開されていたので読んでみて、すごく面白かったので購入した。地球の自転はストップしていて、太陽系を脱出して別の星系を目指す人類。読んで私の脳内に流れてきた、宇宙の荘厳な映像は一生忘れないかもしれない。なかでも地球はやっぱり美しかった。空虚で何もない宇宙で悠久の時を彷徨い、生きる意味を見失って、だからこそ生きる意味を見つける。空しさのなかで一瞬を生きる人類。10代の頃わくわくしてSF小説を読んでいたあの気持ちを思い出した。
が「ナイス!」と言っています。
haruka
こんまり氏の片づけ魔法の話に似ている。未完了のまま心の隅で気になっているあれこれ(散らかったPCフォルダ、誰かとの喧嘩、やっていない行政手続き…)は驚くほど私たちからエネルギーを奪っている。だから20個位それらを書き出して、さっさと完了しませんか?と。たしかに毎年(確定申告しな…)に取り憑かれたり、クローゼットのあの棚やPCの整理してないフォルダとかが、呪物のように刻々と私からエネルギーを奪っている…。重い腰を上げて片付けました。さらに目的のない時間も確保して、思考にまみれた頭から直感を取り戻しましょうと
haruka
2024/03/27 17:32

元野球選手だからか体力がすごすぎる。昔から感じてたけど出世や成功する人ってそもそも段違いの体力を持っていて、本人はそこに気付かずその体力を当然の前提として色々とアドバイスしてくる。偏差値や年収のように数値には出ないけど本当に大事なスキルだと羨ましく思う。そもそも降伏の話はどこに行った?という内容で、野球選手の体力と根性を見せつけられた。未完了と直感の話は感心したけど他はむずかしくて降伏しました。

が「ナイス!」と言っています。
haruka
人類の進化に気候は必ずかかわっている。エジプト文明の担い手はどこからやってきたのか。ヒッタイトと殷の同時期の滅亡は偶然の一致か?宗教の革新が寒冷化と歩調を合わせているのはなぜなのか。気候の視点から探る。完新世最温暖期に農業と人口増が世界中で起こった。気候、人口、農業のどれが先かはっきりしないが、うまく連動してとにかくそれは起こった。その後また寒冷化したが、狩猟採集に戻れるはずもなく。長い長い目で見たら私たちは今まだ最温暖期の直後にいて、人口爆発という副作用に苦しんでいるのではないかと思った。
haruka
2024/03/25 18:28

農業と定住によって出産が増えたが、その分女性の寿命は縮んだ。週2の狩猟採集にくらべて人は忙しくなり、300以上の伝染病が家畜からもたらされる。格差や戦争も増え、人間は果たして幸せになったんですか?というサピエンス全史の問いがここでも。狩猟採集時代だって苦痛に満ちていただろうけど、小集団の移動であっという間の人生を終えていたから相対的不幸を意識することは少なかっただろう。寒冷化すると宗教や思想が一斉に生まれたことからも、農業以降の人間は、相対的不幸や自然への従属に抗うようになったんだと分かる。

haruka
2024/03/25 18:29

今後人為的な温室効果ガスの排出によって、やってくる氷期を人間は打ち消してしまうという予測もあるという。だが怖いのは気温そのものではなく、突然起こる激しい変化である。安定した気候最適期は紀元前3000年前に終わりを告げ、19世紀~現代は一瞬のとびぬけて安定した気候だった。その一瞬にまた人口が増えたため、多すぎてもはや移動できないという状態のまま、世界は激しい気温の乱高下を経験するかもしれない。それはたった数年で起こる可能性がある。

が「ナイス!」と言っています。
haruka
ネタバレ45になっても成長しない女物語。せっかく出会っても、関係が深く根を下ろすまで安定は得られない。飽きた頃に安定するのに、飽きた頃に不倫されたらたまらないよね。「さっきまで周りにたくさん人がいた気がしてたのに、もう一人だ…。いや元々孤独!家族いても結婚してても同じなんで!どんな状況でも同じように感じてるわけだから、もう悩んでも仕方ない!孤独でよし!ってことにして生きていく」 は金言。読者にこんな状況ありえないと思わせながら、同時にリアルだー分かるーとも感じさせる安野モヨコ、相変わらずおもしろい。
が「ナイス!」と言っています。
haruka
アインシュタインはどんな発想の転換をしたのか。kindle表紙帯に「…今度こそ…分かる!」とあって笑ってしまった。宇宙船の外から、高速で飛ぶ宇宙船の中の光時計を見る思考実験や、ローレンツ因子・高速で移動する宇宙船の相対的な効果の度合いなどは、具体的で分かりやすかった。でも、自分の理解不足もあるが、類書に比べると分かりにくいし面白くない。「一応、説明(エクスキューズ)しておくと」「セントラルドグマ(中心的教義)だった」なんて書き方に意味ある?そこは「説明」「中心的教義」だけで良くないか?と思ったり…
が「ナイス!」と言っています。
haruka
がん検診、進められるまま受けてきたけど。「受けてたのに見逃されてた…」って知人が何人かいて、そうなりたくなくて読む。基本的な検診の知識がめあて。バリウムや便潜血検査は初期は見つからない、乳がんはマンモでは不十分とかは知っていたから、内視鏡やエコーを追加してきたけど、ほかの内臓の超音波ってなかなかしない気が。症状あっても敷居高い。手術で臓器を失う前にほかの治療も一旦検討しようという力説には、私はひとつ臓器がないから共感した。 検診も治療も能動性が必要で、情報弱者でいたら健康まで失う情報社会なんだなーと実感。
が「ナイス!」と言っています。
haruka
宇宙、地球、生命。138億年の進化を、たくさんの図表やイラストで俯瞰できる。シアノバクテリアが環境を変えて10億年、原核生物は真核生物へ。発生や種の変異は高頻度で起こるが、真核生物の誕生はかなり確率の低い奇跡だった可能性があるため以前から興味があった。今回もくわしい記載はなかったけど…。何十億年も待って全球凍結などをきっかけに起こる変化が、いかに困難なことかよく分かった。ペルム紀末の95%の絶滅がなかったら今頃どうなっていたのか…興味深い。人間は奇跡だというが、もっと賢い奇跡的な生物がいたかもしれない。
が「ナイス!」と言っています。
haruka
ヨガ哲学についての素晴らしすぎる良書でびっくり!単なるヨガの手法の本かと思ったら…。ベストセラーの「反応しない練習」や仏教的価値観によるヒント的な本を10冊読むよりこれでいい。心は思い通りに動いてくれない。勝手に気になったり嫉妬したり恋に落ちたり。なぜなら心は自分のものではないから。心や体を認識している意識が自分の本質であり、この二者(見るものと見られるもの)の結合により苦しみが起きる。心の召使いにならない方法。そして感動や決心をする智慧の心を尊重し、後悔に意味はないと知ること…など、とにかく良かった
haruka
2024/03/12 16:05

かおるさん ありがとうございます😊 心は自分のものではなく、それを認識している落ち着いた空間(意識)こそが自分の本質だという内容でした。表紙がちょっとスピリチュアルっぽくてもったいないんですが、、

かおる
2024/03/12 17:13

あ、誤植がありましたね。失礼しました。

が「ナイス!」と言っています。
haruka
医師である著者は、がんになっても治療は受けないという。高齢のため進行はきっとゆっくりだから、体を痛めつける治療を受けるより、うまく付きあった方が楽しく寿命をまっとうできるからとのこと。65歳までの人で末期でもないのなら、標準治療を選択肢に入れるべきとも書かれており、いたって普通かつ良心的な内容だった。インパクトのために「医師の告白--私は標準治療を受けない」なんてタイトルにしなかったことに感心してしまう。食事、運動、睡眠、ストレスにも言及。ただ、添加物はよくないと言われても、頼らなきゃ料理って面倒すぎて…
が「ナイス!」と言っています。
haruka
一般相対性理論の専門家である著者が、身のまわりにある科学を説明する。AIや量子コンピュータ、電子レンジ、遺伝子操作やワクチン。こうして見ると、いまの社会で理系がいかに求められているかがよく分かる。これからもきっとそうだろうな。コリオリの力やブラックホールの説明がとくに分かりやすい。一応理解はできても思い描いて納得するのはむずかしい事象に対して、なんとかイメージを思い描かせてくれるから。ほかに音楽の調和級数、リーマン予想が超弦理論にあたえる影響について、さらっとしか書かれていないがもっと知りたくなった。
が「ナイス!」と言っています。
haruka
ネタバレ”ばにらさま”ぞっとして鳥肌がたった。将来を焦るかわいい派遣の女性と、彼女の内面に気づかず翻弄される冴えない男性。別にこれってよくある話だ。でも多くの場合女性側から語られるのは、「寂しくて、優しい人と適当に付き合ってみたけどやっぱり違った」というだけの簡単なストーリーである。ひとりの人間である相手の心なんて、感じないどころか見えていない。まったく透明なのだ。だから自身の内側にある残酷さや、それを引き起こす空虚さにも気づかない。本人からも無視され、見捨てられるそんな感情は、透明な他人を鋭く傷つけてしまう。
が「ナイス!」と言っています。
haruka
ズルしようラクしよう、ちょっと胸の悪くなる主張。でも弱者には弱者の生存方法があり、権利を守るのは弱者の論理でしょという部分には共感する。働かないアリや既得権益を批判して、社会を公平に、効率的にしようという動きは一見正しいけど、働かないアリは働けないアリでもあって、そんな弱者を切り捨てて本当に幸福な社会になるのかなと思うから。働かない人、仕事を囲いこみブラックボックス化する社員、安い団地に住み続ける人。法律は守られるべきだけど、社会のグレーや余白は少しは必要で、自分もどこかでそんなベールに守られていると思う
とみかず
2024/04/14 21:26

ナイスありがとうございます。レビューを読んで、何かを主張する前に自分を自覚することが大切だなあと感じました。

haruka
2024/04/14 22:05

とみかずさん ありがとうございます。わたしも無理のない範囲で努力して、ある程度で満足したいと思います😊

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2013/06/13(3969日経過)
記録初日
2003/02/13(7742日経過)
読んだ本
493冊(1日平均0.06冊)
読んだページ
150641ページ(1日平均19ページ)
感想・レビュー
391件(投稿率79.3%)
本棚
0棚
性別
現住所
京都府
自己紹介

読んだ本を記録したくて始めました。
仕事と子育ての合間に毎日本を読んでいます。

科学への好奇心を満たしてくれる、一般向けサイエンス本が大好きです!
そのほか現実逃避のできるSF小説、冒険小説、自己啓発的なのも

感想は、ちゃんと読んでからナイス押してます。
文章が上手な方ばかりで勉強になります♪

ナイス押してくださる方、ありがとうございます…!
たくさんの方のレビューを参考にしたいです。

読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう