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2023年10月の読書メーターまとめ

しぇるぱ
読んだ本
13
読んだページ
4411ページ
感想・レビュー
13
ナイス
129ナイス

2023年10月に読んだ本
13

2023年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

しぇるぱ
鎌倉に縁切り寺の東慶寺があります。それを雛型にしてます。ここは東衛寺、縁切寺として名高い。父親は元住職、長男に住職を譲って、まぁ、ぶらぶら。娘がいて、司法試験に合格、寺の境内の蔵を弁護士事務所にしている。環境に合わせて、弁護士としても主な仕事は離婚を扱っている。離婚の依頼者を事務員に採用したり、幼いころ、母親が離婚して出て行ったり、いろいろです。五篇の離婚話。中には同性結婚で、浮気したから離婚したい、と言う案件があったり、こんなのどうするんんでしょうね。ふと思ったんだが、あんまり収入にはならないんじゃない
が「ナイス!」と言っています。

2023年10月の感想・レビュー一覧
13

しぇるぱ
警官ものだと思って手を出した。スパイ小説だ。主人公はミュータント、人の眼に殺意・怒りが見える。目が赤くなる。両親は交通事故で亡くなった。犯人を捜すため警官になった。警察学校を出てすぐ、警察から政府の外郭団体に出向になった。ここはスパイ組織だと告げられた。スパイになるための訓練が始まる。外国要人のボディガードが仕事始め。お話しのメインは、人体のクローン、臓器移植のための人体増殖工場。その開発者を保護するのやら、始末するのやらが大筋。両親を殺した犯人はみつからなかったが、なぜ殺されたのか、その背景はわかった。
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しぇるぱ
捜査共助課には二つの島がある。一つは行き詰った捜査を引き継ぐもの。もう一つは見当たり、手配写真を読み込んで雑踏の中から見当てるもの。普通、警察小説とは一つの事件を追うものが多い。これは次々とやってくる案件を捌いていくもの。そんなに短期間で片付くものではない。長い時間をかけてする仕事なのだ。左宗燈警部補は離婚の危機にあった。夫が退職して父親の介護に専念したのだ。農業も引き継いだ。見当たり班の川東小桃巡査は夫と感情が食い違って、離婚しても、と考え始める。生活のウェイトが高い警察小説なのだ。容疑者を追い詰めるの
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しぇるぱ
二階建てで10戸のマンション、しかも中庭があって噴水がある。大家と店子のお話しだが、お話しの芯は、一つは管理人の嶌谷にまつわるお話し。もう一つはDVで夫から逃げた母子のお話し。最初に小説家の入居者でお話が始まったが、彼女は導入部分の役割みたい。管理人の過去にはヤクザ歴、刑務所歴がある。今は経歴に関係なく家主の信頼を得ている。管理人の過去に妹がいて、何十年ぶりに出会ったりする。存在感のある人物ばかりで、なかなかの味がある。無味無臭の人物もいる。一話一話の短編小説と思いきや、相互に絡み合う長編小説なのだ。。。
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しぇるぱ
著者が朝井まかて、出版社がPHP、これなら間違いないと読み始めます。幕末の長崎、ゆきと丈吉は結婚した。丈吉は外国船でコックを仕込まれ、阿蘭陀総領事のもとで腕を磨いた。長崎で自由亭を開き、五代友厚の引きで大阪に転じた。ソップ、スプウン、フォルク、ボートル、ビフロース、フリット、サラド。明治時代の呼び名です、何を指しているのか想像できないものもある。妻ゆきの視線での日本最初の西洋料理店主、草野丈吉の一代記です。亭主はホテルも営業して立派な実業家ですが、下半身にだらしないところがあって玉に瑕なところがあります
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しぇるぱ
山極寿一は京大のゴリラ界の権威。鈴木俊貴は東大の准教授で新分野を開拓。ふたりの対談。山極はゴリラの会話が分かる。鈴木はシジュウカラの会話が分かる。どちらもサバンナのような平原で暮らしているのではない。ゴリラもシジュウカラも森林草藪のなかで生活しているのだ。見えるものより、耳での情報が発達して当然だ。異種の鳥もシジュウカラの声に聴き耳を立てている。異種の鳥類も近隣種の鳴き声を理解できるのだ。お話は動物から人類の会話に移って行く。人類は文字を発明したことで、文字では表現できないものを切り捨ててきたのではないか
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しぇるぱ
鎌倉に縁切り寺の東慶寺があります。それを雛型にしてます。ここは東衛寺、縁切寺として名高い。父親は元住職、長男に住職を譲って、まぁ、ぶらぶら。娘がいて、司法試験に合格、寺の境内の蔵を弁護士事務所にしている。環境に合わせて、弁護士としても主な仕事は離婚を扱っている。離婚の依頼者を事務員に採用したり、幼いころ、母親が離婚して出て行ったり、いろいろです。五篇の離婚話。中には同性結婚で、浮気したから離婚したい、と言う案件があったり、こんなのどうするんんでしょうね。ふと思ったんだが、あんまり収入にはならないんじゃない
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しぇるぱ
ヒロインは梓凪子、元警察官で今は探偵をしている。姉の息子が亡くなった。ビルからの飛び降りで、状況は自殺が疑われる。姉の依頼で調査することになった。最初は、読むのに乗り気じゃなかったのですよ。なんだ、ヒステリーの姉、シングルマザーの過剰な愛情、そんなお話しだろうと、読む気がしませんでした。調べると、これは自殺じゃないぞ。他殺かもしれない。パイのように何層にも重なっていて、次々に新展開が現れる。退屈な最初から、一挙に緊迫してくる。自殺を疑われたが、そういうことだったのかい。ばらのまち福山ミステリー文学新人賞の
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しぇるぱ
倒叙ミステリーです。犯人は最初から分かっています。それじゃぁつまらんだろう。はい、最初の部分は面白くない。刑務所内で、演歌歌手の慰問が行われます。一般公開の中に模範囚が一般人に混じって観覧する。その混雑の中で殺人が行われます。被害者は出所した元受刑者、加害者は刑務所長。刑事花房京子が食らいつきます。動機は何だ。読者には犯人は分かっているので、動機が何かが問われます。犯人のほころびがあって、犯人までたどり着きます。このシリーズ、三冊出ているのだそうです。倒叙ミステリー、面白いかと聞かれると、先に犯人が分かっ
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しぇるぱ
「株主は会社の将来を期待して株を持つんじゃない、短期間でいかに高リターンを得られるか、関心はそのひとつしかない。」オリエンタル自動車が狙われている。投資ファンドのマッケンジーはオリエンタルに目を付けた。中国の不動産会社とタイアップして、会社を中国に売りつけ、株式が高値のところで売り抜ける算段なのだ。ウシジマ・ヒクマという投資ファンドがある。これはエンジェルの立場、ハゲタカファンドに鉄槌を下すつもりなのだ。真山仁の「ハゲタカ」、楡周平の初期の「Cの福音」朝倉恭介VS川瀬雅彦のシリーズのテイストが味わえる。。
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しぇるぱ
どれも災難のお話しです。○一国の領主 天文11年 ○漁師 明治29年 ○人身売買商 寛起2年 ○除灰作業員 宝永4年 ○囚人 明暦3年 ○小学校教師 昭和38年 洪水、津波、飢饉、富士山噴火、江戸の大火事、豪雪。被災者を描いたお話しです。中には、起承転結を踏まずに、転で止まって結を書いてないお話もある。除灰作業員が題名だが、灰除け忍足と当時の名前で呼んでほしい題名もある。どのお話しも切ないなぁ。でも、切ないままではなく、その先の続きがあるところがええよなぁ。サブストーリーが効いています。信玄堤 キリシタン
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しぇるぱ
南優月巡査長は傘見警部交番に配属になった。コンビニ強盗を逮捕したが護送中に交通事故を起こして逃走を許してしまったのだ、その懲罰が捜査一課から交番勤務となったわけだ。榎木孔泉警視正が傘見交番に配属になった。殺人事件が発生した。傘見一番の富豪、作倉実阿子が殺害された。関係者は、夫の春義、娘の邦穂、母親の阿きを、阿きをは老人ホームに入居中なのだ。本線の殺人事件の他に些細な詐欺事件などが暇ネタで流れる。著者は警察に勤務歴がある。警官が不倫をすると、依願退職に持っていかれる。敬礼に、室内での敬礼がある。こういうのは
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しぇるぱ
徳川家家中での植田茂兵衛の立身出世物語です。小田原の北条家討伐で家康は先鋒をいいつかった。初戦は箱根山腹の山中城、撃破して次は伊豆の韮山城。茂兵衛の視点で書かれているから、小田原城、関東一円の戦線などは書かれていない。出城の攻防について、かなり細かく書き込まれている。小田原城は降伏した。徳川家康は旧地を返上して、関東一円を所領にたまわった。大物の武将には何十万石・何万石が与えられるが、茂兵衛にはいくらなのか、そこは書いてない。このへんは、NHKどうする家康と同時期なので、読んでいて、武将の顔が役者の顔で現
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しぇるぱ
公安一課、管理官の海老沢、極左の幹部が仙台で逮捕された。護送するため仙台に出張した。新幹線の中で服毒自殺で死んでしまった。捜査一課、管理官の高峰、他殺事件を捜査していた。被害者の経歴にには代議士秘書の経歴がある。捜査するうち、被害者の過去に極左の経歴があるのが分かってきた。高峰は海老沢にタイアップを申し出た。二人は警察同期なのだ。この先はネタバレになるから語れない。題名が鷹の惑い、鷹とは公安を意味する。もう極左など社会に何の影響も及ぼさない。対象が消滅すると、公安一課の存立基盤がなくなってくる。それが惑い
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2009/11/02(5561日経過)
記録初日
2009/11/02(5561日経過)
読んだ本
1690冊(1日平均0.30冊)
読んだページ
553036ページ(1日平均99ページ)
感想・レビュー
1661件(投稿率98.3%)
本棚
0棚
性別
URL/ブログ
http://sherpaland.net/
自己紹介

行間の詰まった本は苦手です。
パラパラとページをめくって、ページが白いか黒いかで、その本を読むかパスするかが決まります。
ページが白いか黒いかとは、漢字が多いか少ないかということ、改行せずに、どこまでも続く長いセンテンスも嫌いですね。

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