夜の図書館が舞台だけに全体に落ち着いた空気が漂う物語でした。タイトルからお料理に焦点をあてたお話かと思ったら、仕事と人生みたいな感じでした。 謎のオーナーの正体とその人生にちょっと驚きましたが…。 登場人物たちが各々の心に抱えた傷もいやされまた前を向くことができるようになるだろう、と先の方に明るい光を見ることができて…この本を閉じました。

自宅のベランダの目の前の碍子が気になったので調べてみようと思いこの本を手に取った。おかげさまで気になっていたことは解決しました。いつも目にしていた電柱がなんだか特別なものに見えてきました。

日本の音楽史がとてもわかりやすくまとめられていて、とてもいい本。児童書だが、大人が入門的に読むのにとても良い。QRコードで楽器の音がきけて便利(こういうの、一昔前ならCDの付録でしたよね)。 わたしたちの子供の頃の音楽の授業は西洋音楽が中心で、日本の伝統の音楽をあまりしらなかったので勉強になった。

親が入信したカルトの集団生活に親に連れられて入り、そこから逃げ出すまでのはなし。読んでてつらかった。世間の荒波から教団に守ってもらうことと引き換えに自分の頭で考えたり自分の心で感じることを放棄した人々。 でも1人の人間の周りに血縁でもない人間が大勢あつまり集団で暮らすには、なんらかの強制力がはたらかないとその集団の求心力が維持できないのだろう、そうしてズレていってしまうのでしょうね

この物語の舞台となった通りの近くに住んでいたことがあり、読んでいて風景が思い出された。私自身は万年筆はほとんど使ったことがないけれど、雰囲気のよいお店の外見、高価で重厚な万年筆がならぶショーケースの様子など感じられ楽しめた。登場人物たちのキャラクターもいいかんじ。

大切な人に死なれてしまったこの世に残された人たちが主人公の物語。悲しみを通り越した青空が雲の間から見え隠れするような、そんな気持ちになった。

前から自分の場合西洋哲学より東洋哲学のほうが馴染むかんじはしていたが、この本を読んで確信した。この中で一番すきなのは空海かも。

梨木さんのファンなので、こういう絵本もでていると知り図書館で取り寄せて借りてみた。内容的には物足りない感じがした。

6秒待つのも、言語化してみるのも、すべて客観化して考えるのが大事ってことなんだよなぁ。あとは気分転換。忘れる。この本をよんであまり新しいことを知った感じはなかったけれど、そのあたりを改めて肝に銘じました。

琴子は着物に触れるとその着物の過去、着物の持ち主が着ていたときの経験や感情を読み取ることができる。楽しい過去だけでなく時には辛く悲しい気持ちも伝わってくる。 戦前の少女小説や少女文芸雑誌のことも絡めたストーリー、とても面白く読んだ。 これもシリーズ化するかしら、続編待っています。

この本は、原爆をおとされた広島がどのようだったかを伝えてくれるだけでなく、その話を親しい人の口から聞いた子どもたちの気持ちや考え方にどんな影響を与えたのかを教えてくれた。 原爆によって、身体が助かっても心を殺されてしまった人もたくさんいた、という話が胸に刺さるようだった。

夜の図書館が舞台だけに全体に落ち着いた空気が漂う物語でした。タイトルからお料理に焦点をあてたお話かと思ったら、仕事と人生みたいな感じでした。 謎のオーナーの正体とその人生にちょっと驚きましたが…。 登場人物たちが各々の心に抱えた傷もいやされまた前を向くことができるようになるだろう、と先の方に明るい光を見ることができて…この本を閉じました。

たまごのはなしの続編。いちじくのお話会。いちじくの大冒険の物語、みんなはホラ話とわかってても大いに楽しんでまたききたくなってしまうふしぎ。いちじくはが、ふきんをはらりとめくって登場するところが気に入りました笑

絵が独特で好きです。大人も見入ってしまう絵本。たまごのしっくりこない気持ちを黄身がずれた感じになると表現してたのがくすりと笑えて気に入りました。