読書メーター KADOKAWA Group

2023年の読書メーターまとめ

かわうそまん
読んだ本
62
読んだページ
20158ページ
感想・レビュー
62
ナイス
2665ナイス
月間平均冊数
5.2
月間平均ページ数
1680ページ

年間・読書メーターまとめ

年間でナイスが多かった感想・レビュー

かわうそまん
ネタバレどんなに歌を歌っても想いを伝えようとしてもその声が仲間に届かない52ヘルツの周波数で鳴くクジラ。主人公のキナコと彼女が52と名付けた少年をそのクジラに投影した物語。自分を救ってくれた心から大切に想う人を亡くしたキナコが52に過去の自分を重ね合わせ懸命に彼を守ろうとする姿と、52がキナコに少しずつ心を開いていく様子に心と目頭が熱くなった。世界のどこかに必ず声が届く人がいる。耳を傾けて助けてくれる人がいる。そんな明るい未来を示してくれる結末に救われた気がした。「心の番」という言葉がとても印象的だった。
が「ナイス!」と言っています。
かわうそまん
ネタバレ心がざわざわする外れなしの短編集。どの物語も起こり得ても全く不思議ではない状況下で、自らのエゴだったり欲望だったり願いだったりを満たそうとする人間らしさが描かれていた。命を奪ったり傷つけたりの根本にはそういう心理が根ざしているのだろうなと思い知らされた。表題作の「満願」も良かったが、それ以上に「万灯」、「関守」のいつの間にか主人公が追い詰められていく描写が印象的だった。
が「ナイス!」と言っています。
かわうそまん
ネタバレ「事実と真実は異なる」。「普通」の押し付けの残酷さを突き付けられた感じがした。この本の感想を言葉にするのは凄く難しい。きっと自分もこの作品の中の多くの人と同じで、更紗と文を目の前にすると無意識に「普通」を押し付けてしまいそうだから。更紗と文の生活きっと多くの困難が待ち構えていて、「普通」の視点を持っていることが2人の困難の一因になりそうだから。「感動しました」だとか「幸せになって欲しい」とかそういう言葉では決して表現できない複雑な読後感だが、印象に残る貴重な1冊だったことは間違いない。
が「ナイス!」と言っています。
かわうそまん
ネタバレすごく心に沁みた。PMSに苦しむ藤沢とパニック障害を患ってしまった山添。病気のせいで明るい将来を見だせなかった2人が少しずつ変わっていく、変わろうとしていくストーリー。2人の恋愛感情ゼロだけれど思いやりに溢れた関係性がよかった。誰かに気遣ってもらえるから、誰かを気遣えるから光が見えなかった闇夜が少しずつ白みはじめてやがて夜明けがやってくるのだろう。それは主人公の2人だけではなくて全ての人に当てはまるのではないだろうか。2人の夜が明け、やがて柔らかくて穏やかな朝の光につつまれることを願いたい。
が「ナイス!」と言っています。

年間でナイスが多かったつぶやき

かわうそまん

2022年の読書メーター 読んだ本の数:75冊 読んだページ数:26655ページ ナイス数:3426ナイス ★去年に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/386288/summary/yearly

が「ナイス!」と言っています。
かわうそまん

【読書メーターの本のプレゼントに応募しました】 驚愕必⾄、緻密なトリックと衝撃のラスト!佐野徹夜『透明になれなかった僕たちのために』著者サイン入りプルーフ本を20名様にプレゼント。応募受付は9月21日(木)正午まで。応募はこちらから→ https://bookmeter.com/giftbooks/537?track=share

が「ナイス!」と言っています。

年間で読んだ本62elkイメージ

1月8

2月8

3月4

4月6

5月3

6月3

7月3

8月4

9月5

10月6

11月6

12月6