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2024年4月の読書メーターまとめ

Yuko Kimura
読んだ本
7
読んだページ
2640ページ
感想・レビュー
7
ナイス
142ナイス

2024年4月に読んだ本
7

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

Yuko Kimura
夏は暑く冬は寒い京都を舞台にした、弱小大学草野球チームの、ある夏のたまひで杯の物語。その暑さゆえ、夏には京都の学生が別の地域に逃げ出すため、人数さえも9人揃わない野球チームに、何ともまばらな助っ人がバラバラと集まって、なんとか試合を進めていくのだが… 切なくも不思議な、野球愛。日本人なら、野球好きなら、ぜひ読んでいただきたい作品。おすすめ。 なお、本書は、女子駅伝物語の短編を添えた単行本。自分も走るので、そちらに期待していたが、今一つ盛り上がりに欠けた。
が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
7

Yuko Kimura
自身もランナーの私としては、これを読まないはずがないと飛びついた本。上巻は、箱根に挑戦したいのにできない学生ランナーと監督の苦悩を背景に、小説ならではの突拍子もない発想でワクワクする。(現実にはこれがどんなに困難なことかよくわかるから。)池井戸調の正否感情入り混るストーリー展開もいつも通り。脚本化を意識してるだろうなとも見てとれたので、きっと陸王のように映像化してくれるだろう。
が「ナイス!」と言っています。
Yuko Kimura
感情や考え方の方向性を、検証の結果、関係する脳内物質や脳の活性化部位を説明しながら、論理的に当てはめて、対処法を紹介する本。大変に興味深かった。心理学や社会経済学などの本を読んでいる方は、それらの本の引用も紹介されると気づくと思う。「感情」「心理」と言った、直感では非論理的に見える事象も、科学的に論理だって説明されるとわかりやすいし、対策も取れそうな気がした。
Yuko Kimura
元勘定奉行の戸田秋谷(しゅうこく)は、領主の側室と密通した罪で蟄居を命じられ、藩歴史書の編纂が終わったら切腹をする身。若き庄三郎は、そのお目付役に任ぜられ、戸田家で居候するうちに、その家族や戸田家を慕う村民、秋谷の人格に親しみを覚えるようになる。秋谷の切腹の裏にある事実関係を暴きながら進む時代小説。細部は面白く、陰謀の答えの出し方も小出しで、楽しめる作品。映画になっていたのですね。また役所広司さんだった… 日本映画史、他に良い役者発掘できないの?(文句があるわけではないが、いつもブルースウィルス的な…)
Yuko Kimura
2024/04/19 10:26

私の中では、もう少し地味でおとなしい涼しげな雰囲気なのに、芯が通ってるようなイメージだったので、役所さんのように個性が強い雰囲気とかけ離れてただけです。ファンの方すみません。

が「ナイス!」と言っています。
Yuko Kimura
映画の「素晴らしき世界」を拝見して、脚本の元になった原作に興味を持った。オーディブルの朗読は、少し映画を意識したセリフの読み口で、文字を読むより秀逸かもしれない。 刑期を終えた元孤児の山川が、生きづらい社会で、何人かの人たちに支えられて、母親を探しながら、社会復帰をする話なのだが、あらすじを聞いてもネタバレにならない。この話の真骨頂は、短気で元暴力団の鉄砲玉だった山川の心情と、社会の追い詰めと、親切心とが入り混じって進むところにあるのだから。読む人それぞれに響くところが違うんじゃないかなとさえ思う。
Yuko Kimura
2024/04/17 21:55

私に響いたところは、潔癖で神経質で、間違ったことに瞬間湯沸かし器のように反応してしまう山川の、人間性と生きづらさ。ここは、映画の方が、上手く切なく表現していたと思う。 文字と、朗読と、映像と、三つ巴で楽しめる作品というのも、そう多くない。

が「ナイス!」と言っています。
Yuko Kimura
東日本震災で亡くなった女性に飼われていたタモン。いつも南の方を向いて何かを求めていた。行く先々で、5人の飼い主と運命を共にしながら、それらを短編形式で書き進め、最終回へと進む。そこはかとなく悲しいおのおのの人生を、じっくりと味わうと言った小説。犬を飼ったことがある人なら尚更、のんびりと味わいたいだろうと思う。
が「ナイス!」と言っています。
Yuko Kimura
夏は暑く冬は寒い京都を舞台にした、弱小大学草野球チームの、ある夏のたまひで杯の物語。その暑さゆえ、夏には京都の学生が別の地域に逃げ出すため、人数さえも9人揃わない野球チームに、何ともまばらな助っ人がバラバラと集まって、なんとか試合を進めていくのだが… 切なくも不思議な、野球愛。日本人なら、野球好きなら、ぜひ読んでいただきたい作品。おすすめ。 なお、本書は、女子駅伝物語の短編を添えた単行本。自分も走るので、そちらに期待していたが、今一つ盛り上がりに欠けた。
が「ナイス!」と言っています。
Yuko Kimura
作家の太郎は、亡くなった父の故郷ハヤブサ地区に引っ越す。そこで、村の皆に誘われ、消防団員となる。と、これが本のタイトル。その村では放火らしき火事が多発しており、その犯人探しの最中、奇妙かつ恐ろしい展開が始まるのだが… 愛知県の西寄りあたりを舞台にしたと思われる架空の地域の描写が、田舎の仲間たちや生活にリアリティを持たせているのだが、ちょっと中だるみした。テレビの脚本化を意識したからだろうか?
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2013/08/25(3924日経過)
記録初日
2012/10/01(4252日経過)
読んだ本
274冊(1日平均0.06冊)
読んだページ
91489ページ(1日平均21ページ)
感想・レビュー
244件(投稿率89.1%)
本棚
37棚
自己紹介

次は中山七里シリーズ読みたいです。
最近は仕事がブラックに忙しく中々読む時間が取れないのが悩みです。

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