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2023年2月の読書メーターまとめ

Ikutan
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2023年2月に読んだ本
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2023年2月のお気に入り登録
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  • メチコ

2023年2月のお気に入られ登録
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  • メチコ

2023年2月にナイスが最も多かった感想・レビュー

Ikutan
ネタバレ上流家庭で育った結珠と団地育ちの果遠。全く違う環境に育った小二のふたりが、あるきっかけで出会い、惹かれ合う。複雑な家庭。母親との確執。親の都合で二度の別れを経験し、それでも磁石のように引き付けられ、大人になって再会する。真面目で誠実な結珠と大胆で行動的な果遠。そんなふたりの繊細に揺れ動く心が瑞々しい筆致で描かれ、彼女たちの運命に目が離せなくなる。こんな風にお互いを必要とする二人の関係は素敵だ。でも、このラストはちょっと、納得できないなぁ。毒親に振り回されたふたりには、瀬々ちゃんの気持ちを考えて欲しかった。
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2023年2月にナイスが最も多かったつぶやき

Ikutan

1月のVIPは、何と言っても『本所おけら長屋』の万松コンビ(笑)。夫にも勧めたら彼もハマってしまったみたい😊長いこと待っていた『俺ではない炎上』と『#真相をお話しします』もようやく回ってきて楽しめました。お散歩中、サギを見つけて気になるりりいです。2023年1月の読書メーター 読んだ本の数:24冊 読んだページ数:7092ページ ナイス数:2838ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/408178/summary/monthly/2023/1

1月のVIPは、何と言っても『本所おけら長屋』の万松コンビ(笑)。夫にも勧めたら彼もハマってしまったみたい😊長いこと待っていた『俺ではない炎上』と『#真相をお話しします』もようやく回ってきて楽しめました。お散歩中、サギを見つけて気になるりりいです。2023年1月の読書メーター 読んだ本の数:24冊 読んだページ数:7092ページ ナイス数:2838ナイス  ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/408178/summary/monthly/2023/1
Ikutan
2023/02/05 21:21

Tomoちゃん、順調に共読増えてますね😊 こちらからは900冊まであと8冊ですよ♪ 今月もよろしくね💕

Tomo
2023/02/05 22:39

おぉ、あと8冊ー❣️❣️(⁎˃ᴗ˂⁎) どの本になるか楽しみ💕

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2023年2月の感想・レビュー一覧
25

Ikutan
タイトルは『子どもお悩み相談会』ですが、実は、『考えるマナー』と『楽しむマナー』からエッセイを抜粋して、編集部が新たに質問文や挿画を追加して再構成したもの。だからこれは大人むきかもしれませんね。なんと言っても、回答する執筆陣が豪華!その迷回答にそれぞれの性格や個性が出ていて楽しい。『考えるマナー』も『楽しむマナー』も既読だったのですが、すっかり忘れていたので、新鮮な気持ちで、くすりと笑ったり、なるほどと頷いたり。巻末には、子どもむけに七人の作家が紹介されていますよー。
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Ikutan
わお、なにこれ、あーなるほど、えっ?えー!、あっ!ほんとだ( ゚ロ゚)!!ムフフ( *´艸`)アハハ‼ページをめくると予想の斜め上の展開に笑ったよ。読友さんに教えて頂いた絵本。これは、楽し~い♪♪最後に改めて装丁を見てニンマリ。そしてなぜかババーンが頭から離れないよ~(≧▽≦)
Tomo
2023/03/02 21:33

Ikuちゃんもババーン❣️にハマったね〜🥰特にストーリーがある訳ではないけど、なんか楽しいよねー(⁎˃ᴗ˂⁎)💕

Ikutan
2023/03/02 22:06

Tomoちゃん、私もババーンにハマっちゃったよ(笑)こういう奇想天外な絵本大好き!💕教えてくれてありがと😊

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Ikutan
15歳のみかげは姉とふたりで都心の古い廃墟の様な団地で暮らす。パン工場でバイトしながら夜間学校に通うみかげは、ある日、孤独死や自殺が珍しくないこの団地で、団地警備員を名乗る老人に誘われ、死体見たさに団地警備活動を始めるが..。サクサクと読みやすけれど、中々重たいテーマ。真面目に一生懸命に生きている姉妹に泣けてくる。特に妹の将来や自分の夢を叶える為に、夜の仕事で身体を張っている七海の姿が胸を突く。そんな中、みかげが素晴らしい友だちに出会えたのはよかった。色々経験することで成長したみかげに明るい気持ちで読了。
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Ikutan
市役所の3階に開設された『2020心の相談室』では、コロナ禍における心の不調や悩み事を相談できるという。訪れるのは「コロナがなければこんなことにはならなかった」と理不尽な思いを抱えた人たち。話すことで少しずつ心が軽くなり何かしら前向きになっていく。ただそこで物語は終わらず。相談者は真実のみを語っているわけではないのだ。臨床心理士の晴川さんは、ちょっとした違和感から相談者の嘘を見破ってしまう。だからこのタイトルなのね。のんびりとした認定心理士の正木さんとはいいコンビ。五つ連作短編が最終話で繋がるのも楽しい。
Tomo
2023/03/05 19:12

晴川さんはさすが臨床心理士という対応だったし、朗らかな正木さんの存在も良かったね〜😊各話のどんでん返しと、それぞれの話がつながる構成も上手いよね!ゆめちゃんが共読900冊の記念の本になって良かった💕

Ikutan
2023/03/05 22:07

うんうん、臨床心理士って凄いんだね。観察力と洞察力で真相を解明しちゃう晴川さん、天晴だったね(≧∇≦)b辻堂さん、これからも追いかけるよ~ヽ(=´▽`=)ノ

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Ikutan
京都祇園にある甘味処『もも吉庵』は「一見さんお断り」でメニューは「麩もちぜんざい」のみ。女将は元芸妓のもも吉。娘の美都子も元は芸妓で今はタクシードライバー。超美人の親子と花街の人々が繰り広げる心温まる物語。まず、登場人物のキャラが分かりやすくて読みやすい。花街のしきたりや京都の街の描写に心地よい京言葉。はんなりとした雰囲気が伝わってきてほっこりする。もも吉庵に訪れた人たちにかけるもも吉の言葉は、時に辛口だけれど、じんわりしみるね。気張ると頑張るとの違い。粋であること。サクサク読めて、これは続編も楽しみ♪♪
Ikutan
2023/02/26 16:03

献本で出会えた作品😊

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Ikutan
読友さんのレビューに惹かれて。第15回野間児童文芸賞受賞作品。重厚な装丁で、児童書ながら中身のずっしり詰まった良作だ。素朴なたたずまい、凛とした面差しのチヨの〈梅こけし〉。作者は、みちのくの寒村で生まれ育ったチヨの一生を辿り、見る人を引き付けてやまない、このこけしの魅力を紐解いていく。貧しい農家で家事や妹の世話に追われ、そんな中、彼女の心を捉えた細やかな一瞬、小さな憧れ、ひたむきな願い。亡き妹に導かれ、こけし職人への道に進んだ彼女のこけし作りへの思いに胸を打たれた。添えられた木版画も趣があって素晴らしい。
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Ikutan
自由奔放に生き、疎遠だった母親が亡くなった。訳ありの過去を抱え失業中だった槇生は、愛用のぬか床用のホーロー容器と一緒に、母親が暮らしていた小豆島にやって来る。母親はこの島で、槇生より若い夫·息吹とスナックを営んでいた。スナックで自家製のぬか漬けを振る舞い、優しい息吹やパワフルな島の人々と交流することで、凝り固まった槇生の心が、少しずつほぐれていく。″ぬか床の中には、神さまが住んでいる″らしい。祖母の言葉を胸に、槇生が漬ける様々なぬか漬けが物語を彩る。悪い流れを予感したけれど、終盤は意外な展開。後味は良好。
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Ikutan
命名に纏わるお話や夫婦別姓を取りあげたお話など、短編の名手、新津さんの「なまえ」を巡る短編ミステリ傑作集。書き下ろしは最終話の「こだわり」のみで、アンソロジーなどで既読の作品も多かったのですが、全く忘れていたみたいで、どの作品も新鮮な気持ちで読み終えた(笑)。すべての人に一生ついて回る「なまえ」だから、そこには色んな思いがあり、色んなドラマが生まれる。どんでん返しにハッとしたり、鮮やかなオチにニヤリとしたり。サクサク読める短編なので隙間時間におすすめ。
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Ikutan
ネタバレあー面白かった!「その問題、私が解決いたします」どんな問題も鮮やかに解決しちゃうミス·パーフェクトこと真波莉子。東大卒、元厚労省のキャリア官僚。そして総理の隠し子。発覚したあとも背後で総理を支え続ける。その能力と人脈で今回も数々の難問に立ち向かう。彼女の凄いところは、現れた強敵にライバルとして張り合うのではなく、その能力を認めて信頼し、重要な任務を任せちゃうところ。今回も様々な問題が取りあげられたが、女性アスリートの問題は深刻だなぁと感じた。城島さんとの関係にはヤキモキ。このラストは...!続編が楽しみ。
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Ikutan
ネタバレ上流家庭で育った結珠と団地育ちの果遠。全く違う環境に育った小二のふたりが、あるきっかけで出会い、惹かれ合う。複雑な家庭。母親との確執。親の都合で二度の別れを経験し、それでも磁石のように引き付けられ、大人になって再会する。真面目で誠実な結珠と大胆で行動的な果遠。そんなふたりの繊細に揺れ動く心が瑞々しい筆致で描かれ、彼女たちの運命に目が離せなくなる。こんな風にお互いを必要とする二人の関係は素敵だ。でも、このラストはちょっと、納得できないなぁ。毒親に振り回されたふたりには、瀬々ちゃんの気持ちを考えて欲しかった。
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Ikutan
今回は長野、名古屋、東京でのお土産会を挟んで、高知·愛媛、宮崎·鹿児島の旅模様。まぁ、今回の日和も、よく食べて、よく呑むこと。すっかりひとり旅にもなれて、『人見知り女王』の汚名は返上ですね。ただ、ひとり旅のためか旅先での出会いやドラマもなく、蓮斗とのやり取りも相変わらずで、自問自答している日和の描写ばかりが目につき、物語としては物足りない感じだったな。旅のガイドブックとして読めば楽しめるかな。
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Ikutan
読友さんの感想に惹かれて読んでみた。中国で数々の賞を受賞し、フランスでは学生のための推薦図書にも選定された作品。大日照りに襲われ、村人がみんな出て行ってしまった村に、一人残った先じい。雨乞いの儀式で失明した犬のメナシと一緒に、自分の畑に1本だけ生き残ったトウモロコシの苗を守ろうとサバイバルを繰り広げる。ページ数は少なく、シンプルで読みやすいのに、中身は濃密だ。五感を刺激する描写が素晴らしい。オオカミとの対峙には息をのみ、コイントスのカラクリには胸が熱くなる。ラストもよかった。これはいつまでも心に残る名作。
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Ikutan
今回もU-kuさんの素敵なイラストと共に、心に響く言葉がたくさん。青山さんからのとびっきりのプレゼント。疲れた時には優しく包み、落ち込んだ時には励ましてくれる。迷った時には背中を優しく押してくれるし、淋しい時には寄り添ってくれる。言葉って凄い。勇気も元気も希望も与えてくれる。『手放したら次の準備』は青山さんからのダイレクトなメッセージですね。それにしてもU-kuさんの色使いは独特で美しい。次はどんな世界かと、ページをめくるのが楽しかったよ。
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Ikutan
一年365日を1頁ずつ、季節ごとに良いとされる過ごし方や食べ物をまとめた一冊。漢方と言っても、堅苦しくなく、どの頁にも、心安らぐイラストがオールカラーで添えられていて、眺めているだけでも楽しい。呼吸法や家庭でできる食生活、ちょい足し漢方など日々の暮らしに役立つ情報が丁寧に書かれているので、その時々で少しずつ読んでもいいかもしれません。今はやっぱり免疫力を上げる食事は心掛けたいですね。もちろん漢方の考え方も解説されていて、特に、車のエンジン、オイル、ガソリンに例えた気血水の関係は興味深く、勉強になりました。
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Ikutan
日経新聞連載ということでサラリーマンが主人公。会社に行きたくない野崎は、ある日、魔が差して反対方向の急行に乗ってしまう。そして、終点の小さな駅の雑貨店で朝食を購入し、目の前に迫る山に登ると、いつの間にか異世界に迷い混んでしまった。挙動不審になりつつも、この異世界で奮闘する野崎がユーモアたっぷりで描かれる。行き過ぎたマスク警察やポリコレ概念。一宗教や独裁者による政治。ピリリと風刺を効かせた異世界の描写は、なかなかリアル。もう一人の主役は多田かも(笑)。果たして野崎は帰れるのか?荻原さんらしいラストにニヤリ。
窓(。-_-。)
2023/02/14 18:30

わぁ٩(。˃ ᵕ ˂ )و 荻原さん新刊出たんですね♪ 登録させて頂きます✨😌✨

Ikutan
2023/02/14 21:14

窓さん、今回はちょっと不思議なパラレルワールドものですよ(*´艸`*)楽しんでね(* ´ ▽ ` *)ノ

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Ikutan
シリーズ第五弾。今回は刑部さんに誘われ、毒島さんと爽太はデジタル·デトックスとリラクゼーション体験が売りの宿〈毒消し山荘〉を訪れる。毒島さんに近付く怪しげな男に爽太はヤキモキ..。実は、この宿には裏があり..。第1話では百目鬼社長の過去が明らかになる。第2話は元気のない馬場さんのお話。うつ病と双極性障害の違いや抗うつ薬を分かりやすく解説。第3話は第1話から繋がり、逮捕者まで出た事件の真相を毒島さんが解き明かす。毒島さんの苦手な食べ物が明らかになったけれど、爽太との関係はもう、ずっとこのままなのでしょうか。
Ikutan
2023/02/13 17:43

私もいつも色々薬を持ち歩いているので、毒島さんに親近感。ロキソニンと葛根湯は外せないですね。咳止めの漢方やビオフェルミン、胃薬もいつも携帯しています(#^.^#)

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Ikutan
刑事事件のルポルタージュを書くことになったフリーライターの湯川和花が、傍聴した五つの裁判。最終話では、和花自身が証人として証言台に立つ。どのお話も前半に事件のあらまし、後半にリアルな裁判の描写。で、不知火判事の思いがけない質問が裁判の流れを変え、意外な真相が明らかになる。そのどんでん返しが鮮やか。凄い洞察力!確かに、これでは、彼が短期間で異動になるのも無理ないね。あとは、わき役の傍聴マニアの中年ふたりのキャラをもっと掘り下げて欲しかったなぁ。まだまだ、不知火判事の活躍を見てみたいし、これは続編希望ですね。
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Ikutan
フェイスブックで偶然見つけたことから始まった50台男女のメッセージのやり取り。ふたりは、学生時代に演劇を通じて知り合い婚約したが、結婚式当日、女性が失踪したことで音信不通になっていたらしい。学生時代の恋愛を振り返りつつすすむやり取りに、一体何があったのか?が気になってグイグイ読めすすめる。お互いの正体が明らかになってくると、まぁ、どっちもどっちだけれど、前半と後半の変わりように、びっくり。ラストの強烈な一文に、前半のやり取りは何だったんだろう?という疑問ばかり。このタイトルは絶妙ですね。
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Ikutan
これはまた、変わった切り口ですね。芦屋山手の『三条の迎賓館』の主人である先生は庭いじりをして『白天目』の茶碗を見付ける。この『白天目』の付喪神のシロさんを主人公に、先生や様々なお道具たちの付喪神、更に護法童子が交流しちゃうという不思議な設定。本能寺の変で焼失したと言われている『白天目』。記憶を失ったシロさんが、お道具たちの付喪神から話を聞きながら、お茶道具の歴史や本能寺の変の背景を紐解いていく。お茶に纏わる言葉が色々出てきて楽しい。サクサク読めます。画像でお道具を検索しつつ、遥かな歴史に思いを馳せた。
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Ikutan
いやいや、こんな警察官がいたら困るんですけど...。被疑者逮捕に向かった埼玉県武南警察の五人。ところがハプニングに遭遇。ミスの隠蔽を企てていた彼らだったが、そこに新たな事件の気配。あれよあれよという間に事態は思わぬ方向へ。凶悪犯と対峙する彼らは、又々凄い作戦に出る。成功したと思いきや、次なる事件が発生。どうなるどうなるとハラハラドキドキ。凶悪犯相手に繰り出される菊島巡査部長の作戦が鮮やか。カッコいいねぇ。派手なアクションとスピーディで意外な展開に一気読み。ただ、銃の種類や解説はさっぱり分からなかったよ。
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Ikutan
やっぱり面白いケメコ先生のエッセイ。何度も声を出して笑ってしまったよ。1年半前にお父様を亡くされてから、お墓をどうするか悩み続ける先生に、担当編集者さんが考えたのが″墓を買う″連載。各地の有名な墓地を回って、人にとっての墓の意味や死後の身の振り方を考えるという企画。ところが、いきなりコロナ禍に突入。で、墓地巡りは出来ず、お墓に纏わるエピソードを挟みつつ、コロナ禍の日々の日記になっているけれど、それがまた、楽しい。そして内容にぴったりなイラストにぷぷぷと笑えるんだな。それにしても、北国の冬支度は大変ですね。
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Ikutan
日本の難民認定率の低さと入管の劣悪な環境は、中島京子さんの『やさしい猫』を読んだ時に知ったが、ノンフィクションのこちらに書かれた内容は、より具体的であまりの酷さに言葉を失った。刑務所より劣悪で、そんな施設に子どもまで容赦なく収容する日本。巻末の少女と少年の陳述書の言葉が胸に突き刺さる。難民問題と並行して考えなければならないのが移民問題。日本の政策は、外国人労働者に対する敬意が全く感じられず、少子高齢化多死社会を迎える未来に暗雲が立ち込める。そんな中『アルペンなんみんセンター』は希望だ。冒頭から涙が溢れた。
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Ikutan
娘と幼女、二人の少女を殺め死刑となった三原響子。「約束は守ったよ。褒めて。」身元引き受け人の母親の代理で遺骨を受け取った香純は、彼女の最期の言葉の真意を知ろうと彼女の地元を訪ねる。調べるうちに浮かび上がってくるのは、新たな側面。閉鎖的な田舎町で、世間体や家柄を重視する親戚たちと娘と妻を支配する父親、言いなりの母親、いじめ。「誰もが目に見えるものだけで決めつけるけれど、目に見えないものこそ、大事なことが詰まっている。」実在の事件を彷彿させる内容で、考えさせられること多かったが、どんよりと複雑な思いが残った。
Tomo
2023/02/05 20:03

この本を読んだ後に実在の事件のことを知って、犯人が子供の頃にいじめを受けていたことを知って悲しくなったよ。事件はもちろん許されることではないけど、虐待やいじめがなくならない限り、不幸な事件もなくならないのかもしれないね…。

Ikutan
2023/02/05 21:28

Tomoちゃん、そうだね。本当のことは、犯人しかわからないけれど、背景にこんな不幸な境遇があったとしたら、同じような事件は起こりうるかもしれないね💦

が「ナイス!」と言っています。
Ikutan
『たまねぎとはちみつ』の姉妹編。内気な小学生だった千春が中学生になり、友達の那彩に誘われ天文部に入部。活動や人間関係に問題はないけれど、天文に詳しい先輩や那彩にちょっと物怖じしてしまう千春。プラネタリウムや合宿、文化祭..。天文部の活動を通して徐々に自信をつけ成長していく千春の姿が、今回も今日マチ子さんの優しい挿し絵と共に描かれる。散りばめられた天文の知識に、私もプラネタリウムに行きたくなってしまったよ。甘酸っぱく、ちょっと苦い初恋も経験した千春。高校生になった千春にも会いたいな。
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Ikutan
クールで物事の裏を冷静に分析する松倉詩門と真っ直ぐで好奇心旺盛な堀川次郎。高二の図書委員のふたりが謎解きに挑むシリーズ第二弾。猛毒の押し花で作られた栞が返却本の間から見つかった。ふたりは栞の持ち主を探し出す。そんな中、校内で生徒指導の先生に毒が盛られる事件が勃発した。前作同様、二人の台詞の掛け合いが楽しい。ただ、忘れているところも多い自分がちょっと残念。変なドリンクは前回も出てきたよね。豊かな知識と洞察力は今回も舌を巻く。が、タクシーに乗る場面などに高校生らしさもあって、この微妙な感じを描くのが上手いね。
Tomo
2023/02/05 14:33

今回は事件がかなり本格的だったね!変なドリンクは期待していたから、出てきて嬉しかったよ(⁎˃ᴗ˂⁎)

Ikutan
2023/02/05 16:45

Tomoちゃん、今回は長編で読み応えありで、本格的だったね~。高校を舞台にしたら、これが限界だろうね。ふたりの軽快な会話は楽しかったね♪

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2013/11/15(4012日経過)
記録初日
2013/11/07(4020日経過)
読んだ本
3277冊(1日平均0.82冊)
読んだページ
936317ページ(1日平均232ページ)
感想・レビュー
3185件(投稿率97.2%)
本棚
10棚
性別
血液型
A型
職業
専門職
現住所
大阪府
自己紹介

本を読んでいると本当に知らないことばかりだなと思います。知識はもちろん 考え方、価値観、言葉、表現・・・
読書を通じて、無限の世界を彷徨いながら、新しい何かに出会えるのは素敵なことですね。
そして、そんな楽しみを皆さんと共有できるのは読メのおかげです。
ナイスやお気に入り登録ありがとうございます。
これからもよろしくお願いいたします(^_^ゞ
2014 8 31

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