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紋章も肖像も板に記され、掲げられたり、飾られたりするその使い方に特徴があった。現前するために、誰かが持ち運ぶか、どこかに取り付ける必要があった。しかし、実際の人に法人的性格を与える権威はそのメディア的利用法にあった。 異なるジャンルに見える紋章と肖像の関連は興味深かった、 肖像板絵の特性は紋章盾との対比において初めて形成されたとのこと。それまで、紋章学的な側面像を有していた肖像板絵が、側面像を放棄して正面性を獲得し、
平面性を超えたイリュージョニスティックナな深さ(窓)を探求することとなった、という理解、 それからは個を描く肖像というものが出てくるのであって、それ以前の肖像に近代性を見るのは誤りであるということ。
今は一番好きな画家です。オリジナルの筆のタッチを見て、そのすごさに気づきました。現代まで届く射程の長さは、本人が計算していた訳ではないと思うんですよね。後に続く画家たちが無視できなかっただけで。まあ、画を見りゃ無視できんわね。
topieさん、コメントありがとうございます。そうなんですね。自分はあんまり見たことなくて。マネの絵は白色がとても滑らかな筆致で好きだなと思っています。
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紋章も肖像も板に記され、掲げられたり、飾られたりするその使い方に特徴があった。現前するために、誰かが持ち運ぶか、どこかに取り付ける必要があった。しかし、実際の人に法人的性格を与える権威はそのメディア的利用法にあった。 異なるジャンルに見える紋章と肖像の関連は興味深かった、 肖像板絵の特性は紋章盾との対比において初めて形成されたとのこと。それまで、紋章学的な側面像を有していた肖像板絵が、側面像を放棄して正面性を獲得し、
平面性を超えたイリュージョニスティックナな深さ(窓)を探求することとなった、という理解、 それからは個を描く肖像というものが出てくるのであって、それ以前の肖像に近代性を見るのは誤りであるということ。