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2024年4月の読書メーターまとめ

◯
読んだ本
8
読んだページ
555ページ
感想・レビュー
8
ナイス
7ナイス

2024年4月に読んだ本
8

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

◯
本当に素材主義ともいうべき、今現在、新書を出すならば「目利きが9割」「素材が9割」のようなタイトルをつけられそう。とにかく毒舌で、ついには、名人たちの性格やお客の(女性への)皮肉まで言い出す。面白い。
が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
8

◯
本当に素材主義ともいうべき、今現在、新書を出すならば「目利きが9割」「素材が9割」のようなタイトルをつけられそう。とにかく毒舌で、ついには、名人たちの性格やお客の(女性への)皮肉まで言い出す。面白い。
が「ナイス!」と言っています。
◯
天晴な性格の悪さ。しかし、そこが面白い。毒舌ながら材料の良さや腹が減ってなければ美味しく食べれない、味覚馬鹿の連鎖など、きちんと教えてくれるところもある。飽きるまで食べて、そのものの本質がわかるというのは食だけではない考えに思えた。高い物だとか、何グラムという正確性よりも、もしかしたら、食に向き合う真面目な心のようなものを大切にしているのかも。
が「ナイス!」と言っています。
◯
食材、ある種の目利きの話と並行して、序盤に別の国の料理を下げる高慢さが見え、この文体こそ丁寧ながら隠しきれない自我の強さこそ作家らしいなと感じた。こまけぇな、という気持ちと、そのままの味を壊さないことの大切さ、新鮮さに感心。
◯
小さいときから「なにこれ」と思った話。悪いことをして、いいことをして帳消しになるかと思ったらそうではなく、最後の最後に死を通しての和解か。いいことパートでも迷惑をかけていることもある。何かの許しを乞うというよりも、自分と似た境遇の者への一方的な施しのように思える。見返りとか和解とかではなく、いたずらパートから一貫して気づいてもらいたかった話なのではないか。
ごんぎつね
◯
苦悩を格好良く、どこか男性的かつ高圧的に書いているように感じた。芥川龍之介に熱狂的に心酔している文学者が補完として読んでいれば十分に思う。女が原因な気もするし、父や夫になれなかったのかもしれないとも思う。
遺書
◯
だめ息子を描く話だが、個人的には優しさを持つ妹の方を描きたかったのではないかとも思う。
花火
◯
グロテスクさやエロさが最初は目につくものの、核として人への優しい眼差しがあり、バトル以上に人間の掘り下げパートに面白みを覚えた。非道な敵の人間部分の描き方が上手く、キャラクターを一面だけで終わらせない工夫と表情の使いどころが上手い。また、能力バトルとしての納得感や勝ち筋までの流れも力ゴリ押しでなく、納得感がある。それは、このキャラならこの行動を取るという納得感でもあるため、やはり、人の描き方が上手いのだろう。真祖という圧倒的な存在と未知数の善。設定は王道だが、誰もが成長し、主人公たり得る魅力があった作品。
◯
こうした格闘漫画はハッタリ力が大切だと思う。デカくて強いヤツが強いに決まっている、と読者に思われようと、そんな技あるかいとツッコまれようと、一握りのあり得るかもしれないに賭けたくなるような。その点、ギリギリ人間の範疇に収まっているように感じさせつつ、バトルのスピードを落とさない解説や企業の顔として闘う設定などハッタリが上手くのめり込め、はじめは不愉快なキャラでも段々と人間味と愛着が湧いてくる。どのバトルも楽しめる。ラブコメが誰とくっつくかダービーなら優勝のわからない格闘漫画もそのハラハラがあって、楽しい。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2014/01/01(3797日経過)
記録初日
2023/06/08(352日経過)
読んだ本
59冊(1日平均0.17冊)
読んだページ
14990ページ(1日平均42ページ)
感想・レビュー
59件(投稿率100.0%)
本棚
0棚
URL/ブログ
https://plus.google.com/101731005939009673260
自己紹介

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