近くの本屋さんが店じまいするので、最後のお礼のつもりで買った本の1冊。初っ端タイムリーな話で感慨深かった。読みやすくて楽しいお話。琵琶湖に行きたくなった。

事故で右脚を失ったダンサーが、AIの義足と認知症になった父と向き合う姿が描かれる。人間性を得ていくAIと、人間性を失っていく父親という対比が残酷だ。しかし、100の人間性を持たない相手と共存できるという光明も描かれている。

メキシコ、麻薬売買、アステカ、心臓、移民、臓器売買と、色々なキーワードが蜘蛛の巣のように組み合わされているのが面白かった。メインキャラの身長体重の平均値が、これまで触れた作品の中で多分最大。コシモの1.5倍くらいの身長の兀突骨の人外っぷりを実感した。

近くの本屋さんが店じまいするので、最後のお礼のつもりで買った本の1冊。初っ端タイムリーな話で感慨深かった。読みやすくて楽しいお話。琵琶湖に行きたくなった。