ずっと読みたかった作家でした。ローマ、ギリシアあたりの歴史は自分の頭の中で整理が出来ていなく、断片的な事実を薄く知っている程度。誰でも知っている歴史に登場する人物を身近な母や弟、師etcの視点からその人物像の人間を描いているので楽しく読めました。「歴史は重要な事項だけを追っていく傾向の強い後世の人々から見ると、全てが急いで進んでいくようだけど、実際は違うのよね」...と地獄でクレオパトラが言う。点と点を追う歴史ではなく線で繋がる歴史の面白さを味わいたい。次の塩野さんの作品、何にしようかな？

ずっと読みたかった作家でした。ローマ、ギリシアあたりの歴史は自分の頭の中で整理が出来ていなく、断片的な事実を薄く知っている程度。誰でも知っている歴史に登場する人物を身近な母や弟、師etcの視点からその人物像の人間を描いているので楽しく読めました。「歴史は重要な事項だけを追っていく傾向の強い後世の人々から見ると、全てが急いで進んでいくようだけど、実際は違うのよね」...と地獄でクレオパトラが言う。点と点を追う歴史ではなく線で繋がる歴史の面白さを味わいたい。次の塩野さんの作品、何にしようかな？

1950年代に人気を博したハリウッドの映画スターの生い立ちからエイズで亡くなるまでの自伝。450ｐのほとんどが誰と誰がどうした...のような状況描写で難しい言葉はないのだけれどもとても読みにくかった。スターなら誰でもやってくる人気に陰りが見えたときをどう乗り越えるか？お金とゲイの友人との華やかな世界が散りばめられていたけれど、内面の変化などがもっと知りたかった。「スターは他人がいる限り24時間演技し続けている」しんどかっただろうな....

何かでこの本が紹介されていたので手に取ってみた。読んでいても虚しくなるばかりでした。文中に「文化を与える親と金で買えるものしか与えない親」の一節。親の世話になり男にたかって自立しない人生ってなんだろう？以前、美しさを持つだけでその人の経済効果がそうでない人と?千万違うという記事を読んだ。美貌だけで不自由なく暮らせる世の中があるのは確か。