久しぶりの東野圭吾。しかし氏の本は読みやすさと面白さが全くと言っていいほど揺るがない。そして加賀恭一郎とくれば一気読み間違いなし。腹に一癖も二癖もある富裕層の御人達の避暑。丁寧な口絵がありがたく登場人物を頭に叩き込めば連続殺人事件の幕が上がる。夢中で読み進め、そして終盤にあなたが誰かを殺したと言うタイトルコール。なんてスマート。やはり上質なエンターテイメント。からの、からのが本当に楽しめた。特に｢これは将来の自分の姿だ｣この一文がズシンと来た。こういった犯罪が増えていくのか恐ろしくもある。

屍人荘で明智恭介が退場したセンセーショナルな衝撃は、「明智」と言う名前に引っ張られて勝手な印象を植え付けていたからだけれど、やっぱり彼も名探偵だった。…のかな！？（笑）見目麗しい愛すべきピエロな気がしてならないが、本当に魅力的なキャラクター。だからこそ、これ以上好きになっちゃダメだと心が勝手にブレーキをかけてしまう。逆転裁判4の成歩堂ショックが思い出され、ずっとこのままの時間軸で日常の謎をやって欲しい気持ちがグングン湧き上がる。現実逃避する為にも版権イラスト大量投下事件＆更なるエピソードを期待しています。

美人であることに対する苦悩ターンが藤崎翔氏の文体じゃない様な気がして、むしろハズレかと思った。（チャレンジ作？）しかし中盤からはページをめくる手が止まらず、いやもう本当にページをめくる手が比喩じゃなくて止まらなくなります。多くは語れない、ただ皆にとにかくこの小説を手に取って欲しい！絶対驚くし、作者の苦労がとても偲ばれる。努力の傑作。

久しぶりの東野圭吾。しかし氏の本は読みやすさと面白さが全くと言っていいほど揺るがない。そして加賀恭一郎とくれば一気読み間違いなし。腹に一癖も二癖もある富裕層の御人達の避暑。丁寧な口絵がありがたく登場人物を頭に叩き込めば連続殺人事件の幕が上がる。夢中で読み進め、そして終盤にあなたが誰かを殺したと言うタイトルコール。なんてスマート。やはり上質なエンターテイメント。からの、からのが本当に楽しめた。特に｢これは将来の自分の姿だ｣この一文がズシンと来た。こういった犯罪が増えていくのか恐ろしくもある。