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2024年10月の読書メーターまとめ

aika
読んだ本
7
読んだページ
1809ページ
感想・レビュー
7
ナイス
214ナイス

2024年10月に読んだ本
7

2024年10月のお気に入り登録
1

  • なー

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

aika
温かいココアがぴったりな肌寒い季節がやってきて、久しぶりの再読です。かつてハイミスと呼ばれた女性たちの恋愛にまつわる短編集。職場恋愛の話が多いのは、田辺さんご自身の経験も下敷きになっているのかなあなんて思いを馳せてしまいました。いつの時代も変わらない、理性ではどうしようもなくままならない恋心、仕事での葛藤、家族や世間が求める女性像とリアルな自分との間で揺れ動く気持ち…この物語に登場する女性たちと同じ位の年齢になってみて、彼女たちの孤独というものが肌に突き刺さるような痛みと一緒に感じられるようになりました。
ikomuro
2024/11/02 16:35

本当に、やっと温かい飲み物が恋しい季節になりましたね。読書にも最適な季節。楽しみたいです。

aika
2024/11/02 17:01

ikomuroさん、コメントありがとうございます☺️ 最近急激に読書熱が増してきました〜やっぱり読書の秋というだけありますね🤗 お互いに色んな作品を楽しみましょう〜🥰

が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
7

aika
『このサンドイッチ、マヨネーズ忘れてる』こんなにおどけた題名が、取り囲むあまりにも辛い現実から目をそらそうとする精一杯のユーモアであることの哀切で、眼に涙が浮かびました。ホールデンたちの突飛な言動にクスッと笑ったその刹那、侘びしくなって泣けてくる。そんな『キャッチャー』を読んだ時の心をぎゅっと掴まれる感触が、確かにこの短編集にも存在しています。「ハプワース」は、あまりのとめどなさに理解が追いつきませんでした。ノルマンディー上陸作戦に従軍したサリンジャーの心情の、散りばめられた哀しみが、切々と感じられます。
が「ナイス!」と言っています。
aika
温かいココアがぴったりな肌寒い季節がやってきて、久しぶりの再読です。かつてハイミスと呼ばれた女性たちの恋愛にまつわる短編集。職場恋愛の話が多いのは、田辺さんご自身の経験も下敷きになっているのかなあなんて思いを馳せてしまいました。いつの時代も変わらない、理性ではどうしようもなくままならない恋心、仕事での葛藤、家族や世間が求める女性像とリアルな自分との間で揺れ動く気持ち…この物語に登場する女性たちと同じ位の年齢になってみて、彼女たちの孤独というものが肌に突き刺さるような痛みと一緒に感じられるようになりました。
ikomuro
2024/11/02 16:35

本当に、やっと温かい飲み物が恋しい季節になりましたね。読書にも最適な季節。楽しみたいです。

aika
2024/11/02 17:01

ikomuroさん、コメントありがとうございます☺️ 最近急激に読書熱が増してきました〜やっぱり読書の秋というだけありますね🤗 お互いに色んな作品を楽しみましょう〜🥰

が「ナイス!」と言っています。
aika
淀んだ水溜まりに呑み込まれていく、降りしきる雨粒。家庭環境にも容姿や要領のよさに恵まれず、なけなしのお給金で困っている人を助けてしまうほどお人好しのミツが経験した、たった一度きりの恋。それは痛みを強く伴い、大学生・吉岡の手酷い仕打ちにも、愚かとも思えるほどにあまりにもひたむきで…傍から見ると悲劇的ともいえる運命をたどりながらも終生吉岡のことを想い続けるミツの心を思うと、嫌悪せざるをえない吉岡が、ふとした瞬間に彼女のことを思い出し、彼の中にミツが確かに息づいているのが余計に、どうしてもやるせなく感じます。
が「ナイス!」と言っています。
aika
木漏れ日が差し込み、風に揺られた木の葉がさらさらと音を立てる涼やかな公園のベンチで読了。思わずクスッと笑みがこぼれて自然と肩の力が抜けるおせいさんのやわらかくて力強い言葉が全身に染み込んでくるようでした。どことなく、自分に自信がもてなくて、このままでいいのか、とか、将来どうなるだろう、どうすればいいんだろう、と気分が重くなるときに決まって手にとる本です。笑顔で日々を過ごそうとする自分を肯定してくれます。「自分はいいもの持ってる。この道はきっといいとこに続いてる。それを信じなかったら、仕方ない。」
が「ナイス!」と言っています。
aika
文章に、揺れ動く自分自身の心が確かに支えられている。時間をかけてページを繰る中で、そんな感触を覚えました。リンドバーグ、サン=テグジュペリ、そして父と娘を固く結ぶ森鴎外。幼い頃から「読む」ことが生きることそのものだった須賀さんが、戦中戦後、日本からヨーロッパへと渡る人生を歩んでいく足元を作った作家や本との様々な出会いを辿るのは、何度読んでも心が躍るし、どこか励ましをもらっているような心地になります。それは、病の床についた須賀さんがずっと手を加えていたという本作に込められた魂に触れたからなのかもしれません。
が「ナイス!」と言っています。
aika
番組に心を動かされ手に取りました。強制収容所を生き抜いたユダヤ人精神科医で、著書『夜と霧』で有名なフランクルの生い立ちからその生涯を辿ります。人生が自身に何を期待しているのか、それを生きる意味と捉えるロゴセラピーを真摯に見つめる一冊です。とりわけ印象的なのは、番組の聞き手でもある小野正嗣さんの特別寄稿。フランス留学中の恩師で詩人のクロード夫妻が、アフリカ系難民の男性を家に下宿させ、もてるものを惜しみなく分け合い続ける姿をまっすぐに綴る小野さんの文章に、人間がもつ根本的な温かさを感じ、信じたくなりました。
が「ナイス!」と言っています。
aika
気づいたけれど、声をかけたりさっと行動できずに自己嫌悪でモヤモヤ…というループに陥っていたので、学びの多い本でした。自分の心の壁を越えて、周囲の人へのちょっとした声かけを大切にしてみる。「自分が言われて嬉しい、されて嬉しい」ことを基準にして、60%できればいい、くらいの軽い気持ちでOKと言われると、私にもできそうだと思えます。「相手の領土」を大切にする、というポイントは、人間関係に悩んでいる同僚に、力になりたいと一心で相手の深いところまで踏み込んでいたかもしれない、と反省もあいまって身にしみました。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2014/01/31(3949日経過)
記録初日
2014/01/18(3962日経過)
読んだ本
846冊(1日平均0.21冊)
読んだページ
263202ページ(1日平均66ページ)
感想・レビュー
812件(投稿率96.0%)
本棚
12棚
自己紹介

ゆっくりまったりと、お菓子や温かい飲み物と一緒に、おうちで読書するのが大好きです(*´ー`*)✨

藤沢周平さん、須賀敦子さん、宮下奈都さん、堀江敏幸さん、よしもとばななさん、宮本輝さん、アメリカのアンソニー・ドーアなども好きな作家で、よく読んでいます。

日本の近代文学だと、夏目漱石や太宰治、島崎藤村、世界文学だと、モンゴメリ『赤毛のアン』シリーズ、ドストエフスキーやヘッセ、シュトルムなどが好きです(^^)

読書メーターをはじめてから、様々な読書家さんとお友達になり、今まで知らなかった素敵な作品に出逢うことができました✨
素晴らしい出逢いに感謝です、どうぞよろしくお願いいたします(*^o^*)

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