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2024年2月の読書メーターまとめ

菱沼
読んだ本
8
読んだページ
3296ページ
感想・レビュー
8
ナイス
20ナイス

2024年2月に読んだ本
8

2024年2月のお気に入られ登録
1

  • ゆみゅ

2024年2月にナイスが最も多かった感想・レビュー

菱沼
発見再読シリーズ21。長いけど面白かった。面白かったけどやはり納得できない。8年に及ぶ関係者の沈黙と、殺される恐怖を抱えながら有名人になってしまう矛盾。好きなキャラクターではあるけれど、人間より動物を愛する怒りの少女(現代ならコミュ障と言われるかも)。このシリーズで、ちょっと変わった女性作家が登場するのは3人、いや4人目になるだろうか。そして彼女はイタリアへ。前半でメルローズが見せた甘酸っぱい葛藤はどうしたのだろう。何であれ脇役は名優が多いけれど、このシリーズだとウィギンズが回を追うたび面白くなる。
が「ナイス!」と言っています。

2024年2月の感想・レビュー一覧
8

菱沼
発見再読シリーズ22。常に変わらず個性的な子どもたち。それに加えて老人たち。なぜか彼らは身内にはあまり好かれていないように見える。結局彼女はある種のサイコパスだったということか。にしても、ジェーンがあのような形でジュリーを「利用」したというのはちょっと説得力に欠ける。イギリス北部の湖水地方、特にコニストン湖といえば、私の大好きなシリーズ『ツバメ号とアマゾン号』の舞台。ナンシーたちのご近所が舞台のこの物語に出てくる霧のわく山々の名前を見ながら、どれがカンチェンジュンガだろうと思った。ぜひ一度行ってみたい。
が「ナイス!」と言っています。
菱沼
発見再読シリーズ21。長いけど面白かった。面白かったけどやはり納得できない。8年に及ぶ関係者の沈黙と、殺される恐怖を抱えながら有名人になってしまう矛盾。好きなキャラクターではあるけれど、人間より動物を愛する怒りの少女(現代ならコミュ障と言われるかも)。このシリーズで、ちょっと変わった女性作家が登場するのは3人、いや4人目になるだろうか。そして彼女はイタリアへ。前半でメルローズが見せた甘酸っぱい葛藤はどうしたのだろう。何であれ脇役は名優が多いけれど、このシリーズだとウィギンズが回を追うたび面白くなる。
が「ナイス!」と言っています。
菱沼
再読発見シリーズ20。結局誰が犯人だったのか? 死んだ女性は誰だったのか? わけがわからないまま読み終わった。昔読んで覚えていたことは、トミーの「ワルツィング・マチルダ」と『渚にて』だけ。ワルツィング・マチルダは、オーストラリアの準国歌のような位置にあると聞いたことがある。映画『渚にて』は見ていないけれど小説は読んだ。レイモンド・ブリッグス『風が吹くとき』より前に書かれている。最近では朽木祥『海に向かう足あと』か。映画にはグレゴリー・ペックが出ていたはず。私の中でジュリー警視のイメージはペックなのだが。
が「ナイス!」と言っています。
菱沼
発見再読シリーズ19。犠牲者は全て長いブロンドの女性。結末を読んで「明日のジョー」を思ってしまった。決してしてはならない質問「ジョーは死んだんですか?」が喉元まで出てきている。本格ミステリーというわけではないと思うが、小説として面白い。でも、やはりジュリーに情事は必要ない。特にこの人は絶対タイプじゃないでしょう。逆に、ヴィヴィアンやジェニーやヘレンのような人には手を出しかねるのか。ウォーボーイズ一家のような、悪気なく災厄を撒き散らす人は時折いる。
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菱沼
ネタバレ発見再読シリーズ18。その人はやめときなさいよ、と思ってたんだけどなあ。ジュリー警視に情事は必要ないと私は思う。しかしこの結末。私は彼女が大金の遺産を手にして、それを思う存分有効に使える未来があればいいと思っていた。しかし、血縁の家より男爵夫人の方があの子には似合う。最初から、彼女の現在と未来は相容れなかったのかもしれない。メルローズのしたことは、ちゃんと正当防衛として罪に問われないのだろうか。それでも警察と面倒なやりとりがあったに違いないと思う。新聞には載らずにすんだかな? アガサがきっと黙っていない。
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菱沼
発見再読シリーズ17。子どもと少年。これは欠かせない。今回動物は出てこなかったか。靴を脱がずに家の中に入れる暮らしというのは、他人を迎え入れやすいのかもしれない。家のぐるりに縁側がめぐっていて、よその人がそこに腰掛けては喋って行った田舎の家をちょっと思った。エラリィもピーター卿も犯人の良心に裁きをまかせることがあった。そして、過酷な事実であっても真実を第一にすることもあった。今回、舞台がロンドンでヘレンも関わらない事件であったらジュリーはどうしただろう。
が「ナイス!」と言っています。
菱沼
発見再読シリーズ16。なぜテスのことを忘れていられたのか? 私はずっと彼女のことが気になっていた。しかし、鎮痛磁気ネックレスのエミリーといい、生意気でとんがった子どもがよく出てくる。マキャルヴィとウィギンズが面白い。マキャルヴィの、木漏れ日のように時折きらめくロマンチストなところが彼の人物造形に深みを与えている。レイサー主任警視にはない人柄の陰影だ。そういえば、アガサもこの種の陰影とは無縁の人物。彼女は芝居の道化のような、あるいは文章の「・」のような、なくても済むけれど、それなりの役割を担っているようだ。
が「ナイス!」と言っています。
菱沼
発見再読シリーズ15。時代ゆえか、登場人物誰も彼もタバコを吸う。15歳の少女まで。おまけに彼女にタバコを与えるのが警察の人間なんだから。そしてスコットランドヤードの主任警視は昼食にブランデーを飲み、酒臭い息でジュリーに説教をする。こういうことはピーター卿もエラリィ・クイーンも同様だった。相変わらずジュリーもプラントも、子どもたちも猫も好みで面白いけれど、犯人の性格と犯罪の動機・手段との乖離が納得するにはちょっと遠い。それに、ペニーを悲しませてまで少年を誘拐する必要はあったのか。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2014/02/10(3701日経過)
記録初日
2014/02/03(3708日経過)
読んだ本
1084冊(1日平均0.29冊)
読んだページ
325903ページ(1日平均87ページ)
感想・レビュー
1027件(投稿率94.7%)
本棚
4棚
性別
職業
専門職
現住所
茨城県
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