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2024年10月の読書メーターまとめ

菱沼
読んだ本
7
読んだページ
3446ページ
感想・レビュー
7
ナイス
22ナイス

2024年10月に読んだ本
7

2024年10月のお気に入られ登録
1

  • たまご

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

菱沼
なぜこんなに面白いのだろう。正直、企業リムとか、家族の形態とか、社会的背景をちゃんと理解できている自信はないのだけれど、とにかく弊機の人となり(?)で読ませる物語になっている。この「弊機」という言葉をつくりだした翻訳者はすごい。弊機が少しずつ人間的になっていく(トラウマなども)ことも含め、それでも警備ユニットであることの面白さ。「編集済」も面白い。ひとりシャトルを守っていたラッティの辛さも、戦うのと同じくらいだっただろうと思う。
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
7

菱沼
再読。しかし、ローリーは本気なのか、とそっちを案じてしまった。読み手としては、ポールは胡散臭い奴としか思えないのに、花だのパリだのでだまされるなんて。(だまされたかったのか?)裕福で、著名で紳士、そしておそらく男性優位主義といえば、全米ライフル協会会長を務めたチャールトン・ヘストンを思い出す。武器がなければ、武装で身を守らなくてはならない状況も起きない。人種の坩堝アメリカ、ニューヨーク。日本でも、若い人たちが3、40年前より保守に傾いているようで不安になる。
が「ナイス!」と言っています。
菱沼
ネタバレ再読。今回も医療現場の経営と効率のための陰謀。むろん、その裏には「これからの人」「役に立つ人」に医学の力を傾けたいという考えがあるのだろうけれど、その選別は誰がするのか。民族への迫害ではないというだけで、ナチスが強制収容所でしたことと同じではないかと思う。憶測でも、間違っていてもいいから、考えついたことはできるだけ多くの人に伝えておいた方が後のためになるかもしれない。死ぬよりは、笑い者になる方がましだろう。
が「ナイス!」と言っています。
菱沼
再読。美しくて才能のある検屍官とイタリア系の刑事といえば、コーンウェルの「検屍官シリーズ」だけれど、書き手が男性になると、ちょっとだけ、男性だったら「女性ならではの可愛さ(愚かしさ)」と言いそうななものが垣間見える気がするのは偏見だろうか。(偏見だろう、きっと)しかし、ギャングというものは本当にここまで自己中になれるものなのか。途中までは、黒幕を『エロイカより愛をこめて』のマフィア、ボロボロンテのイメージで読むことができたのに。しかし、この本のギャングたちはタバコを吸わないのだろうか。
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菱沼
再読。主人公ショーンの性格にはちょっとついていけない。若気の至りとはいえ、盗みまでするのはどうなのか。手段など選んではいられない状況だとしても、もう少しやりようはあったと思う。ジャネットの積極性はいいと思ったけれど、主体的なようでいて依存する部分もあり、主役のふたりになかなか感情移入ができなかった。それでも面白くはあったのだけれど。ロビン・クックは物語の背景に、病院経営の費用やアメリカの保険制度、それと対立するかのようなモラルを書くことがよくあると思う。医師として悩んだことがあるのだろうか。
が「ナイス!」と言っています。
菱沼
なぜこんなに面白いのだろう。正直、企業リムとか、家族の形態とか、社会的背景をちゃんと理解できている自信はないのだけれど、とにかく弊機の人となり(?)で読ませる物語になっている。この「弊機」という言葉をつくりだした翻訳者はすごい。弊機が少しずつ人間的になっていく(トラウマなども)ことも含め、それでも警備ユニットであることの面白さ。「編集済」も面白い。ひとりシャトルを守っていたラッティの辛さも、戦うのと同じくらいだっただろうと思う。
が「ナイス!」と言っています。
菱沼
再読。ロビン・クックの一連の医学ミステリーの中では一番好きだったかもしれない。岩波新書の森島恒雄著『魔女狩り』は高校生の頃読み、宗教裁判や「異端」と呼ばれるものに興味を持っていた。「ひとと違うこと」が恐れられ、「多数派に属さない」ことが糾弾される。今でもそうだ。この物語でライ麦の麦角に起因する幻覚症状を知り、近代科学の恩恵がなかった時代には、その幻覚を悪魔の所業とするのも十分あり得ると思った。しかしキム、その彼で本当にいいですか。あっと言う間に新薬ができてしまうのにも驚いた。
が「ナイス!」と言っています。
菱沼
再読。日本で病原性大腸菌O157の食中毒事件が大ニュースになったのと、ほぼ同時期に発表されている。作中では、このほか病院の合併と、医療と経営の齟齬などが背景にある。最初は主人公の性格についていけなかった。最後は主人公とその妻がどうなったか(ちょっと簡単すぎる気もした)気になった。それにしても、やはり子どもには死んでほしくない。昔読んだジョージ秋山の漫画「花のよたろう」で、友だちが重い病気にかかったときに、よたろうが泣きながら言う「こどもでも死ぬんですか」を思い出す。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2014/02/10(3944日経過)
記録初日
2014/02/03(3951日経過)
読んだ本
1145冊(1日平均0.29冊)
読んだページ
348405ページ(1日平均88ページ)
感想・レビュー
1088件(投稿率95.0%)
本棚
4棚
性別
職業
専門職
現住所
茨城県
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