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2025年1月の読書メーターまとめ

日の光と暁の藍
読んだ本
15
読んだページ
4414ページ
感想・レビュー
13
ナイス
150ナイス

2025年1月に読んだ本
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2025年1月にナイスが最も多かった感想・レビュー

日の光と暁の藍
フィクションなのでどう評価してよいのか難しいのだが、有り得たであろうシナリオというものを出来る限り現実にも照らし合わせながら書き上げたのがこの一冊なのだろう。読み始めると一気に最後まで読み終えることが出来たので、夢中になって読んだのは事実。何が事実で何がフィクションなのかは闇の中だが、この本の中で描かれたモデルの統一教会と自民党の関係、神道系右翼、民族派右翼の政治への介入、日本におけるフィクサーが実際にどの程度影響力を持っていたのか、ということは気になった。自分にとって日本政治の闇への啓蒙の一冊となった。
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2025年1月にナイスが最も多かったつぶやき

日の光と暁の藍

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2025年1月の感想・レビュー一覧
13

日の光と暁の藍
第一次世界大戦とヴェルサイユ条約についてのケインズの見方が本書で述べられている。講話会議でのウィルソンに対するケインズの酷評が面白い。講和条約がヨーロッパの未来を見据えていないと指摘する。経済相互依存関係にあった当時のヨーロッパで、食糧の輸出入が物流の破壊により制限されることはドイツのみならずヨーロッパ全体を危機に陥れると警鐘を鳴らす。賠償額のテクニカルな部分は細かいが、ロシアの食糧に依存するヨーロッパという枠組みなど現在にも繋がる構造も理解出来た。あとがきの訳者による各章の要約が本書の理解に役に立つ。
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日の光と暁の藍
本書で語られる歴史には目から鱗が落ちた。終戦直後の日本には莫大な財宝が存在し、その財宝は、隠匿退蔵物資事件として行方が分からなくなっていること。GHQ内部の派閥争いが戦後日本にも受け継がれていること。「戦時中はナチスドイツの資金を世界でただ一つ決済していた悪名高き存在」のBIS。戦争で国家としては対立していてもBIS内部では協力して運営されていた点などなど。日本と世界が戦前戦後の教科書的に語られる事実とは異なる裏の歴史を知りたい人に是非読んでほしい。いつまで戦後を日本は続けるのか、憤る想いを読後抱いた。
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日の光と暁の藍
【1960年に結ばれた日米地位協定合意議事録の問題】日米地位協定が条文通りに運用されず、いかに米国にとって都合のいいように運用されてきたのかが描かれている。諸外国の地位協定とも比較しつつ述べられる著者の指摘は、国際政治環境の変化に応じた日本の外交交渉力の欠如だ。著者は結論として、日米地位協定合意議事録の撤廃を唱える。「合意議事録が国会の審議を経ていない点で正統性を持たないこと」、「米軍機が日本国内の民用地で緊急離着陸を行うのは、この合意議事録を根拠としている」ことなど、合意議事録の問題点を指摘している。
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日の光と暁の藍
フィクションなのでどう評価してよいのか難しいのだが、有り得たであろうシナリオというものを出来る限り現実にも照らし合わせながら書き上げたのがこの一冊なのだろう。読み始めると一気に最後まで読み終えることが出来たので、夢中になって読んだのは事実。何が事実で何がフィクションなのかは闇の中だが、この本の中で描かれたモデルの統一教会と自民党の関係、神道系右翼、民族派右翼の政治への介入、日本におけるフィクサーが実際にどの程度影響力を持っていたのか、ということは気になった。自分にとって日本政治の闇への啓蒙の一冊となった。
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日の光と暁の藍
【確固たる自分を持つことの意味】物語全体を通じて、作者は何を読者に伝えたかったのか。それを考えてみると、モラトリアムを通じて紆余曲折しながらも、自分自身を信じてあげられる強さを身に付けることの大切さを伝えたかったのではないか、と思う。とても陳腐な言葉でしか表現出来ない自分がもどかしい(笑)挫折したことや諦めてしまったことも色々とあるだろうけれど、それを経験にするのも反骨心としての糧とするのも自分次第。自分自身を諦めなかった彼女たちの生き様がハッピーエンドに繋がった。誰かじゃなく、自分だけの想いを信じて。
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日の光と暁の藍
日常生活や友人関係、会社における上司と部下、取引先のお客様や協力会社の方など、人と関わる際にその人がどんな人物か、意識せずに人付き合いは出来ない。その上で、その人物がいかなる思想を持ち、どんな国家観や理念を持つのかということが政治家ほど致命的になる職業はない。中国が若手議員に接触してくる様子が紹介されている。昨年の自民党総裁選を門田氏の言うように、高市早苗対親中派議員の戦いと位置付けたとき、日本は完全に中国の浸透工作に敗北した。日本を守るための国家観や思想を持たない議員は簡単に親中派議員となっていく。
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日の光と暁の藍
歴史を正しく振り返ることはある意味勇気がいる。 今まで正しいと思っていたこと、歴史に則って行っていると思っていたことが、本当は歴史的には間違っていると気付いたときに人はどう思うだろうか?それを認めることが出来るのか。反発して受け入れることを拒否するのか。例えば、神武天皇は明治維新において利用された、と聞くとどう思うだろうか。幕末まで神武天皇は重んじられていなかったという。大日本帝国、明治新政府は、なぜ忘れ去られていた神武天皇を呼び戻す必要があったのか。少しでも気になる方は是非本書を読んでみて欲しい。
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日の光と暁の藍
ずっと読みたいと思っていた本を読めた。読んでいて胸が熱くなった。まず圧倒的にリアリティのある文章。虫の音が鳴き止むことが何かの接近の合図になることを恐れたり、特殊部隊員の精神状態の切り替え、上陸までと上陸後の作戦進行中の描写。臨場感が凄い。官僚組織としての弊害や、自衛隊員が何を持って作戦に臨むのかという理念の問題。得られた成果とそのために払った犠牲。国際政治における力関係の中で自衛隊や日本に出来ることは何かと問うこと。一つの物語として素晴らしいだけでなく、色々と考えさせられた。非常に濃密な一冊だった。
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日の光と暁の藍
「外務省の士気、練度がかつてなく低下し、日本外交が劣化している」と嘆く著者が、その原因を見つめ改善策を提示しようと試みたのが本書だ。愛国心や日本国の利益のためという気概が足りないのは、教育のせいで、外務省だけじゃなく全国民に言えることだろう。驚いたのは、キャリアで一度も在外勤務をせず外交ならぬ内交で終わる職員がいることだ。おまけに内交に長けている者が出世するというのだからおかしな話だ。そんな人物がトップに立つ組織で、海外で本当の外交をするプロフェッショナルが育つはずもない。読んでいて暗い気持ちになった。
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日の光と暁の藍
コルビー氏の主張には賛同出来る面と出来ない面がある。バランス・オブ・パワーで秩序を維持する、中華民族の偉大な復興も自由にやってよいが、中国の覇権は拒否する等々。中国の言い分にも耳を傾ける姿勢は独善的でなく理解出来る。しかしながら、一見融和的に見える政策は中国の軍事覇権を止めることにはならない。本書で垣間見えたのは、アメリカは一国で国防産業も賄えないし同盟国の安全も守れないから自国で守ってね、という弱体化したアメリカの姿だ。著者はリアルな議論が必要だと言うが本書の内容自体が繰り返しが多く具体性に欠けている。
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日の光と暁の藍
読み応えのある本だった。共同体、権力、争点が三位一体としてバランスを取り運用されてきたことで国内政治が今まで安定的に機能してきた。それが現在は機能不全を起こしつつある、という問題提起を行い、その原因や背景を述べていく。多くの先行研究を参照しつつ述べられていくリベラリズムについての著者の解説は非常に論理的で、一冊の構成としてもとても素晴らしい出来となっていると思う。リベラリズムと一言で言っても様々な要素があるが、その要素の分類も素晴らしかった。リベラリズムの歴史、変容について学びたい人に読んでほしい一冊だ。
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日の光と暁の藍
「國體の危機とは、私たちの生き方そのものが許されていない状態を指します」。日本人が日本人らしく生きること。それが少しずつ出来ない国家になりつつあるのが今の日本だ。いや、敗戦からずっとそうなのかもしれない。歴史的に国際政治で行われていることは、文化や伝統、家族、真の歴史を守ろうとする勢力とそれらを壊そうとする勢力の戦いだと認識した。本書には、2022年9月30日に行われたプーチン大統領演説の全文が掲載されている。馬渕氏は、このスピーチを「真の近現代史の総括」と捉えている。これを読むだけでも本書の価値はある。
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日の光と暁の藍
国内外を問わず、政治家の姿を知るためには政治家から出た直接の言葉を聞くのが一番だとこの本を読んで感じた。故安倍晋三氏の言葉から語られる様々な政治家の実際の姿。トランプは実に人間味を感じさせる人物だったり、プーチンも話が分からない人物では無いと感じさせてくれるようなエピソードがあった。また、実際の行政組織の特徴やそこで働く人物たちの行動パターンや思考方法なども、やはり政治家が語らなければ国民には分からないな、と。政治課題に対して安倍さんがどう考えていたのか、また、各国首脳に言う事は言うその姿が描かれていた。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2014/02/22(4013日経過)
記録初日
2012/05/08(4668日経過)
読んだ本
691冊(1日平均0.15冊)
読んだページ
217782ページ(1日平均46ページ)
感想・レビュー
396件(投稿率57.3%)
本棚
5棚
自己紹介

ナイス、ありがとうございます。
皆様からのナイス、本当に嬉しいです。

興味のある本、読みたいと思っている本の感想、レビューを見て、いいな、と思う人をナイスorお気に入りにさせて頂いております。

どこからともなくナイスされたりすると思いますが、ご容赦下さい。

皆様、どうぞよろしくお願いします♪

like:歴史、外交、広島東洋カープ、バンドリ、etc.

2014/02/22(土)読書メーター登録。

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