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2024年10月の読書メーターまとめ

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2024年10月に読んだ本
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2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

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中心都市の変遷などの歴史から、これからの世界の形を予想する。市場が民主主義に勝ち、保険が強力な産業となる。超帝国ができあがるなどというのはどうかと思うが、下層ノマドが増大するのはそんな兆候が見られるかも。近未来の予想でも「2025年には、いずれにせよ中国共産党の76年にわたる権力に終止符を打たれるであろう」「日本でさえ、韓国モデルを『成功するモデル』として、こぞって模倣するようになる」などと書いてあるので、ほどほどに。
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
31

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あみだくじから始まる方程式の可解性。最近秘密ノートばかり読んでいて、久々に数学ガール本編を読む。自分は高校の頃は大学に行ったらガロア理論を勉強したいと思っていた。数学科では解析への道へ進んでしまったけれど、正規拡大とか懐かしい。双倉図書館の夜のできごとで、ストーリーの方も少しは進むのか。
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下巻はがんの予防やDNAの世界へと分け入る。タバコ業界との駆け引きなど、医学界から飛び出て企業や政治も絡んでくる。分子生物学などの進歩もあり、根源的な原因へと迫ってはきたけれど、まだまだ戦いは終わらない。いつの日にか、この病が恐ろしいものでなくなることを願う。
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人々を苦しめてきた病・がんとどのように戦ってきたかの歴史。上巻は放射線療法や化学療法などについて。人体実験のような治験もあるけれど、医師たちの絶えまない努力などを経て、少しずつ治療法を確立していく。死が書かれるシーンは心痛む。下巻へ。
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時間的、空間的な著者のたくらみを、読者はどのように味わうか。ハーヴァード大学の講義だったそうで、読者への要求水準は高そう。「哀れにもエーコはスズメバチに刺さされて命を落とす」こんな話が新聞に載り、それを本気だと信じるとか、楽しい話も。自分には第2レベルの読者にはハードルが高いかも。
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新聞に連載されていたもののようで、見開きに1話、サラサラ読める。猫の満員電車とか、お腹の肉で猫を作るとか、こんなこと考えないよ!というの多い。ハンガーを盗まれて得意になっていたり、柴犬を演歌顔という妻もちょっと変わっているかも。そんな中で年をとった嘆きは同じように感じてしまう。でも、クラウス・ハインツ・フォン・デム・エーベルバッハは自分も覚えていますぞ。
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書評や歴史随想など。第1章で紹介されている本のうち、自分の既読は4冊。かなり読書量不足かも。歴史随想では藤原不比等の話が良かった。「小説講座で語る」は葉室先生の小説観が伺えて興味あるところ。
が「ナイス!」と言っています。
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中心都市の変遷などの歴史から、これからの世界の形を予想する。市場が民主主義に勝ち、保険が強力な産業となる。超帝国ができあがるなどというのはどうかと思うが、下層ノマドが増大するのはそんな兆候が見られるかも。近未来の予想でも「2025年には、いずれにせよ中国共産党の76年にわたる権力に終止符を打たれるであろう」「日本でさえ、韓国モデルを『成功するモデル』として、こぞって模倣するようになる」などと書いてあるので、ほどほどに。
が「ナイス!」と言っています。
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中国の春画の男たちは、なぜ童顔で筋肉がなく、ぽっこりお腹なのか。庭園でよろしくやっているのか。鞦韆(ブランコ)や井戸の意味は。春画について縦横無尽に語る中野先生。白黒とはいえ、中国を主とした東西の春画が満載なので、人前では読めない。これで「序説」なのだから、著者はもっと濃い本論が書けるのか?
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下巻はスウィフト、ポープ、デフォーについて。一応「ガリヴァー旅行記」や「ロビンソン・クルソー」ぐらいは読んでいるので、少々戦えるかと思ったけれど、「原文を読んでみると分かる。非常に精細な手際である。」と言われても、自分の英語力では分からないです。ロビンソンには続編があったのね。
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18世紀英文学講義録。第2編の「十八世紀の状況一般」は政治や住民、娯楽などについて語る。「如何に寝言なような哲学でも」とか「往来の真中は穴だらけ、汚穢物だらけまた水溜りだらけ」、「賭博的傾向は英国人特有の性質であって彼らは毫もこれを悪徳と考えていなかった」とけっこうボロクソ。本論の方は、自分はアヂソンもスチールも初めて知った人なので……。
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ずいぶん前に単行本では既読のはず。安野さんならではの視点の置き方が面白い。自作「ABCの絵本」のメイキングが、外国人との言葉や文化の違いを感じさせ、興味深いところ。年賀状も1冊の絵本のネタになりそう。
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表題の「現代誘惑論」や「浮気十戒」「夫婦喧嘩礼賛」など、遠藤先生もこんなこと書くんだ、とちょっとゲンナリ。母の思い出、癩病院訪問、リヨンのことなどの回想は惹かれる感じ。お手伝いの本性びっくり。
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氷室さんとお母さんのバトル(?)記。出雲旅行記が枠になっているけれど、アラビアン・ナイトのように、エピソードがいろいろ挟まる。女性が結婚の幸せであるという価値観を押し付けられるのは、あるある記なのかな。テレビで名出しで人生相談されたことに激怒する氷室さんだけど、こうしてお母さんをダシにエッセイを書いているのも同じような気が。「この道を渡ると、五番館(注・今は西武になっている)が…」、残念ながら西武もないです。ともあれ、けっこう仲が良いと思う母娘でした。
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「あなたの脳に眠る数学的知性を覚醒させよう!」とあるけれど、これを読んで数学ができるようになる本ではない。概算や表現といった人間の優れた能力を取り上げ、数学者がどのように数学的発見をしていくかを解説していく。「知的探求に決まった道筋はない」、とても興味深く読ませてもらった。
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高校時代に買った本。東山魁夷という大画家を知った小画集。日本の美を描くイメージがあるけれど、ヨーロッパの風景も素晴らしい。この本を買った当時好きだった絵は「緑のハイデルベルク」だけど、今も変わらず。
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起源、作り方、そして世界のあちこちで食べられている納豆について。大人版ではデンジャラスな高野さんだけど、こちらはかしこまっていて、子どもに楽しさを教えるような感じ。挿し絵もたくさんあるので、納豆のいろいろな食べ方のイメージが湧いてくる。
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下巻はセイコーミュージアム、シャープミュージアムなど17館。宣伝だけではなく体験してほしい。企業もさまざまな知恵を絞り、自社なためだけではなく、社会に受け入れられるミュージアムを目指す。未来を見つめる、なるほど行ってみよう。
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資生堂やトヨタ、日清食品などの企業ミュージアムについて。企業ブランドの維持、社員のモチベーション向上、地域貢献など、さまざま使命を帯びて設立されている。上巻は16のミュージアム。自分は博物館好きだけど、行ったことがあるのは2館のみ。どれもこれも行ってみたい。
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「本書はアントニオ猪木の商標使用許諾を得て制作されています」とあり、プロレスネタはそこかしこに。「言語版SASUKEに挑む」「接頭辞BLUES」とか、かなりぶっ飛んだ話もあるけれど、押さえるところは押さえていて、なるほどと思ったりする。がちの使い方、タコの可能性も面白い。Round3もお願いしたい。
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多くは自著についてのインタビュー。東日本大震災については半年も経たないうちに現地を訪れ、現地の人について観察、考察している。原子力については日本は思考停止。青森ねぶたで跳ねながら家族システムについて考えているトッド氏を想像すると、ちょっと可笑しい。
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「生涯を通じ旅を愛した作家の多幸感あふれるエッセイ集」とある。表題の地中海の旅の話もあるけれど、フランスに暮らしていた日々、イギリス、ロシア、インド、日本の地の話もある。当地で暮らす人との接触、美しい風景や芸術、人々が生きた痕跡などから、得たもの溢れてくるものを紡ぎ出す。小説のインスピレーションはここから出てくる、と思わせるものも。
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ルネサンスで多くの芸術家を生み出したフィレンツェ。豊かな財政による芸術の保護、市民が参加するコンクール、万能の天才をつくり出すアトリエ。しかし、その芸術家が大いに活躍したのは他の都市において。「一般の市民たちは彼ら自身優れた趣味を持っていただけに、けたはずれの天才の存在を許さない傾向を持っていた」とのこと。奥付けをみると、自分が生まれる前に書かれた本なのね。
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時代劇に出てくる目明かしは正義の味方みたいなところがあるけれど、実際はけっこう悪いことをしていた。お上にも手に負えなくなってしまったらしい。著者はゲーム史の人なので、賭博や遊戯に絡む話が多い。
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中国西南の少数民族を訪ねた写真集。祭りに着飾る女性、旧市街を行き交う人、多くの人で賑わう市場など、当地の生活の息遣いが伝わってくる。刺子に精を出すお婆さんの写真が一番。文章がイマイチなのは残念。
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人口知能とその周辺のことについて、1ページのグラフィックと1ページの解説で。最初は紀元前1300年頃の三目並べから。アル=ジャザリーの自動人形とか、エスダンの機械庭園とか、ラガードの作文機関とか面白い項目が並ぶ。フランケンシュタインやターミネーター、たまごっちといった項目もあったり。機械学習1959年や顔認識1962年はけっこう早い年での項目。ラストは死を予測するAI2019年。
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道東で家畜に大きな被害をもたらしたOSO18。そのヒグマを駆除すべき追うドキュメント。自分の仕事を持ちながらも、長期に渡りクマと対峙してきた人たちは大変なことだったと思う。ほとんど肉食と化してしまったヒグマを生み出しのは人間。軽々しく野生との共生と言えない現実がここにある。
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「後年とは異なり、時代と対峙する緊張感をはらんだ批評が随所に現れる」とある。「テロリズムとは歴史のエロティックの極期である」とか「存在するものの解体がその極点にまで達する運動である社会革命」「国語改革はエセ進歩主義である」などと、なんだかよくわからないままに攻撃的。もうちょっとお気楽に読めるエッセイの方がうれしい。サド裁判に関わる話は興味あるところ。
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生成AIはどの段階に来ているか、私たちの仕事を奪っていくのか。著作権などの問題点も織り込む。自分はこの方面に疎いので、弁護士がChatGPTに騙された話や、プロンプト・エンジニアリング、「夜明けのザリヤ」の著作権などは初めての話題。ChatGPTは数学が大の苦手らしい。薄い本なので、この方面もっと読みたい感。
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「若い読者」ではないけれど読んでみた。題材からしてヨーロッパ中心にならざるを得ないけれど、インドや東アジア、南北アメリカやアフリカなどにも触れる。バッハの活躍は巻の半ばで、それ以前の話もけっこう厚い。背景となる政治や社会、女性の役割も。ロックやヒップホップも取り上げ、現代音楽に関する評価は興味あるところ。かなり駆け足だけど、一通り音楽の歴史をつかむのにはいいかも。
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安楽死の合法化は命の選別につながる方向に進んでいくという報告。いつの間にか障がい者の医療を巡る話になっていたりする。安楽死は賛成か反対かで割り切れるものではなく、原点の終末期医療の問題に立ち返るべきとのこと、当時者にとっては切実な問題なのだろうが。
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ネタバレ「逃亡派」などを書いたポーランドの作家・トカルチュクさんの講演録2本。ノーベル賞の記念講演「優しい語り手」は物語に世界の未来を託す。「第四人称の語り手」というのは、ストンと落ちなかったけれど。「中欧の幻影は文学に映し出される」は来日公演とのこと。中欧の置かれた位置や精神風土から、かの地の文学を掘り下げる。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2009/12/18(5454日経過)
記録初日
2009/12/17(5455日経過)
読んだ本
5455冊(1日平均1.00冊)
読んだページ
1828321ページ(1日平均335ページ)
感想・レビュー
5455件(投稿率100.0%)
本棚
27棚
性別
現住所
北海道
自己紹介

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