年間・読書メーターまとめ

年間でナイスが多かった感想・レビュー

2023/03/02

読み終わって、しばらく呆然としていた。ノンフィクションとも思える、リアリティのある設定に心理描写。兵器の扱いや、狙撃に関しても、専門書と思えるほどで、そのあたりは正直、読み飛ばした。章の冒頭に載った、名もなき兵士の日記に、釘付けになった。何人狙撃したかについて、だんだん感覚が麻痺していく様子が、ただただ恐ろしい。でも、やらなきゃ、自分が死ぬ。「死にたいか、戦いたいか」そもそも、作者がこの時代の女性狙撃兵のことを書こうと思ったことが、すごい。

が「ナイス！」と言っています。

評判通りの本でした。ハートウォーミングな内容でした。図書館の人たちって、モクモクと仕事してるイメージありましたが、結構話好き？私自身も、調べ物あって図書館に相談したら、逆に質問攻めと思えるくらいのトークが!そんなことを思い出しました。

が「ナイス！」と言っています。

表題作に爆笑。（図書館の片隅で、読んだけど、何度も吹出してしまった!）伊良部先生のシリーズ、久しぶりですけど、やっぱり定期的に読みたいな!

が「ナイス！」と言っています。

御本人は、「逃病記」とおっしゃっていますが、緩和ケアに切り替えるのに、相当な葛藤があったと想像します。そのあたりは、あえて触れていません。体調の波も激しく、かつゆるやかな下り坂、それでも語られる日常、家族（特に旦那さん）友人や仕事仲間、食い入るように読んでしまいました。書かずにはいられなかった先生の心情を思うと、泣けてきます。 You Tubeに、林真理子先生が、この本の書評を投稿してました。