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2024年3月の読書メーターまとめ

paluko
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2024年3月に読んだ本
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2024年3月のお気に入られ登録
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  • happyshotan

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

paluko
ネタバレ昔、読んだような気もするが内容をすっかり忘れているので実質、初読み。登場したときのドリアン・グレイがありえないくらい純真なことに驚く。空虚なダンディ・ヘンリー卿に自らの美貌と若さの価値を吹き込まれ、精神のいわば純潔を失ったドリアンはさっそく「冒険」を始める…のはまだわかるが、いきなり卑しい街を徘徊して怪しい連中と関わり始めるのはちょっと理解に苦しむ。じつは主人公ドリアンより、彼が捨てる若い女優シビル・ヴェインのほうに興味をひかれた。現実世界で愛を知るまでは舞台上の虚構の世界だけで「生きて」いたという…
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2024年3月にナイスが最も多かったつぶやき

paluko

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2024年3月の感想・レビュー一覧
10

paluko
「19世紀の人々は「情報洪水」を心配した。20世紀になると「情報爆発」と言われるようになった。そして今では、「ビッグデータ」を前にして、人間はみな「小人」と化した」(33頁)。19世紀末、すでに「文章、画像、地図(略)などあらゆるメディアを、どこでもあらゆる人に提供する、完全で詳細なインデックス」(世界書誌目録)なるものが構想されていた(39頁)のは興味深い。そして将来「いつでもどこでもすべてが記録され」⇒
paluko
2024/03/27 16:34

「あらゆるものが複製され、地理上の距離にかかわらず即時的な相互作用ができ、記録はより強力に分析され、プライバシーのない社会が来るだろう。「個人が資料を利用して利益を得る社会」から、「資料という体制が個人に影響を与え、コントロールし、個人から利益を得ようとする社会」へのシフトが起きている」(177頁)。情報術は小手先のtipsではなく、生き(のび)る術と言えるのかもしれない。

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paluko
アーカイブの歴史や関連する法律の話はなかなかに小難しくて目が滑るのだが、アーカイブの重要性を示す実例、たとえば特別養子縁組に関する記録管理や東日本大震災対策機関の議事録未作成問題、ナチス~東ドイツ秘密警察の権力行使においてデータベースが極めて有効な武器となっていた等の事例紹介にはまさに蒙を啓かれる思いがした。人類の進歩は個人の寿命をはるかに超えて知識経験が蓄積されることに拠っているのだから、記録(アーカイブ)が生命線になるのは考えてみれば当然か。
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paluko
テーマ別練習用の譜例が豊富な上に、巻末に「練習目的別・曲例リスト」あり。平易で、しかも大切なポイントを押さえていると感じる。すべての始まりは自己肯定、自分の声を好きになること。「なぜなら歌いたくなるのは、基本的にはごきげんなときです」(19頁)。
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paluko
ネタバレ昔、読んだような気もするが内容をすっかり忘れているので実質、初読み。登場したときのドリアン・グレイがありえないくらい純真なことに驚く。空虚なダンディ・ヘンリー卿に自らの美貌と若さの価値を吹き込まれ、精神のいわば純潔を失ったドリアンはさっそく「冒険」を始める…のはまだわかるが、いきなり卑しい街を徘徊して怪しい連中と関わり始めるのはちょっと理解に苦しむ。じつは主人公ドリアンより、彼が捨てる若い女優シビル・ヴェインのほうに興味をひかれた。現実世界で愛を知るまでは舞台上の虚構の世界だけで「生きて」いたという…
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paluko
行末の○■△※などの記号の意味がわからず、凡例も見当たらずとまどうが、要するに○同士、■同士…が脚韻を踏んでいることを示す記号だった。108頁からの職人たちによる劇中劇と、観客たちのツッコミが可笑しい。
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paluko
『フランケンシュタイン』、その作者メアリ・シェリーの父ウィリアム・ゴドウィンの著した『ケイレブ・ウィリアムズ』、さらに『エクソシスト』『ドリアン・グレイの肖像』という著名な作品をとりあげ旅・エンクロージャー・写真術・コレクションなど時代の流行をも援用しながら分析しており、怪奇幻想文学の歴史や構造の理解に役立つ一冊。それにしても、フランケンシュタインと吸血鬼ドラキュラという二大怪物が同じひと夏(1816年のスイス・レマン湖)の退屈しのぎの物語競作から生まれたというのはボサノバの誕生にも似て興味深い。
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paluko
受刑者が「センター生」と呼ばれる、PFI(Private Finance Initiative)刑務所、別名「民活刑務所」というものの存在をこのコミックで初めて知った。2018年刊行だが、卒業?後の彼らはいまどうしているのだろうか…。
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paluko
「全体にさらっと」という印象ですが、それだけ頭に入りやすいです。特に白秋の「あめんぼあかいなあいうえお…」の「ざ行バージョン」をAIで作る(36頁)という試みは面白かった。人を使うのと同じく、自分の欲するものをしっかり説明する能力が必要なのがよくわかる。あとAIと擬似「読書会」(62頁)もできるらしい。AI特有の優等生的回答は、大人受けするツボを心得た子どもの読書感想文を思わせる。
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paluko
読了した全員が「タイトル詐欺!」と叫ぶこと必定。とは言っても、では自分が編集者だったとしてどんなタイトルをつける? と訊かれたらこれまた全員が困惑しそう。最高級食材を使って素人が作る料理と格安食材で一流シェフが作る料理、どっちが美味しい? という話があるけど本書は明らかな前者。これだけインパクトの強いネタが大量にあって、なぜこんな平板な読後感になるかなあ~という。「何とか貢献しなきゃ」「ルールは守らなきゃ」という日本人にありがちなメンタルに潰されず、現地に完全に適応できる著者の才能には感心した。
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paluko
『病気の子ども』の中で小鳥にパンを与えようとする子どもの台詞、というか内心の声「少しおふるまいをしよう」に心を撃ち抜かれる。健気さと早熟さ、育ちの良さが綯い交ぜになった感じというか。『冬至の夜』狼登場で興奮。この発想はなかった。『玻璃の塔』の塔の描写、特に最上階の「猿の形の柱」はこれまで似たものを見たことがないにもかかわらず目の前に見えるような鮮烈さ。サクリの種族とか、外の住民との関係性とか、もっとこの世界のことを知りたい気持ちになる。
あたびー
2024/03/08 15:08

お読みいただきありがとうございます!(((o(*゚▽゚*)o)))

paluko
2024/03/08 15:59

愉しく読ませていただきました~

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2009/12/23(5238日経過)
記録初日
2009/12/23(5238日経過)
読んだ本
1595冊(1日平均0.30冊)
読んだページ
426642ページ(1日平均81ページ)
感想・レビュー
974件(投稿率61.1%)
本棚
7棚
性別
現住所
東京都
URL/ブログ
http://d.hatena.ne.jp/paluko/
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