ネタバレ★ニューギニアのマノクワリで演芸分隊として活躍した元軍曹、俳優加東大介の従軍記録。分隊の精神的支柱を担う博多仁和加を嗜む僧侶・篠原軍曹を始め、長唄師匠、コロムビアの歌手、かつら屋、針金加工職人、仕立て屋、脚本家、デザイナー他、寄せ集め集団が知恵と工夫で南方の島に取り残された7000人の将兵の心の拠り所になる話。ノンフィクションなのに少年マンガのような展開に一気読み。相当悲惨な状況をユーモラスに描写されて泣き笑い。エンタテインメントの真髄を見る思いで読了。ワルバミ農場隊のその後が気になる。2/23→3/1

ネタバレ★同棲開始2か月目のエピソードと学生時代フェスに参加する話。一緒にいるのが一番楽しい頃ですね。

ネタバレ★1988年刊。モノクロなのが残念だけど、時系列に沿って史跡や墓碑、古文書が掲載されて分かりやすい。古文書のキャプションに読み下し文がほぼなく翻字のハードルが高くて辛い。小塚原で斬首説の横倉甚五郎の遺品が貴重。伊東甲子太郎の流麗な筆跡よ。創作に使えそうな小ネタはまだいっぱいある模様。1/28→3/10

ネタバレ★ニューギニアのマノクワリで演芸分隊として活躍した元軍曹、俳優加東大介の従軍記録。分隊の精神的支柱を担う博多仁和加を嗜む僧侶・篠原軍曹を始め、長唄師匠、コロムビアの歌手、かつら屋、針金加工職人、仕立て屋、脚本家、デザイナー他、寄せ集め集団が知恵と工夫で南方の島に取り残された7000人の将兵の心の拠り所になる話。ノンフィクションなのに少年マンガのような展開に一気読み。相当悲惨な状況をユーモラスに描写されて泣き笑い。エンタテインメントの真髄を見る思いで読了。ワルバミ農場隊のその後が気になる。2/23→3/1

ネタバレ★宮古湾海戦の巻。ガトリング砲の過去エピで河井継之助登場。黒田清隆の岩村精一郎へのディスりに留飲を下げる仕様。相馬主計、伊庭八郎登場。当然流泉小史説。8歳も違うのに歳と呼び捨てしただろうか。沖田はさん付けする不思議。池田屋事件の近藤組に島田魁がいた説。甲賀源吾の最期が盛り盛り。黒田清隆の使者に万国海律全書を渡すエピソードが前倒しなのは本作のラストの布石かな。当然酒樽に星恂太郎のエピはなし。今巻の擽りポイントは大塚波次郎一番乗り。

ネタバレ★昭和63年刊の文庫化。沖田が島田魁と組んで事件を解決する短編シリーズ。配役的に山崎なんじゃないのかと思うけど、当時の沖田人気が窺えます。どの話も攻めた解釈に意表を突く仕様。新選組の犯行とされる事件をすべてひっくり返したホワイト集団説だけれど、これはこれで寂しい気が。沖田とお梅さんの妹との恋が上品で好感度高し。1/8→2/20

ネタバレ★幕末の京師を描いた群像劇。既に花街から見た新選組を描いているのがすごい。尊攘派に結構手厳しいけど伊藤俊輔は別。土方のキャラ造形について司馬遼太郎がいかに画期的だったかが分かる。大石鍬次郎の扱いは悪くないのに伊東襲撃後にニヤついたせいで後年の扱いが違ってきたのかな。本作も竜馬とある。2/16→2/23

ネタバレ★新選組三部作、その3。3冊合本版の方が情報が多いのかと思ったけれどこちらの方が多い。合本版に未収録の「新選組」がとても良い。お幸さんが素敵。森平八フィーチャー。市川崑「新選組」の印象的なセリフはかなり本作から拝借している模様。2/16→2/23

ネタバレ★新選組三部作、その2。新選組ものの古典にしてネタ元。字が大きくて読みやすい。2/16→2/23

ネタバレ★完結巻。近江屋での最期。外はええじゃないかの騒乱、内は凄惨な暗殺の場面がフィルムノワールみたいで良い。暗殺者は「薩摩弁ではない、新選組ではない」以外は不明。伊東甲子太郎の登場を期待したけれど残念。ラストが乙女姉さんのシーンで1巻冒頭に戻る仕様。富さんが忘れられなくてよかった。3/1→3/10

ネタバレ★大政奉還の巻。回天のために奔走中。病床の沖田がかわいそう。後藤象二郎に帯同して行った永井尚志のところで近藤、土方に会った説。無血開城、徳川存続を目指す龍馬と武力討伐を目指す薩摩とは一致を見ないまま。これが伏線かな。3/1→3/10

ネタバレ★高杉晋作歿。倒幕勢力側から見た四侯会議が興味深い。主役なので沈没したいろは丸に積み荷があった説、大政奉還の構想を竜馬が練った説。船中八策。慶応3年秋、新選組がんばってる。土佐に帰還まで。3/1→3/10

ネタバレ★後藤象二郎と長崎で対面の巻。確執のある郷士と上士の間を周旋する岩崎弥太郎の役回りが分かりやすい。容堂をラスボスにすることで和解成立。竜馬以外の土佐藩のイメージは勤王で一旗揚げようと思った郷士と勝ち馬に乗りたい機を見るに敏な上士。3/1→3/10

ネタバレ★すっかり風格が身につき、ユニオン丸で薩摩→長崎→長州へ。乙女姉宛ての手紙に沿った展開上手い。大村益次郎のキャラがよく見るパターンで楽しい。高杉はこんなに奇兵隊と慣れ合ったのかな。家茂公薨去がおいたわしい。土佐元藩主、上士の手の平返しよ。上士に対して留飲を下げる展開が続きそう。乙女姉さんが西郷のタイプどストライクで笑う。「ごわーた」はひどい。3/1→3/10

ネタバレ★薩長同盟締結と第二次寺田屋事件の巻。薩長とも最終目的のために面子を捨てて手を結ぶところが盛り上がる。中村半次郎が情に脆くてかわいい。沖田総司に見逃してもらう説。饅頭屋長次郎は織り込めなかったのが惜しい。本作の陸奥陽之助のキャラと天満屋事件が繋がらないなあ。2/23→3/1

ネタバレ★薩長同盟のお膳立てだけして、大坂城で大久保一翁の伝手で将軍家茂に会った説。みんな大好き家茂公。竜馬の思考が徳川潰しなのか共存なのか分かりづらい。本作の高杉晋作は豪快ないい男。薩長同盟締結難航中。2/23→3/1

ネタバレ★薩長同盟へ向けて周旋全開。下関での締結に向けてようやく長州を説得したのに西郷にすっぽかしを食らう場面、長州側がかわいそう。「おい」と「おいどん」を同義で使用。土方歳三が巡察中にサシで勝負という読者サービス。2/23→3/1

ネタバレ★伏見薩摩藩邸から薩摩へ。いよいよ薩長同盟へ向けて周旋開始。大久保一蔵登場。陸奥陽之助再登場。2/23→3/1

ネタバレ★武市半平太、岡田以蔵の最期の巻。海軍操練所にいた土佐郷士は勝の伝手で西郷のいる薩摩藩邸に匿われ、以蔵は捕縛。陸奥陽之介がミステリアス。司馬遼太郎に影響を受けつつ独自脚色で面白い。2/20→2/23

ネタバレ★池田屋事件、蛤御門の変、神戸海軍総連所閉鎖の巻。新選組ファンにもおなじみの辺り。池田屋事件当時に竜馬、中岡慎太郎が四国屋にいた説。桂小五郎の奔走も無理がなく上手い。西郷隆盛登場。2/20→2/23

ネタバレ★岡田以蔵潜伏の巻。絵になるので新選組も多めに登場。みんな大好き徳川家茂登場。佐那子さん頑張ったのに惜しい。土佐では利用価値のなくなった土佐勤王党の弾圧。土佐の藩主と上士の悪役っぷりが嫌になる。2/20→2/23

ネタバレ★海軍操練所の金策に奔走と土佐勤王党の凋落。新選組登場。キャラ造形は「燃えよ剣」の影響が強い。八月十八日の政変と天誅組挙兵の時系列が危ういけれど、土佐郷士の選択肢が狭まった点は分かりやすい。山内容堂のラスボス感よ。2/16→2/20

ネタバレ★土佐側から見る文久2～3年頃が興味深い。5月10日の期日は家茂上洛で決まったのでは。口説き落として勝の護衛につけたことで恐らく岡田以蔵の生涯で一番かっこいいエピソード。姉小路公知があっという間に退場してしまって残念。土佐勤王党犯行説。北添佶摩、望月亀弥太登場。浪士組上洛。2/16→2/20

ネタバレ★文久2年ごろ。上海編と京都編。土佐勤王党の全盛期。高杉晋作と仲良し。ついに土方登場。キャラ設定が「燃えよ剣」ぽい。渡辺多恵子「風光る」でも思ったけど、沖田と竜馬のキャラが被りがち。2/8→2/16

ネタバレ★フィクション多めの脱藩の巻。吉田東洋の暗殺は岡田以蔵実行犯説。武市半平太が腹黒い。上海で高杉晋作と合流。2/8→2/16

ネタバレ★土佐勤王等結成と袂を分かつところまで。中岡慎太郎登場。吉村寅太郎脱藩に揺らぐ竜馬。少年向けとしても分かりやすく、大人が読んでも面白い。2/8→2/16

ネタバレ★安政の大獄、吉田松陰斬首まで。吉田東洋、河田小龍、ジョン万次郎、そのほか土佐郷士の面々もだんだん役者がそろってきました。武市半平太が出世欲の権化みたい。岡田以蔵が楽しそうで辛い。2/8→2/16

ネタバレ★江戸修行編。加代相手に童貞を切って江戸へ。さっそく佐那登場。長州勢も結構似てて楽しい。土佐へ帰郷まで。

ネタバレ★竜馬16歳。竜馬持ちで武市、以蔵の3人で登楼の巻。ムッツリな武市。少年向けギリギリの描写に吹いた。成功したのは以蔵だけなのにさらに笑う。

ネタバレ★天狗の正体にジョン万次郎を絡めたエピソードが面白い。少年時代の武市半平太が色ボケで笑う。後半は若き山内容堂登場。

ネタバレ★剣術道場を巻き込んで上士組との遺恨試合で岡田以蔵vs.乾退助、坂本竜馬vs.後藤象二郎の夢対決。原作者らしく漢字ネタが多くて笑う。武市、以蔵、竜馬で天狗退治へ。