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2024年3月の読書メーターまとめ

原付野郎
読んだ本
7
読んだページ
1693ページ
感想・レビュー
7
ナイス
78ナイス

2024年3月に読んだ本
7

2024年3月のお気に入られ登録
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  • とも

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

原付野郎
旅は立案者の内面を映す。スポコン風味のきっちりとした雰囲気があった前巻のキャンプに対し、なでしこと斉藤が繰り広げる今回のキャンプはとってもゆるゆる。作中屈指のマイペースな2人を、公共交通機関のタイトな時刻表としっかり者の後輩が軌道修正していく様は、前巻とはまた違う楽しさがある。後輩がツッコミを入れてくれることをいいことに、道中ボケまくる先輩2名と、呆れながらもまんざらではない後輩の図は愉快で、なんだか緩い運動部の合宿旅行のよう。サイクリングキャンプとはまた違う青春を感じる。
原付野郎
2024/03/19 21:37

余談。定期的に絵柄が変わるこの漫画。16巻にしてまたまたチェンジ。お目目のパッチリとした少女漫画風の絵柄になった。個人的にはとっても好み。あと10巻くらいこの絵柄のままでいいですよ、あfろ先生。

が「ナイス!」と言っています。

2024年3月の感想・レビュー一覧
7

原付野郎
書店でこの本を見かけ、目次をみたところ、西部劇の本なのに「トイストーリー」の章が!いったいこの本はなんなんだ?と気になって読んだ。とっても面白い西部劇批評で、読者の多くが抱える「ステレオタイプな西部劇像」を打ち壊すために、古典に新作、他ジャンル、他媒体…と様々な対象から語っていく。目当ての「トイストーリー」批評は抜群の面白さで、この題材だけで1冊書いてほしいくらい。それ以外だと、西部劇と時計の関係を説いた章が面白かった。正義のガンマンは時間を守らなくちゃならないが、きっちり守るのもらしくない。なるほどね。
が「ナイス!」と言っています。
原付野郎
読むのがしんどい巻だった。といっても、つまらなかったわけではない。むしろその逆。これまでの積み重ねがきちんと生きた巻で、登場人物たちのとる行動に説得力があり、また共感もできる。だが、そういった行動が組み合わさって、最悪の事態へと突き進んでいく。あからさまな悪人は出てこない。みんながみんな、自分が思う「みんなにとって良い未来」のために行動している。なのに事態は悪化するばかり。…本当によくできた話だと思う。よくできているからこそ、読むのがしんどかった。
が「ナイス!」と言っています。
原付野郎
ネタバレ再読。もともと「癌」というタイトルにする予定だったとあとがきに書いてあり、ちょっと納得する。1巻の感想でも書いたが、この作品は病人まみれなのだ。主人公たちは持病を抱え、ほかのキャラはバイラスに侵され、宇宙人は「地球人の感情」に侵されていく。全編を病的なイメージが覆い、まるで悪夢のよう。でも読み終わった今は、「ドリームキャッチャー」というタイトルでよかったと思う。ドリームキャッチャーであるダディッツにとっての「ドリーム」がなんなのかを考えると、ジンとくるものがある。怪作だと思うが、この作品が私は好きだ。
が「ナイス!」と言っています。
原付野郎
1巻のころの刺々しさがだいぶ薄れて、遠吠え感がなくなってきた第4巻。全体的にキャラに愛嬌がでてきた。それをとくに感じたのがエイプリルフール回。オチが和気あいあいとしてて良い。あと、「富士山大好きと言い始めたのは地元出てから」というセリフに共感する。一度距離をとって初めて、魅力とかありがたみに気づくということはよくある。富士山に限った話じゃないけど。
が「ナイス!」と言っています。
原付野郎
旅は立案者の内面を映す。スポコン風味のきっちりとした雰囲気があった前巻のキャンプに対し、なでしこと斉藤が繰り広げる今回のキャンプはとってもゆるゆる。作中屈指のマイペースな2人を、公共交通機関のタイトな時刻表としっかり者の後輩が軌道修正していく様は、前巻とはまた違う楽しさがある。後輩がツッコミを入れてくれることをいいことに、道中ボケまくる先輩2名と、呆れながらもまんざらではない後輩の図は愉快で、なんだか緩い運動部の合宿旅行のよう。サイクリングキャンプとはまた違う青春を感じる。
原付野郎
2024/03/19 21:37

余談。定期的に絵柄が変わるこの漫画。16巻にしてまたまたチェンジ。お目目のパッチリとした少女漫画風の絵柄になった。個人的にはとっても好み。あと10巻くらいこの絵柄のままでいいですよ、あfろ先生。

が「ナイス!」と言っています。
原付野郎
ネタバレ再読。HGウェルズをオマージュしたのかは知らないが、侵略宇宙人が地球の環境に激弱だったという肩透かしな展開に。宇宙人自体が脅威であることには変わりないのだけど、人間の感情を覚えたり食事に舌鼓をうったりとなんか憎めないので、恐怖の対象にはなりえない。そのかわりを務めるのが軍司令のカーツ大佐。パットン将軍から愛嬌を抜いたようなこの男が、物語を動かす強い脅威となる。しかしそれ以上に強烈なのが、ほんの一文だけ出てくるピエロのペニーワイズだ。
が「ナイス!」と言っています。
原付野郎
東部中部西部のキャラが出そろい、静岡全域をバランスよくネタにしていく第3巻。中部の「しょんない」精神と西部の「やらまいか」精神を比べる回が好き。しょんないを「のんき」と言い換える雲春の評が的確。たしかにのん気なんだよ静岡市とその周辺。良くも悪くも。そのあとに「のんきと自信は紙一重」とつなげるオチが綺麗。なんというか、全体的にオチのつけ方がこなれてきていて、脂がのってきているのを感じる。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2014/03/31(3681日経過)
記録初日
2014/03/10(3702日経過)
読んだ本
1255冊(1日平均0.34冊)
読んだページ
320802ページ(1日平均86ページ)
感想・レビュー
1255件(投稿率100.0%)
本棚
4棚
性別
自己紹介

映画が大好きなオタクです。好きなジャンルはSF、ファンタジー、冒険小説。あと映画関連本もよく読みます。最近はウイスキーについての本を読むのにはまっています。

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