話題の新書。初手から終わりまで映画「花束みたいな恋をした」が例にひかれております。観る気がしない映画筆頭だったけど観てみようかしら。知識の「ノイズ」を受け入れる余裕がない状態では確かに本は読めないです。半身で働ける社会、実現するといいなあ。日本の初期読書、音読だったというのが衝撃。みんなで楽しむものだったとは…。近代以降「修養」として行われた読書。10代の頃、本を読んでいると「えらいね~」と半笑いで言われるのが嫌で、人前で読まなくなったっけ。えらいって何だよと思ってたけど、修養だもんねえ。

話題の新書。初手から終わりまで映画「花束みたいな恋をした」が例にひかれております。観る気がしない映画筆頭だったけど観てみようかしら。知識の「ノイズ」を受け入れる余裕がない状態では確かに本は読めないです。半身で働ける社会、実現するといいなあ。日本の初期読書、音読だったというのが衝撃。みんなで楽しむものだったとは…。近代以降「修養」として行われた読書。10代の頃、本を読んでいると「えらいね~」と半笑いで言われるのが嫌で、人前で読まなくなったっけ。えらいって何だよと思ってたけど、修養だもんねえ。

真面目にパンチラと女性の羞恥心について、徹底して調査&考察しております。真面目が過ぎて笑えます。まずは日本女性がパンツを履くキッカケとなったとされる「白木屋事件」の実相から。でしょうね〜、ですが、下半身が見えることなんか気にしちゃいません。当たり前だよ、命かかってんだ。勇ましく裾を翻し隣のビルに飛び降りた女性もいるくらい。膨大な文献により、結構最近まで日本女性が股が見えたり、ズロースが見えたりすることに無頓着だったことを明かしています。エロじゃないズロース広告、胸丸出しで驚愕したわ。胸の価値、低っ!

輪廻転生するらしい生殖本能さんが語る、同性愛オス個体・尚成君の内面&ヒトの世界。何から何まで、いちいち同意してしまって、首もげそう。地球のためにはヒトが絶滅するのが一番とかね。でもあと数世代先にしてとかズルく思うわけですが。颯 との会話で尚成なりの発展路線に着地してくれるかと期待しちゃった。ラストうっすら涙目に。「機嫌良くひとり」をキープする姿は私の泣きポイント。余計なお世話だけどさ。何だか長年の冤罪が晴れて釈放された人を見る気分。よかったね…と言っていいのか？というか。モヤる気持ち込みで傑作でした！

前作同様クスクス笑いつつ、やっぱり文章上手い！と感心しながら楽しみました。139pまでは。にしおかさん本人が一線を超えたと言うように、よく書いたなと思います。書かずに可愛いポンコツ一家のままでいることもできたのに。ハンバーグの空気抜き殴りって何？最低のDVジジイじゃん。愛すべきパクソなんかじゃないよ。他人の親ながら死ねって思ったわ。にしおかさんが絶叫したようにママとお姉ちゃん3人で暮らしてほしい。熱いママの愛情に素直に泣きたいのに、コヤツのせいで怒りが。今後も本が続くなら、この件どうするのかモヤります。

両親に虐待されている少女・沙耶が誘拐される。そして、沙耶は誘拐された先で快適な暮らしを経験し、初めて大人から大切に保護される感覚を知る。沙耶が誘拐犯を慕うに連れ、読んでいるこちらの犯人への好感度も爆上がり。となると身代金2,000万の意味は？最後まで飽きず読みました。ところで犯人逮捕に燃えあがる刑事たちを指して「この場所にいる人間はみな正義という名の苛烈な教義を誰よりも愛する、狂信者ばかりなのだ」は名句。沙耶両親のクズっぷりも相まって、ついでにコイツらにも天誅を！と願ったのでした。（降りました、スッキリ）