ネタバレ議員と元女優の夫婦の家から火事が。焼け跡からは二人の死体。捜査一課の五代は生活安全課の山尾と組み捜査を始めるうちに山尾に不信感を抱く…。　事件の真相は被害者の高校時代まで遡る。五代の地道な捜査、小さな手がかりから次の手がかりへと目が離せない。

ネタバレ仕事の現場に怒鳴り込んでくるクレーマー男（亀夫）。亀夫が脳溢血で亡くなり飼い犬（カメオ）を預かり事になる。ペット禁止のマンションで隠れて飼うが…。　読みやすかった。人間の身勝手さが目につくが土壇場での心の葛藤に少しは救われた。野に解き放されたカメオが人間に捕まらず逞しくのびのびと生きてほしいと願いながらも野犬は怖いと思ってしまう。

ネタバレ「八犬伝」で人気の曲亭馬琴の息子と結婚し滝沢家に嫁いだお路の紆余曲折な人生。　お路の目線で描かれた滝沢家の人々。よくこんな家で辛抱強く暮らしていけたなと思う。最後には失明した馬琴を助け「八犬伝」を完成させたお路に〈あっぱれ〉をあげたい。

ネタバレ今回の舞台は長野県。友人に呼ばれて訪れた鷹央・小鳥・舞が殺人事件に巻き込まれる。友人と言うのが鷹央の元カノ！って事に驚き。殺人未遂で犯人を捕まれたがその夜に殺人が、そして容疑者が天久鷹央！なんとなく話の流れで犯人は解るけどトリックとかは医学的な専門家じゃないと辿り着けないシリーズ。

ネタバレ完結かと思いきゃまだまだ続く。登場人物それぞれの過去など丁寧に描かれているので例え雑魚キャラでもちょっと感情が入ってしまう。応援したくなる人物が敗れると悲しいし、得体のしれない無骨でさえ最期の会話で感情がこみあげた。賞金が目的でなくただ強いものとやり合いたい気持ちでの参加者は敗れたとしても後悔はなく楽しさのみを抱いて逝く。泣かされる場面がいっぱいだ。

ネタバレ善人長屋④　シリーズ3作で終わりと思ってたので嬉しい続編です。最初の話が（白狐）が盛り上がりに欠けると感じたが最後（牧谿の猿）にピッタリとハマる。さすがです西條さん!

ネタバレ赤ずきんシリーズ③　今回の舞台はアラビア。千夜一夜物語をベースにアラジン・アリババ・シンドバッドと物語を紡いでいく。そして赤ずきんの決めゼリフ「あなたに犯罪計画は、どうしてそんなに杜撰なの？」魔法が飛び交う世界、何でも有りに思えるが赤ずきんがどう真相を突き止めるか面白く読めた。次作も楽しみ♪

ネタバレ議員と元女優の夫婦の家から火事が。焼け跡からは二人の死体。捜査一課の五代は生活安全課の山尾と組み捜査を始めるうちに山尾に不信感を抱く…。　事件の真相は被害者の高校時代まで遡る。五代の地道な捜査、小さな手がかりから次の手がかりへと目が離せない。

ネタバレきたきた捕物帖③「気の毒ばたらき」千吉親分の文庫屋が火事に。付け火の犯人はお染。なぜお染が？また焼け出された仮屋に現れる怪しい人々が…。　お染さんの真相が解るにつれせつなくなる。　「化け物屋敷」28年前に拐われ殺されたおとよの事件。調べるうちにこれは同じ人間が何年にも渡り繰り返しおこしているのではと疑問は湧く。　 なんとも陰鬱で嫌な話でした。真相がわかっても下手人は亡くなってるし（しかも大往生）怒りをぶつける先が無い。ラストにお染さんの息子が登場することで気持ちに晴れ間がさしました。さすが宮部みゆき！