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2025年1月の読書メーターまとめ

ゆみのすけ
読んだ本
10
読んだページ
2545ページ
感想・レビュー
10
ナイス
362ナイス

2025年1月に読んだ本
10

2025年1月のお気に入られ登録
2

  • ひそひそ
  • 有坂汀

2025年1月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ゆみのすけ
「労働」と「読書」の相性の悪さ。生活に読書を取り入れるためにはどうすべきか。働き方についての提言。と本書タイトルに関係がある内容はもちろん書かれている。が、それ以外の著者曰く「ノイズ」に相当する内容も興味深かった。本を音読して皆で楽しむ形から印刷技術が発達したことで、黙読をするようになったこと。サラリーマンに司馬遼太郎が好まれていた時代。様々な文学作品の全集が各家庭に揃っていた経緯など、日本社会と読書の変遷は知らないことばかりで楽しく読んだ。
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2025年1月にナイスが最も多かったつぶやき

ゆみのすけ

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が「ナイス!」と言っています。

2025年1月の感想・レビュー一覧
10

ゆみのすけ
「労働」と「読書」の相性の悪さ。生活に読書を取り入れるためにはどうすべきか。働き方についての提言。と本書タイトルに関係がある内容はもちろん書かれている。が、それ以外の著者曰く「ノイズ」に相当する内容も興味深かった。本を音読して皆で楽しむ形から印刷技術が発達したことで、黙読をするようになったこと。サラリーマンに司馬遼太郎が好まれていた時代。様々な文学作品の全集が各家庭に揃っていた経緯など、日本社会と読書の変遷は知らないことばかりで楽しく読んだ。
が「ナイス!」と言っています。
ゆみのすけ
女性の国会議員。彼女のもとで働く女性秘書。女性の政治記者。そして、女性の地方議員。ある女性議員の死の真相を探るうちに、とんでもない事実に辿り着いた4人の物語。圧倒的な男性社会に蔓延る女性軽視の風潮。でも、それは国会だけではない。男だから。女だからと役割が決められ生きることが当たり前の日本社会。日々感じていた違和感を掬い取り、筆者がおかしいと憤慨してくれたことに光を感じた。性差による差別が存在する日本社会。100年後に今の社会を振り返り、こんな時代があったんだと笑えるような日がいつか来てほしいと切に願う。
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ゆみのすけ
抜群の安定感&安心感があるキッチン常夜灯。今回も癒された。主人公はファミリーレストラン「シリウス」の製菓工場で働くかなめ。製菓工場といってもお菓子作りに携わるわけではなく、他店からの製菓の発注をまとめ、翌日の手配をしたり、本社との連絡係のような立場。お客様の顔が見えない仕事、他の社員との人間関係に疲れ果てていた彼女が辿り着いたのがキッチン常夜灯。今回もシェフの料理に力を、言葉にヒントと優しさをもらい、元気になった。自分も仕事にちょっぴり疲れたタイミングで読んだので、出てくる言葉に救われた。
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ゆみのすけ
じわじわと鳥肌が立つような怖さがやってくるエッセイ集。駅のホームに並ぶ際、一番前には立たないわけ。演劇鑑賞中に頭をよぎるぶち壊してしまいたくなるような衝動。母親の一言に老いを感じ、不安になる日々。ホラー的な怖さを感じさせるものもあるが、それよりもじわじわ迫りくるわけのわからない怖さのものが多い。それは人間の考え方、心に棲みついている隠れた怖さでもあり、そこに焦点をあてているのがさすが。本の表紙もブツブツしていて、鳥肌を表現しているのもすてき。
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ゆみのすけ
イスラム教の国で戒律が厳しく、隣国と衝突することも頻繁にある国。というのが私のイランに対するイメージ。そこに住む女性の暮らしに興味を持ち本書を手にした。本書はテヘランに住む様々な女性にインタビューしたもの。弁護士、エンジニア、タイル作家、看護師、風紀警察など。特に驚いたのはイランに女子相撲の選手がいること。性的マイノリティーの女性たちの存在。共通しているのはどの女性も何かしらの生きづらさを抱えて生きているが、明るく逞しくとにかくタフ。その力強さに励まされた。本当に読んでよかった。
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ゆみのすけ
とってもおもしろかった。猫が猫のために書いた「人間の家を乗っ取るための方法」が詳細に描かれている。人間はどんな生き物か。彼らを虜にするための仕草と声。自分のお気に入りの場所を手に入れるための方法。おいしい食事にあるつく方法。人間と暮らすためのマナーなど、これを読めば人間を思うままに操れること間違いなし!素晴らしい教科書。猫がいかに賢く、したたかで、ユーモラスな存在がよくわかった。何度もクスクス笑ってしまった。
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ゆみのすけ
高校時代、国語を習ったセンセイと38歳のツキコさんが偶然出会い、恋が始まる。センセイとツキコさん年の紡ぎ方がとても美しい。居酒屋で夏は冷奴、冬はおでんや湯豆腐にお酒を傾けながらたわいない話をしたり、きのこ狩りに行きセンセイのスタスタと歩く姿に驚いたり、お花見でセンセイが他の女性と話しているのを見て嫉妬をしたり。2人の間にもいろいろあるが、センセイの関係をゆっくりと丁寧に紡ぐ姿勢が紳士的でとてもいい。ツキコさんを大切に思っていることが、伝わってくる。ツキコさんのセンセイを思う切なさにもじんと来る。
じいじ
2025/01/05 18:59

川上弘美は苦手なんですが、この『センセイの鞄』だけは大好きで3回も読み返しています。この小説だけは、生真面目でちょっと惚けた先生とツキコさんの掛け合いが、何度でも読みたくなります。

ゆみのすけ
2025/01/07 20:11

再読したくなる気持ちよくわかります。私も今回10年ぶりに再読。やっぱり2人の間に漂う空気がいいなぁと思いました。

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ゆみのすけ
この巻はよく言えば「旅に慣れてきた」悪く言えば「旅に疲れ嫌気がさしてきている」ように感じた。最初の頃の人や出来事への新鮮さ、好奇心、興奮があまり感じられず、旅が日常になっていくさまを見ているようだった。旅が長くなると、「日本人」「日本語」のほうが非日常になるのかと不思議な気分になった。日本人のご夫妻に会い、ご馳走をしてもらうために必死になるさま。ご夫妻と日本語で話せることに安堵しているさま。見知らぬ日本人に日本語の本を交換してもらうことに喜びを感じていること。これまでと違う作者の心の動きが見られた。
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ゆみのすけ
肉野菜炒めとパックご飯の夕飯を動画を見ながら食べる。控えめな服を着て、予定通り仕事をこなす。仕事と動画とご飯というルーティーン女 浜野。そんな彼女の前に現れたのがホストクラブ通いの20代パリピ編集者平木。ひょんなことから彼女と仲良くなり、振り回されるが、その振り回されっぷりが気持ちいい。中華メキシカン蟹といろんな料理をたらふく食べたり、ライブで思いっきり楽しんだり、新しい扉が開かれ、新しい出会いがある。楽で退屈なルーティーン生活に寄りかかる毎日から一歩踏み出すことの大切さを教えてもらい、勇気をもらった。
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ゆみのすけ
新年1冊目はこちらの絵本。写真のように見えるが、すべて絵。黒豆、田作り、かまぼこ、伊達巻、昆布巻き、金柑などおせちの食べ物がすべて繊細で柔らかいタッチの絵で描かれ、そこにおせち料理一つ一つに込められた意味が添えられている。里芋の切り方にも意味があったのか。くわい、松風焼きはうちのおせちにはないなあ。とか、発見があり、もちろん勉強にもなり、面白かった。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2010/01/07(5522日経過)
記録初日
2009/11/29(5561日経過)
読んだ本
850冊(1日平均0.15冊)
読んだページ
245563ページ(1日平均44ページ)
感想・レビュー
804件(投稿率94.6%)
本棚
9棚
性別
血液型
B型
職業
教員
自己紹介

恩田陸さんが大好き。
おすすめは蜜蜂と遠雷、チョコレートコスモス、ドミノ、理瀬シリーズ、常野物語、夜のピクニック。
その他、原田マハさん、有川ひろさん、三浦しをんさん、伊坂幸太郎さん、朝井まかてさん、千早茜さんも好き。

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