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2025年11月の読書メーターまとめ

佐屋
読んだ本
5
読んだページ
2308ページ
感想・レビュー
5
ナイス
152ナイス
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2025年11月に読んだ本
5

2025年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

佐屋
これは文句無しに面白い、めちゃくちゃに面白い。スズキタゴサクという得体の知れない、ぬらりひょんのような男との知能戦。移動時間寝る前待ち時間、ありとあらゆる隙間時間を見つけては頁をめくる。これだから読書はやめられない。タイトルの「爆弾」は、おそらくは人間がそれぞれのうちに抱えている暗い衝動、欲望の暗喩でもあって、スズキタゴサクという人物を単なる人理から外れた存在に終わらせない点に本作の凄みがある。映画もめちゃくちゃ楽しみです。
が「ナイス!」と言っています。

2025年11月にナイスが最も多かったつぶやき

佐屋

いい映画だった……めちゃくちゃよかった。痛々しい描写が多いのだけど、暴力に張り詰めた空気に滲む、人の弱さとささやかな善が、最後のエンドロールで、本当に最後の最後できいてくる。辛い場面が多いだけに覚悟がいるのだけども、でも改めて観たい作品だった。めちゃくちゃよかったのですぐに本屋で原作を買い、次の映画までの時間に読んだけども、原作は語りがドライでまた異なる良さ。ただやはり映画の構成が巧い。原作未読の方は、映画用文庫カバー折り返しでややネタバレ食らうので鑑賞後に手にとって欲しいです

いい映画だった……めちゃくちゃよかった。痛々しい描写が多いのだけど、暴力に張り詰めた空気に滲む、人の弱さとささやかな善が、最後のエンドロールで、本当に最後の最後できいてくる。辛い場面が多いだけに覚悟がいるのだけども、でも改めて観たい作品だった。めちゃくちゃよかったのですぐに本屋で原作を買い、次の映画までの時間に読んだけども、原作は語りがドライでまた異なる良さ。ただやはり映画の構成が巧い。原作未読の方は、映画用文庫カバー折り返しでややネタバレ食らうので鑑賞後に手にとって欲しいです
佐屋
2025/11/02 11:04

後に見た『死霊館』よりこちらのほうが10倍くらい怖かった……。血や暴力描写苦手なのに、取り扱うテーマが好きだから観てしまう。 死霊館も大変よかった、ジャンプスケアみはあったし、最早ローレン夫妻への安心感凄いので怖さは弱いのだけど………ラストに相応しかったです

佐屋
2025/11/02 11:06

愚か者の身分は、脇役も含め役者が皆うまいんだよな 林裕太さんの演技ははじめて見たけど、他の作品も観たくなった。

が「ナイス!」と言っています。

2025年11月の感想・レビュー一覧
5

佐屋
【人を応援することが自分の利益に直結する。こんなに素晴らしいビジネスが他にあるでしょうか】はい、ありません。何故ならこれはそもそも「ビジネス」ではないからです。いや、マルチが合法なのは知っているけども、それ1本で生計立てるなんて土台無理、まず第一に紹介出来る人数に限りがあるわけで、本当に一部しか儲からない仕組みだと思う。その歪みを「絆」「応援」「感謝」とかやさし〜い言葉でくるんでるだけ。主人公真瑠子をはじめ登場人物の行動、思考にひたすら引いた。どんなに合法でも、他人を巻き込むのは最悪だよ。
が「ナイス!」と言っています。
佐屋
これは文句無しに面白い、めちゃくちゃに面白い。スズキタゴサクという得体の知れない、ぬらりひょんのような男との知能戦。移動時間寝る前待ち時間、ありとあらゆる隙間時間を見つけては頁をめくる。これだから読書はやめられない。タイトルの「爆弾」は、おそらくは人間がそれぞれのうちに抱えている暗い衝動、欲望の暗喩でもあって、スズキタゴサクという人物を単なる人理から外れた存在に終わらせない点に本作の凄みがある。映画もめちゃくちゃ楽しみです。
が「ナイス!」と言っています。
佐屋
今まで読んだことのない、何とも形容しがたい不思議な文章。なんだろうこれは、すっきりしているのに読みにくい、言葉から得るイメージと表現しようとしているものとを、敢えて僅かにずらし組み立てているというのか。好みで言えば好みでなく、描かれる登場人物達も何とも言えぬリアルさで、救われねーなどと私は思いながら読んでいたのだったが、ニコニコ働くあの人も隣の私も一皮剥けばきっとこんなものなんだろう。最後まで読んだらチャラ男に愛着が湧く、とかそんなことはありません。開き直って中途半端に働く奴はまじで害悪(私怨)
が「ナイス!」と言っています。
佐屋
ネタバレ待ちに待っていた長編の文庫化。一見何もおかしいことはない、でもやはり何かがおかしい。読者に意図的に違和感と、本当に微妙な居心地の悪さを与える筆致は流石に巧く、物語が進んで謎が少しずつ見えては遠退くような筆運びもいやらしい(褒め言葉です)第一作のぼぎわんを彷彿とさせる、構成をもトリックに取り込んだアプローチも、夢という題材によってより複雑に新しくなっている。澤村作品で「またこれか」とがっかりしたことがない。いつも必ず面白い。シリーズ化による安心感で怖さが少し減るのはご愛嬌。
が「ナイス!」と言っています。
佐屋
映画があまりに良すぎて、観終わってすぐに原作を読む。デビュー作とのこと、淡々とした文章は熟れておらず、登場人物とエピソードの多さもやや散漫な印象。十分面白いのだが、それ以上にとにかく映画がよすぎた。まじで、本当にまじでいい映画なんです。人は(という主語デカ感想は出来るだけ避けたいけども、しかし)弱い、けれどもその弱さと愚かさの中にこそ成り立つ善を、どうしても祈り信じたくなる映画だった。原作のその「愚か者」に向けた眼差しを、登場人物を絞ることによってより際立たせたのが映画だったんだろう。次作も読みます。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2014/06/26(4186日経過)
記録初日
2014/06/20(4192日経過)
読んだ本
1721冊(1日平均0.41冊)
読んだページ
468210ページ(1日平均111ページ)
感想・レビュー
1707件(投稿率99.2%)
本棚
12棚
現住所
神奈川県
URL/ブログ
https://note.com/mu0s
自己紹介

ふとんにくるまって本を読むのがすきです。漫画の登録は気まぐれ。

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