読書メーター KADOKAWA Group

2022年2月の読書メーターまとめ

rinakko
読んだ本
14
読んだページ
4133ページ
感想・レビュー
8
ナイス
71ナイス

2022年2月に読んだ本
14

2022年2月にナイスが最も多かった感想・レビュー

rinakko
再読。いつだったか私はこんな場所にいた。そして今だってやっと壁一枚分、隔てられているだけかも知れない。きつくて苦しいけれど懐かしい。“数限りない闘いと破壊が繰り広げられている惑星。そこに住むある種の人間の内に、どうしようもなく失意と死に向かう志向性があるのも、ある意味で無理からぬことではないだろうか。そして、その結果として、実際に人の形をとったものが――一種の亡霊のようなものが、世界中を徘徊しているというのも、ありえないことではないと言っていいのではないだろうか。”
が「ナイス!」と言っています。

2022年2月の感想・レビュー一覧
8

rinakko
素晴らしかった。久しぶりに好みな再話文学に出会えて大変満足。
が「ナイス!」と言っています。
rinakko
再読。
が「ナイス!」と言っています。
rinakko
再読。
が「ナイス!」と言っています。
rinakko
再読。
が「ナイス!」と言っています。
rinakko
再読。
が「ナイス!」と言っています。
rinakko
再読。アンナ・カヴァンが描くヒロインの、手の施しようもなく凍てた孤独が好きだ。その純度の容赦なさ、周囲を薙ぎ倒しながら欲しいものだけを手に入れていくシーリアの強さと言ったらどうだ。デズボロー屋敷で彼女に与えられた、徒に天井の高い部屋の寒々しさがどこまでも纏わりつく。そして母娘の虚ろな連鎖は、母性神話を嘲う。シーリアの書いた小説を読んでみたい。まるでアンナ・カヴァン、なのだろうか。“現実がゆっくりと彼女から遠のいていき、登場人物たちが形を取りはじめる。影の薄い幽霊たちが力を増して生き生きとした人間になり、
rinakko
2022/02/15 10:33

彼らの運命が織りなす数奇な人間模様で彼女の意識はいっぱいになった。”

が「ナイス!」と言っています。
rinakko
再読。いつだったか私はこんな場所にいた。そして今だってやっと壁一枚分、隔てられているだけかも知れない。きつくて苦しいけれど懐かしい。“数限りない闘いと破壊が繰り広げられている惑星。そこに住むある種の人間の内に、どうしようもなく失意と死に向かう志向性があるのも、ある意味で無理からぬことではないだろうか。そして、その結果として、実際に人の形をとったものが――一種の亡霊のようなものが、世界中を徘徊しているというのも、ありえないことではないと言っていいのではないだろうか。”
が「ナイス!」と言っています。
rinakko
再読。“いまや私はひとつの形容詞の下に投げ込まれ、ある資質のなかで一生這いずり回るのだろうか、コップのなかの一匹の蠅のように?” “あれがキスされるということなんだ。たしかに衝撃だったが、心のなかは空洞だった。彼女は孤独で、未来のないことがわかっていた。目を閉じて努力した――船に酔ったとき、ウェールズのホーリーヘッドとキングズタウンの間でみじめに閉じ込められたときのように――非実在のなかに囲われていよう、そこは理想的な非在の場所で、シャボン玉のようにまん丸で透き通っているのだ。”
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2008/07/22(5902日経過)
記録初日
2008/02/17(6058日経過)
読んだ本
3430冊(1日平均0.57冊)
読んだページ
1031688ページ(1日平均170ページ)
感想・レビュー
1735件(投稿率50.6%)
本棚
0棚
性別
外部サイト
URL/ブログ
http://blog.goo.ne.jp/rinakko_may
読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう