ネタバレ明智小五郎事件簿　戦後編も今巻で最後。「影男」は乱歩先生の世界を満喫。長編でもおかしく無いいくつかのエピソードを、これでもかと惜しげなく読ませてくれる。其の全てが乱歩先生の世界。殺人を教唆する影男の正体が20面相ではなかったことにホッとした。 「赤いカブトムシ」は少年探偵団の活躍話。魔法博士が結構良い人でにんまり。明智先生バンザーイ！少年探偵団バンザーイ!

ネタバレ火事で焼け出されるは、避難する途中で近所のお婆さんを押し付けられるはと、またまたきりきり舞いの一九先生一家。と思ったら最後は先生のお葬式! これも朝日稲荷の再建のため一芝居とは。江戸の人のおおらかさが笑いに変えてくれる。「舞え舞えカタツムリ、奇人気まぐれきりきり舞い」最終巻で灰さようなら。続編でないかな。

ネタバレ今回は一九先生一家とお栄が一九の息子がいる駿府府中へ旅をする。道中のキリキリ舞いもそうだが、一九の兄も登場、そして江戸に帰ってくれば皆んなの出迎えを受け又々ホロリと。やっぱり舞はきりきり舞いが似合う。