何となくストーリーは知っていたがきちんと読むのは初めて。坊っちゃんの江戸弁と文章にテンポがありとても読みやすかった。もっと早く読めばよかった。今の時代にこのような直情径行な生き方が出来ればと思う。

ロッキード事件で幕を開け息継ぐ間もなく東芝COCOM、ロシア崩壊、オウム事件、警察庁長官狙撃事件、さらに金正男の日本入国と物語は続く。主人公は正義の志に燃える公安刑事。敵味方入り交じっての虚虚実実で何処までが事実なのかが分からない。こんな小説を発表して作者は公安やら海外工作員に目を付けられないのか?600ページ一気読みでした。

江戸の菓子舗「南星屋」一家の第二弾。行き倒れの菓子職人を助け腕を怪我した治兵衛の助っ人として雇い、雲平の修行時の弟弟子の行方を探す事になる。雲平と共に拵える菓子がまたまたどれも美味しそうで、想像力のない身にはホント挿し絵で画いて欲しい。雲平とお永の今後、お君の結婚相手は誰に、気になる終わり方だった。第三弾が有るとのことなので楽しみに待っていよう。

何となくストーリーは知っていたがきちんと読むのは初めて。坊っちゃんの江戸弁と文章にテンポがありとても読みやすかった。もっと早く読めばよかった。今の時代にこのような直情径行な生き方が出来ればと思う。

主人公もてもて。また新しい恋人候補が登場。今回はカーチェイスの上狙撃までされる。脳科学捜査官の仕事にしては派手だ。読んでいてそれなりに面白いので次巻の展開が気になってしまい中毒かな。次巻も入手済み。なんか「高校事変」みたいだ。

７人の作家による短編警察小説集。最近ハマっている鳴神響一も書いていて、舞台はやはり鎌倉。警察物の短編といえばやはり長岡弘樹。全話面白かった。紹介出来なかった作家さんごめんなさい。敬称略。