｢ときどき旅に出るカフェ｣の続編。今回はコロナ禍でのお話。まず、休業していたカフェ・ルーズが再始動してホッとした。円が店で出す料理を、自信を持って｢おいしいですよ｣と客に薦めるのは、その土地で作られている料理やお菓子に敬意を払っているからだというところに共感した。シリーズ続きますように。

豊饒の海四部作の第一巻。面白かった。とにかく文章が美しく、ハッとするフレーズが多すぎて、全てを余すところなく味わおうとしてしまい、思ったより読むのに時間がかかった。初めは、清顕の自尊心の高さや自意識過剰なところが鼻についたが、読み進めるうちに彼の幼い純粋さが痛々しく思えた。続きが気になるけど、少し間を空けて読もうと思う。

瀬戸内海に迷い込んだ巨大なホホジロザメ。しかも3匹もw 雪富千晶紀さんのサメ小説の第2弾。面白かったー、そして怖かった。最初から最後までクライマックスの連続だった。雪富さんのこれでもかというサービス精神を感じたw 最高！

第9回新潮ミステリー大賞受賞作。警察官の尾崎冴子は、3年前のバイク事故で右目を失明する。この事から、尾崎が得た特殊な能力を元に、未解決事件の捜査をする物語。面白かったー。先が気になって一気に読んだ。尾崎の特殊な力が万能ではなく、かなりタイミングを要するものなのも面白かった。尾崎、弓削、深澤のチームもよかったので、続編があると嬉しい。

｢ときどき旅に出るカフェ｣の続編。今回はコロナ禍でのお話。まず、休業していたカフェ・ルーズが再始動してホッとした。円が店で出す料理を、自信を持って｢おいしいですよ｣と客に薦めるのは、その土地で作られている料理やお菓子に敬意を払っているからだというところに共感した。シリーズ続きますように。

同じ保育園に子供を預けている、作家のユカ、モデルの五月、専業主婦の涼子の三人の視点で語られる物語。三者三様の苦しみが、ひしひしと伝わり辛かった。それでも、彼女達が子供を愛してないかというと、そんなことはないと思った。