17年ぶりのシリーズ最新刊。面白かったー。5編全て面白かったけど、ラスト2編は特によかった。マユミのバンドのライブに行ってみたいw 久しぶりに前3作も読み返したくなった。伊良部最高！

チリ人移民の地域警官であるミカエラと尋問の専門家で心理学者であるレッケのバディもの。ミカエラは家族に、レッケは自身のメンタルにと、それぞれが問題を抱えた上での共同捜査が興味深かった。三部作らしいので、この先も楽しみに待つことに。

今までの金原さんの作品なら、主人公は玲奈ではなく、玲奈の母であるユリだったと思う。でも、本作の主人公は、リア充で陽キャな中学生の玲奈である。面白かったー 友達に｢コミュ力モンスター｣と言われる程、人と関わるのが好きで、物怖じしない玲奈が何とも魅力的で可愛かった。玲奈は、中学生らしく浅はかなところも多いけど、ちゃんと他人のことを思いやれる優しい子だし、普通や一般的という概念に流されない賢い子だと思った。もっと彼女の物語を読んでいたかった。

17年ぶりのシリーズ最新刊。面白かったー。5編全て面白かったけど、ラスト2編は特によかった。マユミのバンドのライブに行ってみたいw 久しぶりに前3作も読み返したくなった。伊良部最高！

表題作と他2編収録。表題作は、市役所の水道部勤務の岩切が、支払いが滞る家庭の停水執行を行う物語。本筋と関係なさそうな不穏な描写がいくつかあり気になったが、それらの延長に、この結末があることに納得した。｢海辺のひかり｣は、母の墓を改葬する話。｢千年の通夜｣は、同級生の通夜に行く話。

｢透明な夜の香り｣の続編。一香の後に、朔の元で働くことになった朝倉。彼の視点で物語は進行していく。香りの世界は奥深い。まだまだこの続きを読みたい。シリーズ続きますように。

文庫で再読。天才調香師の朔と、彼の元で働くことになった一香の物語。大好きな作品。久しぶりに彼らにまた会えた。引き続き、続編を読む。

主人公の立花さんが、何故、常に後ろめたさや申し訳なさを感じながら、ひっそり生きてるのかが途中まで疑問だったが、彼女の生い立ちや現在を知るとしっくりきた。辛い人生だったなと思う。｢私よ、走れ。｣と｢私よ、歩け。｣が効果的に使われていて、ハッとさせられた。いい物語だった。