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2024年3月の読書メーターまとめ

Shoji
読んだ本
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感想・レビュー
19
ナイス
619ナイス

2024年3月に読んだ本
19

2024年3月のお気に入られ登録
1

  • 轟直人

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

Shoji
7編の短編が収録されています。どのお話も、直截的なエロティシズムやグロテスクな描写はありません。しかし、官能的な想像力は掻き立てられます。動物を織り込んだお話が多く、ナマズ、レンコン、ウミガメ、アルマジロ、アンコウといった動植物が持つ「粘性」が、想像力を掻き立てるからでしょうか。なんとも不思議な気持ちで読みました。面白かったですよ。ただ、毒々しいお話もありますので、ご注意を。いや、お楽しみを。
が「ナイス!」と言っています。

2024年3月の感想・レビュー一覧
19

Shoji
今日においてもなお使われ続けている道具や、営まれてきた伝統行事、年中行事について、その素晴らしさと合理性を解説しています。一例をあげると、日本刀、梅干、和服、帯、土壁、位牌、下駄、等々、それらは、わが国で生活するうえで、一つ一つが至極当然の合理性を持っています。しかも、外国が太刀打ちできないレベルのようです。日本に生まれてきて良かったと思える一冊でした。
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Shoji
ロシアによるウクライナ侵攻について、プーチン大統領は『聖書』を引用して正当化した。キリスト教が政治の世界と癒着すると、指導者次第で戦争を推進する力にもなってしまうのだ。リーダーシップをとる国、米国では大統領の就任演説は聖書の上に手を乗せてスピーチする習わしだ。しかし、その米国も血なまぐさい歴史がある。歴史を顧みると、宗教が人の財産、生命を奪うトリガになっている。一歩間違えると大惨事だ。私たちの指導者も慎重に選ばなくてはならない。裏金どうのこうの言ってる場合じゃないぜ。
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Shoji
7編の短編が収録されています。どのお話も、直截的なエロティシズムやグロテスクな描写はありません。しかし、官能的な想像力は掻き立てられます。動物を織り込んだお話が多く、ナマズ、レンコン、ウミガメ、アルマジロ、アンコウといった動植物が持つ「粘性」が、想像力を掻き立てるからでしょうか。なんとも不思議な気持ちで読みました。面白かったですよ。ただ、毒々しいお話もありますので、ご注意を。いや、お楽しみを。
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Shoji
さらりと一通り流し読み。その後、自分に必要そうな箇所をもう一度流し読み。制度やルールを概要だけ知り置いて、何かあれば、その都度深掘りする感じかな。
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Shoji
三部構成となっており、第一部は「飛鳥学」、第二部は「古都飛鳥の百年、これからの飛鳥」と題した有識者によるトークセッション、第三部が「周遊紀行、飛鳥見て歩き」です。私は、第三部がお気に入りでした。単なる観光案内だけでなく、終末期古墳だけを訪ねる、明日香村内の万葉歌碑だけを訪ねるなど趣向を凝らした内容。地図やガイドより、歴史探訪、歴史解説の色彩が強く、歴史好きには魅力的な内容でした。
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Shoji
廃村となった里山の集落の廃屋を少しずつ手入れして、自給自足のSDGsな生活を実践する様を描いています。ノンフィクションです。廃村がゆえ、電気・ガス・水道のインフラまでもが自給自足です。著者は文筆業ですから、PCやネットワーク環境が必要です。そこは、文明の力を享受しています。この本のいいところは、たとえ最低限でも生活するうえでは、社会保険料や税金は必須であることや、国民年金の掛け金の考え方など、現実問題をきちんと解説している所です。いい本だと思います。
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Shoji
法隆寺の管長さんが著した、法隆寺の主な法会の解説集です。伽藍のどの場所で、いつ、どのような目的で行われる行事かについて、グラビアを掲載して解説しています。行事のご本尊や建屋の由緒、文化財としての価値についても添えられており、興味深く読むことが出来ました。
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Shoji
ラストの2、3ページの展開に思わず「えっ」と驚きの声が出た。伏線を拾ってやろうと丁寧に読んだつもりだったが、想像もつかない結末。びっくりしました。万人受けはしないと思いますが、私には面白かったですよ。
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Shoji
前作の『空が青いから白をえらんだのです』に感動したので、続編の本書を手に取った。前作で学習済のため、感動も控え気味ではありましたが、それでも心に染み入りました。受刑者への「社会性涵養プログラム」として詩を教える作者が、受刑者が書いた詩を掲載しています。受刑者たちは、出自や家庭環境の問題、個性が他者と少し異なるだけで理不尽な扱いを受けたものが多く、一般教養も低い目です。ゆえ、書いた詩は生々しく、心の叫びそのものだと感じました。「受刑者の多くは、加害者になるまでは被害者だった」の一文がズシンときました。
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Shoji
井上ひさし氏が、児童養護施設で暮らした日々を物語にした自伝的小説です。氏は少年期に壮絶な人生を歩んでいたようだ。家庭環境や貧困から児童養護施設に入所した少年は、筆舌に尽くし難い暴力を受けながらも逞しく生き抜いて行きます。相当な困難に耐え忍ぶ姿、弟を思う姿、母を思う姿に心を打たれました。良書だと思います。
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Shoji
再読です。山にただ佇むだけの木を見て、幸田文が感じ取ったことを綴っています。行間からは、幸田文の生き様が見えてきます。それは、質実剛健でありながら、ざっくばらんです。古来から大木は崇拝され、精霊が宿るといいます。黙して語らない木ですが、感じる物があるんでしょうね。良書だと思います。
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Shoji
奈良の有名どころの観光地の写真集です。出版されたのは平成10年、フイルムカメラ時代のものです。少しばかり経年に伴うヤケも入ってる古い写真集ですが、その古さも奈良らしくて良かったです。
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Shoji
お酒を飲みながら、おつまみを食べながらも痩せられる。しかも、休肝日不要と言う魔法のような本。飲酒前に効果的なフード、肝臓でのアルコール分解に適したお酒の種類と飲み方、飲酒後に気を付けることなどが書かれています。医学的根拠と共に書かれているので、納得性はありました。
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Shoji
育児書でもなければ、ネイチャーガイドでもありません。養老孟司先生、中村桂子先生、池澤夏樹先生と、YAMAPの春山慶彦社長との対話集です。通底しているのは、自然に身を委ねることの大切さです。テーマは多岐です。哲学的であったり、民俗学的であったり、宗教的であったりします。いずれの先生も、自然回帰を説き、大自然へのリスペクトと謙虚さを語っています。知的な一冊だと思います。私は静かに読み進めました。
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Shoji
山にまつわるウンチク本です。知っておいて損はない内容。平易な言葉で書かれており、山に興味を持たせるような構成です。どうやら、子どもを野山に誘い出すことを目的にした本のようだ。
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Shoji
憲法を通しで全文読んだ。恥ずかしながら、初めてである。でも、恥ずかしがることはない「憲法とはどういうものかわかっていない人がいる。特に政治家にそういう人が多いから困ってしまう」と、池澤さんは斬り捨てています。溜飲が下がった。しかし、痛烈だな。この本は、憲法を池澤さん視点で訳した本です。右寄りでも左寄りでもなく、素直に分かりやすい言葉に置き換えています。スラスラ読めますよ。憲法全文なんて、読書習慣がなけりゃ読まなかっただろうな。なんか、知識が増えたような気がする。この本に出会えて良かった。
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Shoji
何かの本の「歴史を変えた人」特集でキング牧師が載っていた。米国には、黒人差別が法で認められ、差別を受け入れなければ逮捕される時代があった。白人による黒人差別は暴力の域だ。婦子女であっても容赦はない。公僕が率先して集団暴力だ。ギリシア・ローマ時代ではない。20世紀の話だ。キング牧師は、非暴力・言葉の力で、公民権運動を展開して行く。それは今日の「強い米国」の礎にもなった。間違いなく「歴史を変えた人」だ。読了後、youtubeでキング牧師のスピーチを見た。I have a dream.の声に聞き入った。
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Shoji
工藤利三郎は、明治26年に徳島から奈良に移り住んで写真館を開業した。当時、日本の文化財は海外において価値を見出され、国外への流出が相次いでいた。危機感を抱いた工藤は、せめて写真に残そうと、以来、文化財の撮影に専念した。その活動が日本の文化財の普及・保存に貢献したことは言うまでもない。撮影された文化財の写真は、後世で補修がなされる前の姿を写したものが多く、学術的に貴重なものが多いという。恥ずかしながら、工藤利三郎という名を今回初めて聞いたが、大切な奈良の恩人だと思った。いや、日本の恩人だ。
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Shoji
崇峻が暗殺され推古が即位。以降、乙巳の変、壬申の乱、目まぐるしい政権交代、律令国家への胎動、藤原京遷都と歴史の過程に合わせる形で、飛鳥京と藤原京の成立とその意義が綴られています。飛鳥の地で斉明を始め歴代天皇が目指した都市整備の理念、天武から持統へと受け継がれた藤原の都市整備の理念が概観されています。当時の、権力争い、王宮の土地建物の移り変わり、隣国との外交にも触れており、興味深く読むことが出来ました。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2014/08/31(3529日経過)
記録初日
2014/09/08(3521日経過)
読んだ本
1597冊(1日平均0.45冊)
読んだページ
440674ページ(1日平均125ページ)
感想・レビュー
1597件(投稿率100.0%)
本棚
35棚
性別
年齢
60歳
血液型
B型
現住所
奈良県
自己紹介

生まれは愛媛です。瀬戸内に面した風光明媚で魚のうまい所です。
自宅は奈良県の吉野です。歴史のルツボ、桜の綺麗な風光明媚な所です。
さて、本。ジャンルにこだわりは全くありません。ノンポリです。
で、まったく遅読。
どうぞ、よろしくお願いします。

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