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2025年11月の読書メーターまとめ

cava
読んだ本
7
読んだページ
2740ページ
感想・レビュー
7
ナイス
63ナイス
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2025年11月に読んだ本
7

2025年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

cava
【昭和の哀愁】東京の下町、長屋に住む人々の生活と心情を訥々と描く。視線は暖かなようでいてでも、どこか残酷で、それでいてユーモアもある。一筋縄では行かない短編の数々。家族にも恵まれず、器量の悪い無口な働き者の娘が主人公の「がんもどき」には棘のような痛みと深い「哀愁」を感じた。
が「ナイス!」と言っています。

2025年11月の感想・レビュー一覧
7

cava
【父親の夢の跡】昭和46年の事件の犯人の父親を持つ筆者の自叙伝。本題に比べ、中身は概ね淡々としている。さほど年代は違わないこともあり、逃亡中の池袋時代の話は共感を感じた一方、テンポの悪さも感じた。母親の明るさのせいか、筆者の性格のせいか不自由な生活の重さはあまりなく、だた時折見せる繊細さが早くに大人になりすぎた子供のよう。父親出頭から、引越し、進学、俳優へとこの辺りからの話は面白い。俳優だった父親のコネ?と個性で役を掴んだり、その後の脚本家への転身で手がける作品は父親の影を少し引き継いだのかも。
が「ナイス!」と言っています。
cava
【落ちていく刑事】銀行頭取射殺事件の和歌山編から同じ小説とは思えない飛躍。事件の真実に近づくとともに、悪徳刑事の満井に感化されていく桐尾と上坂。特にアウトレイジな刑事になってしまった桐尾は前半とキャラが変わってる。 新しい登場人物の多さに主要人物表を何度も確認。事件はクリアになったけど満井の失速はやや疑問。自業自得とは言え桐尾の儚い夢が消えていく様子はなんとも切ない。
が「ナイス!」と言っています。
cava
【大人も楽しめる日本史概論】小学生向きの日本史の本。 端折ってはあるものの旧石器時代から現代まで。子供向けだけあって、悩みがちな「漢字」のルビもしっかり振ってあ流。イラストで解説やちょっと凝ったSNS風な歴史人物の紹介もあり、なかなか楽しい。細かいところはざっくりしているが、金谷俊一郎監修だし、大人も十分楽しめる。
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cava
【上坂に会いたくて】読了した「連鎖」の上坂の前作。上坂のキャラや言動は変わらないもの今回の相棒は「桐尾」。離婚歴があるあたりは磯野と同じ。ただ「情報提供者」の高級風俗嬢と付き合ってるあたり、「ヤバさ」は彼の方が際立つ。テンポよく真相に近づくて行くと思いきや、別案件の解決のため和歌山に送られる。そこで出会う刑事の汚れ具合もなかなかで、ストーリーの展開が読みづらくなってくる。
が「ナイス!」と言っています。
cava
【清張への深い探求】酒井順子なだけに、エッセイ的な本かと思いきや、立派な論文であった。いまだ作品が読まれ、映画やドラマでリメイクされている現役感のある松本清張。彼の作品の女性達に焦点を当て、作家の生い立ちやコンプレックス、時代背景、彼女達の生き方や欲望、キャラクター、多岐に渡り、清張の女達を語り尽くす。章立てのテーマが異なり、同じ小説の主人公を別の切り口で何度か語経っているところはいささか、食傷気味になるところはある。しかしながら、清張の作品を読み直してみたくなるそんな作者の熱を感じる本。
が「ナイス!」と言っています。
cava
【昭和の哀愁】東京の下町、長屋に住む人々の生活と心情を訥々と描く。視線は暖かなようでいてでも、どこか残酷で、それでいてユーモアもある。一筋縄では行かない短編の数々。家族にも恵まれず、器量の悪い無口な働き者の娘が主人公の「がんもどき」には棘のような痛みと深い「哀愁」を感じた。
が「ナイス!」と言っています。
cava
【よろしいか。西日本密着ミステリー】初読み作家さんと思っていたら10年ほど前に1冊読了。分厚い本で読めるかな?と思っていたら、麻雀好きの磯野と映画好きで食いしん坊の上坂コンビのユーモア溢れる大阪弁の会話が楽しく、ページを捲る手が止まらず。大阪のみならず和歌山や香川まで車での移動、かなりブラックな国家公務員勤務、ヤクザや殺しも絡むノワールな物語も日々の営みを超えることはない。磯野の語りと第三者的な語りとそれぞれの持ち場での地道な調査が事件解決を導く。残虐な事件も後味は爽やか。上坂を追ってみようかな。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2014/09/07(4112日経過)
記録初日
2014/01/11(4351日経過)
読んだ本
824冊(1日平均0.19冊)
読んだページ
241607ページ(1日平均55ページ)
感想・レビュー
818件(投稿率99.3%)
本棚
21棚
性別
現住所
東京都
自己紹介

だらだらと本を読み始めて数十年、コンスタントに続いている数少ない趣味です。

共読本の共感できるコメント、また切り口の違う面白いコメント、読んだことのない本でも、読んでみたいなーと思ったら、ナイスしてます。また、興味深い本の選択をされていたり、継続的にコメントを読みたいと思った方には、特にお断りなくお気に入りにさせていただいています。登録・解除・コメントなどはご自由に。




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