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2025年11月の読書メーターまとめ

樋口佳之
読んだ本
11
読んだページ
3270ページ
感想・レビュー
11
ナイス
808ナイス
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2025年11月に読んだ本
11

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2025年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

樋口佳之
冒頭のモノローグがちょっと過激なものでそこで一度止まってしまいましたが、「罪の声」から数えて4冊目の著者。社会派というキャッチが入る方ですけど、社会的背景は必ずしも著者の語りたい焦点では無く、翻弄される人間、それでも生き続けていく長く複雑な人間の営み、中でも再生にあるのではと読み終えました。弁護士の奏は大事な登場人物だったし、そこに確かなバトンが渡されたように思いました。
がらくたどん
2025/11/17 15:09

ご一緒できて嬉しいです。「社会的背景は必ずしも著者の語りたい焦点では無く、翻弄される人間、それでも生き続けていく長く複雑な人間の営み、中でも再生にあるのではと読み終えました。」うんうん。私も似た読後感でした。身体的な凶暴性(戦闘力)による原始的な支配欲の発露から、社会的な地位と資金という資本主義アイテムを駆使した近代的な支配欲。そして冒頭の「持たない者」でも参加可能なプチプラ支配体験まで、綺麗に逆循環してみせてくれたな~って。愛じゃなく友情で繋がった再生っていうのも素敵だと思えました。面白かったですよね♪

が「ナイス!」と言っています。

2025年11月の感想・レビュー一覧
11

樋口佳之
ネタバレチャットGPTの登場は衝撃で、こんな何も中身がないはずのスカスカの代物であたかも知能ができてしまったとみまごうばかりの性能が実現してしまったのは正直ショック‥そして、世界の混乱を前に(元)非線形物理学者としてなにか言っておくべきだろうなと思って書き上げたのが本書/非線形非平衡多自由度系(!😅)を研究された方のAI論。脳もAIも異なった内部構造(どちらもその構造の詳細は未解明)を持つ世界シュミレーターだというお話。多少はAIも利用しつつ暮らしている実感から説得力あるなあと読み終えました。良き
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樋口佳之
長く積ん読状態から読み出し、多少読み進めた時に「ロールズ?」となり、改めて著者を見るとロールズの解説書を書かれている方なので、たとえ十全な読み解きにならなくても、触れ続ける事は無意味では無いとちょっと安心。/「財産所有のデモクラシー」自分の中ではコミュニズムと重なる部分あると思うのでしたが、AIによれば全く異なる考え方だそうで…。AIがコミュニズムを私有財産の否定と理解(?)しているからだと思うのですが、「財産所有のデモクラシー」まともに実行すると「神聖な所有権」に網をかけることになると思うのですが…。
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樋口佳之
冒頭のモノローグがちょっと過激なものでそこで一度止まってしまいましたが、「罪の声」から数えて4冊目の著者。社会派というキャッチが入る方ですけど、社会的背景は必ずしも著者の語りたい焦点では無く、翻弄される人間、それでも生き続けていく長く複雑な人間の営み、中でも再生にあるのではと読み終えました。弁護士の奏は大事な登場人物だったし、そこに確かなバトンが渡されたように思いました。
がらくたどん
2025/11/17 15:09

ご一緒できて嬉しいです。「社会的背景は必ずしも著者の語りたい焦点では無く、翻弄される人間、それでも生き続けていく長く複雑な人間の営み、中でも再生にあるのではと読み終えました。」うんうん。私も似た読後感でした。身体的な凶暴性(戦闘力)による原始的な支配欲の発露から、社会的な地位と資金という資本主義アイテムを駆使した近代的な支配欲。そして冒頭の「持たない者」でも参加可能なプチプラ支配体験まで、綺麗に逆循環してみせてくれたな~って。愛じゃなく友情で繋がった再生っていうのも素敵だと思えました。面白かったですよね♪

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樋口佳之
気分転換にはまっているシリーズ。今回は短編集。もしかしたら、ドタバタミステリーには不向きかも(ドタバタする余裕が無い)。千葉の東、神奈川の西の烏賊川市、ここまでのシリーズ含めてどれだけお金持ちの名士がいるのか😃
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樋口佳之
ネタバレ「他人の声」とは…映画、新聞、ラジオ、つまらないおしゃべり、…近年であればSNSなど、人はあらゆる外部からの夥しい意見や考えに晒されている。他人の声にばかり耳を傾け、自分で考えないということは、匿名の権威に屈してしまうこと…良心の声に耳を傾けるためにはどうすればいいのか。自分一人でいる、孤独でなければならないというのがフロムの答え… 「自分自身に耳を傾けるのが難しいのは、この〔良心の声を聞く〕技術が現代人にはほとんどないもう一つの能力、すなわち、自分一人でいるという能力を必要とするから/特にSNSだな
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樋口佳之
ネタバレ僕の依頼人だ。/鵜飼、やっぱり一瞬クールな名探偵状態。コメディミステリーにしても、亡くなっている方をちょっとした小道具のように取り扱うのは如何なものかという、読み途中のフラストレーションも、かなり強引な偶然の積み重ねも、復讐劇として一気に回収されているのでは。
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樋口佳之
ネタバレ衆参両院の国会議事録を〈日本人としての誇り〉で検索してみると、一九四五年以降一五〇件の発言がヒットするが、そのうち、一九九五年以降だけで一二七件を占める(二〇二五年三月現在)。この三十年間で「日本人としての誇り」なるものが大量に使用され/そもそも自分(達)をスゴイと誇らない事こそ美徳とされていた(そういう認識もまたあやういのかな)はずで、自分の中では最初から矛盾している、このひたすら気持ちの悪いお話を、真面目に追究されている著者はエライな〜。道徳教科書のイタさに驚愕しました。バカじゃね。
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樋口佳之
対談って、お二人の著作を多少とも読んでいないと文脈が取れないかも知れません。保阪氏のお話は新しく読む氏の経験談も多く、やっぱりすごいな。ただ、タイトルにもある通り、天皇、軍人、政治家を軸にした国家論です。キーワードは天皇制と対米従属性ですか。語られる通り、まともな主権も無いみっともない国ですが、その国が直接の戦争に関わらない80年をむかえた事、それは常に国論を二分する運動の中で維持されてきた事への視線も大事では。80年続いた「平和」の虚妄に賭ける、そんなこと思い読み終えました。(使ってみたかっただけ…)
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樋口佳之
二年ぶりのおいちさん。時代劇ミステリーを舞台とした現代劇。シリーズ累計も堅調そうで喜ぶべきお話。どうやらドラマ化もされている様子ですね。今作、キャリアとケアの間で起こる不安、葛藤のシリアスなお話と、父松庵とおうたおばさんのコミカルな掛け合いに、お話としての調整が取りにくい状態だったかな。妊娠から出産にかかる時期、メロメロの新吉とて交替も分担もできない、むしろ新吉なりのキャリアを積むハードワーク、新しい家族を迎えるためには必要な行いでもあり、そこが難しいな。そんな事思いながら読み終えました。いずれ次巻へ〜
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樋口佳之
ネタバレ自由な国家間の労働移動がグローバルな厚生水準を劇的に上昇させることについて、経済学者の間では論争の余地がない。/読んだ時に確か書いたはずのメモが消えているようなので再度のメモ/マクロで見た時に、こうした結論もあることは、それはそれとして憶えておきたい事。
が「ナイス!」と言っています。
樋口佳之
ネタバレ「留学が就労の隠れ蓑になっている」といった指摘がいかに的外れ…日本で安くない学費を払いながら、週28時間制限の下、最低賃金レベルのアルバイトをするくらいなら、学歴要件もなく、コストや待ち時間も最小限で、ある程度まとまったキャッシュが手に入る湾岸産油国へ行く方がはるかに合理的/ご紹介感謝。政策的な位置で関わり続けている方の議論だと読みました。日本への移民、たとえ望んでも減少していくんでは?なんて見方は浅薄なのでした。/3年準備の著作のあとがきに改めての追記、著者の強い警鐘なのでしょう。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2014/09/16(4106日経過)
記録初日
2014/09/16(4106日経過)
読んだ本
2001冊(1日平均0.49冊)
読んだページ
565040ページ(1日平均137ページ)
感想・レビュー
1847件(投稿率92.3%)
本棚
5棚
職業
事務系
外部サイト
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