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2024年3月の読書メーターまとめ

樋口佳之
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感想・レビュー
18
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1144ナイス

2024年3月に読んだ本
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2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

樋口佳之
ネタバレそんなふうに言われると、本当のところはどうだったのか、書いた本人もよくわからなくなってくる。今回、様々な感想を頂戴し、小説には色々な読み方がある、ということを私自身が教わった。(受賞記念エッセイ)/ゆえにどのような読みでも良いのだと思い、解釈が読者側も委ねられるかどうかが文学とエンタメの分岐線なのかも。自分はやっぱりレールの上を引っぱってもらう方が好きと言うか楽。/ちなみに同一人物説かなあ。
が「ナイス!」と言っています。

2024年3月の感想・レビュー一覧
18

樋口佳之
タイトルからは傍聞きみたいなお話かと思いましたが、お子さんの活躍は無いのでした。地元の言葉で語られる生活密着型ハードボイルドでしょうか。地方の狭い世界で、主人公の身の安全が保たれているのは元の職場との関係ですかね。いずれ次巻へ~。
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樋口佳之
神無き時代のモラル、カント道徳論がその哲学、認識論からどういう道筋で導かれるのかが学べたと思います。読みながら、その議論とガブリエル本の解く世界の不存在性とか、時代背景は全然違うけども、道徳論の説くテーゼが意外に孔子晩年の境地とそれ程変わらないとか思いました。かつての日本におけるカント受容、そういう部分もあったのではないのかなあ。
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樋口佳之
ネタバレ自由・平等・友愛(fraternity=兄弟愛)という理念によって父なる国王の支配を打破した近代フランスは、かわりに男性兄弟による支配を打ち立てたのだと主張した。フランス革命は、男性は公領域、女性は私領域という公私二元的ジェンダー秩序を基盤として近代市民社会が形成されていく、その出発点/これからの教科書にはこうした観点が導入されていくのでしょう。折に触れて自分の観点を更新していかないとと感じました。
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樋口佳之
天は二物を与えずなんて言いますが、三物(容貌、性格、知性)備わった主人公のコメディでした。シンプルイズベスト。取り巻く男どものダメっぽさに苦笑。
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樋口佳之
今では、すべての教科書が「ハイチの独立」を取り上げ…二〇二三年度大学入学共通テストの「世界史B」…「トゥサン゠ルヴェルチュールが指導するの独立運動に対して、彼…は軍を派遣して弾圧したにもかかわらず、フランスでは、現在でも人気が根強いように感じます」の文を示して、空欄の地域の位置を地図から選択する、という問題が出題され…/隔世を感じる変化ですし、世界史がより世界史である事に繋がるのだと思うのですが、一方、近代なんて欺瞞ばかりではというような受けとめに終始してしまう生徒さんもおられないかとちょっと心配かも。
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樋口佳之
ネタバレ身分の新しいとらえ方とは、同じ職分の人びとの集団が、何らかの公的役割を担うことによって社会的に認められ、身分が成立するという見方/江戸時代の身分は、従来考えられてきたような、政治的に個々の人に貼り付けられた印やラベルのようなものではない/強制される結社、ユニオンショップみたいなものかな。徒党を組む事が自身へも外へも実力として働く姿、それが変更されていく様子が読めたと思います
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樋口佳之
実態として前者つまり日本で言うところの「尊厳死」は、現在の終末期医療においてすでに選択肢のひとつとされ、日常的に行われている。/合法化の現実が何をもたらすか、それらの国は宗教上の伝統からも個人の権利意識の上からも日本とは違うはずで、それでさえの事例報告。これ以上は止めた方が良いと思いました。医療費の件、移植医療の件、要はお金の話は想像通りですけど、医療従事者の倫理観が大きく変更されてしまう事が何より大きいと感じました。
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樋口佳之
確認したい事があり、6年ぶりの再読で、刊行からは18年なのか。主人公3人のキャラクターはこの時から独特かつ魅力的でシリーズを読み続ける事になりましたが、描写の端々に今なら書かないだろう、読者層狭めるだろうと感じる部分あり、自分の中の6年、刊行から18年の流れの速さを思いました。
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樋口佳之
ネタバレ大状況の消えてしまった船のお話と、おくみ、おちやの関係性のお話が上手く絡み合っていて、これはおもしろいとどんどん読みすすみましたが、ラストは!それは殺生な!という気持ち。
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樋口佳之
結婚とそれによって生じる婚姻関係は、法律によって規定される一つの契約…これには二つの意味…。一つは、現在の日本の法律の範囲内で二人の関係が守られる…。そしてそれは、二人の間に義務と責任が発生するということ。つまり、あなた一人の判断で好きなように決められない、様々な共同の責任が発生するということ/今の高校これを必修単位にしているのかと驚き。倫理社会に答えを求めてもと全く非実用的なお話しか返ってこないしなあ。家庭科の答えが常に正しいかどうかは別として、必要性実用性で優れているんではと思いました。ご紹介に感謝。
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樋口佳之
ネタバレチョ・ナムジュさんの主張のポイントは、経済的に恵まれていても良い家族がいても、社会のシステムに問題がある限り、この問題は解決できないという点にあります。そこに焦点を合わせるためにすべてが計算されて(文庫版訳者あとがき)/読みは文庫版が元の電子本です。お話のテーマは明確で老若男女(古!)少年少女、誰もが読む事ができ、どこかで必ず身につまされる、あるいはそんな事全く想像もしたこと無いって感じるものと思います。中高生家庭科とかの課題図書でも良いのでは。
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樋口佳之
ネタバレ自分の身を、川の上に浮かぶ木の葉と同じだと思うように、と教えていただきました/ここから語り出されるお話は実にマジメだなって読みました。○○ガチャって言ってみたところで何も得るものは無いのだから。/スピ成分が減って恋バナ成分が増した回。明らかに読者対象に含まれてはいないのですけど、トワイライト見続けた時みたいに後ひきます。いずれ次巻へ~
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樋口佳之
ネタバレそんなふうに言われると、本当のところはどうだったのか、書いた本人もよくわからなくなってくる。今回、様々な感想を頂戴し、小説には色々な読み方がある、ということを私自身が教わった。(受賞記念エッセイ)/ゆえにどのような読みでも良いのだと思い、解釈が読者側も委ねられるかどうかが文学とエンタメの分岐線なのかも。自分はやっぱりレールの上を引っぱってもらう方が好きと言うか楽。/ちなみに同一人物説かなあ。
が「ナイス!」と言っています。
樋口佳之
ひきこまれました。タイトルの意味がそこにあるとは思いませんでした。なんだか「夕凪の街桜の国」を思い出しました。/主人公と鈴さんが結んだ関係、「愛おしい」って言葉なのかなと思いました。喪失したものを抱えて生きる、愛おしむ者同士としての邂逅。忙殺される毎日に愛おしんでばかりはいられないけれど、鈴さんの磨き上げた女優人生を形作ったのはその思いだったし、エピローグの主人公の立ち振る舞いは、小さき生活の中でそこに連なろうっていう事だったのではと思います。良き。
とみかず
2024/03/05 07:40

ナイスありがとうございます。こういう人と出会ってみたいと思える作品でした。

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樋口佳之
ミトコンドリア置き換えという治療法で胚が三人目の「親」を持つ可能性/科学・医療技術的に(本当は費用の問題がある)出来うる選択肢が広がる中で、何を選択するかということは考えないと(当事者の方は当然深く考えての選択をされておられると思いますが)。/代理母についてはやっぱり受託する側にとって治療的、医療的な行為となり得ない。/大金を負担できる人…リスクを承知の上で、子宮を貸し出す女性…「代理懐胎」がはじめて成立…「より安く」代理懐胎を引き受ける女性の〝供給源〟となってきたのがインドをはじめとするアジア諸国
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樋口佳之
高校日本史の素養がまるで無い(非選択科目)事を痛感するお話でした。受験っていう強制の中でもきっちり取り組んだかどうかは結局残るなあ。/小学校の教科書も一部引用されていて、そんな難しい事習ったのかなと。何も覚えていない。古代中世近世近代漏れなく触れる必然性あるのかな。好きな子は良いとして、それを知る意味合いも定かで無い子には負担大きいのでは。
が「ナイス!」と言っています。
樋口佳之
「そのようにまでせねばならなかったか。しかしよくやった」 とある。「よくやった」という言葉を受けた現場としては、そのまま特攻作戦を継続するより途がなくなっていったはずだ。/著者は諸説の一つとしているけども、権力者の言葉の持つ重みっていう事、よくよく考えるべきお話だと読みました。
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樋口佳之
ん~。全編読み終わるとタイトルの意味はわかるけども、それはミステリーに限らないだろうって思いました。だからフィクションには基本良いお話だなってものを求めているし
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2014/09/16(3505日経過)
記録初日
2014/09/16(3505日経過)
読んだ本
1880冊(1日平均0.54冊)
読んだページ
530106ページ(1日平均151ページ)
感想・レビュー
1726件(投稿率91.8%)
本棚
5棚
職業
事務系
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