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2024年8月の読書メーターまとめ

ひな
読んだ本
22
読んだページ
7185ページ
感想・レビュー
22
ナイス
650ナイス

2024年8月に読んだ本
22

2024年8月のお気に入り登録
1

  • ゐぁくゎ

2024年8月のお気に入られ登録
2

  • 朝陽山 伸桜
  • ましゅまろ

2024年8月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ひな
ネタバレインタビュー形式で進んでいく物語。如月晦日、見事なまでに行われた木挽町での仇討ちの真相を何故か仇討ちを成し遂げた当人の知り合いらしい人物が聴いて回っていく。仇討ちの様子と共に、インタビューに答える、芝居小屋と関係の深い面々の半生が一緒に語られる。次第に明らかになる仇討ちの背景と真相。語られた皆の人生と彼らに関わって自分の世界を広げていく菊之助がまた良かった。皆素敵な人たちでしたが、ほたるさんが特に良かったなあ。構成も話も素晴らしく、とても面白く大満足で読了。
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2024年8月にナイスが最も多かったつぶやき

ひな

7月は長女が学校の図書館でいろいろ借りてきてくれたので、たっぷり読めて幸せでした。おかげでたくさん素敵な本に出会えましたが、ベストは「トゥモロー・アンド・トゥモロー・アンド・トゥモロー」。久々に心震える読書体験でした。ひなさんの2024年7月の読書メーター 読んだ本の数:23冊 読んだページ数:7427ページ ナイス数:751ナイス ★ひなさんの2024年7月に読んだ本一覧はこちら→ >> https://bookmeter.com/users/505064/summary/monthly/2024/7

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2024年8月の感想・レビュー一覧
22

ひな
ネタバレシリーズ第2弾。今作は大英博物館を去りフリーになったスギモトとの助手となった晴香たちがゴッホの幻のひまわりの修復を請負うところから始まる。大好きなフェルメールの作品も登場しわくわく。でも前作と違い、修復に関する話があまり深掘りされずに物語が進んだのが残念だった。スギモトと晴香の関係性も微妙で急になんだかなとなる。でもラスト、スギモト父が登場し次がちょっと気になるかも。
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ひな
ネタバレエリスシリーズ第2弾。今作もサクッと読めて面白かった。このままシリーズ化するなら、次はぜひエリスとメープルの過去を少しでもいいから描いてほしいなと思う。最終話に登場した黒幕の女は宿敵扱いにするにはちょっと弱い気もするけど、今後もまた登場するのだろうか。いずれにしても、今後もますます気になるところ。
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ひな
ネタバレ戦国武将の名前をもじった、しかも男女逆転で警視庁の刑事として登場するという思い切りエンタメに振り切った設定なので、ミステリ云々は忘れて純粋にエンタメとして読むのが面白い。一応武将たちの関係性や史実の出来事が準えてあるのも楽しかった。
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ひな
ネタバレおお、そうきたかー。終始男子高校生特有のおバカなノリとどうでも良い話の応酬に一体何を読まされているのかと思いつつも、だんだん明かされる思いがけない山田くんの過去や、無情にも過ぎていく時と共に広がる同級生との乖離に、一体どういう結末になるのか気になり読み続けたら。和久津君のこの後は気になりつつ、ラスト良かったなあとなり清々しく読了。読み終えてみれば面白く切ない中にもたくさんの大事なことが散りばめられ、そして安堵するラストで楽しかったです。
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ひな
ネタバレ今作は主に長束の側近路近と、院士清賢と翠寛の過去の話。路近のことをよく理解できないと思った長束が奈月彦に相談して、清賢→翠寛と紹介される物語から、彼らの過去の生い立ちから人となりがより深く描かれる。読了後、1冊飛ばしてシリーズ9巻目を読んでしまったことに気づく。しまった。それに前作も読んだのが随分前でいろいろ忘れてしまっていたし、これは1巻目から再読したいなあ。
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ひな
ネタバレぜんやシリーズ花暦第5弾。今作は只次郎の姪、お栄が大奥をクビになり、ぜんやに転がり込んでくるのがメイン。うまい落とし所におさまってくれればいいのだけど、一体どうなるのだろう。そして個人的にはお梅ちゃんと俵屋の若旦那の縁談がすこーしずつでも進んでいるのが嬉しかった。熊吉はいよいよ出世か、こちらの行く末も気になるところ。
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ひな
ネタバレ朝井さんはエッセイと短編しか読んだことがなく、初めてちゃんと長編を読んだ。何をどう言葉にして良いのか難しいが、とにかく朝井さんはすごい作家さんなのだと思い知る。冒頭に書かれたあるニュースの結論に向かって過去から進んでいく構成なので、どうやっても明るい結末にはならないとわかっていて読むのが苦しい。特に大也くんは八重子の偽善を突破してやっと希望を見出せたのに、とばっちりとも思える結末で救いがなく哀しかった。読了後、タイトルが胸に突き刺さる。でも自分の価値観をぶち破るこういう本に出会えたのが本当に有難かった。
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ひな
ネタバレ 大学の自主ゼミ、通称「無法律」にたった1人所属する古城。相談に訪れた経済学部戸賀夏倫の問題に取り組むことに。古城の組み立てた微妙に真実からずれた推理をヒントに戸賀が真相を見出す、という構成が面白かった。自分の推理を踏み台にされる古城くんがそこまで悲観的でないのもよく。テーマはリベンジポルノ、放火、毒親などわりと重い。特に「親子不知」で判明した真実は被害者が気の毒過ぎていたたまれなかった。面白かったけど、ラストだけはちょっとうまくいきすぎなのと、結局2年モラトリアム伸ばすんかいっとなってしまい少し興醒め。
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ひな
ネタバレうーん。自称探偵&助手の男子高校生二人、親友を殺された元探偵、その他にも登場するメインの人々が厨二病ですかって感じのキャラが多くて話が入ってこず、読むのに時間がかかってしまった。でも、探偵というと超然としてるイメージも多いので、飛鳥井さんの謎を解かないことで人を守るという姿勢は目新しくその辺は面白かったかな。このシリーズは1作目よりもその後の方が面白くなるらしいので一応次も読もうと思う。
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ひな
ネタバレ剣崎比留子シリーズ第3弾。今作ではあの斑目機関のことが少し明かされる。(予想通り反吐が出そうなことやらせてることが発覚)この方の話はクローズドサークルの作り方が本当に上手いなあと思う。更に今作では比留子さんが安楽椅子探偵の立場になるのだが、その立場を作り出す設定も上手い。けど、葉村君がワトソンとしての立ち位置とかで悩むのが個人的には正直ちょっと鬱陶しい。そして前二作を読んだのがだいぶ前なので、ラストの一言に「それ誰?」となってしまった。
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ひな
ネタバレ「いけない」の音声版みたいな感じ。QRコードを読み取って音声を聞き、読んだ文章と組み合わせて真実が浮かび上がる仕組み。道尾さんならではの新しい試みは面白かったけど、音声がちょっといただけなさすぎた。静かな室内でイヤホンしていてさえ声が小さすぎるものが多く聞き取りにくいし、かと言って音量上げると急に叫ぶ人がいるので困るし、おまけに出てくる方の大体が演技大根過ぎて何も入ってこず。勝手な意見ですが、もう少し迫真に迫る演技と音声なら楽しめたのかなあと思ってしまった。
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ひな
ネタバレ裁判所で中国から持ち込まれた高性能AIシステムが試験導入される物語。あの高遠寺静の孫、円がついに判事になっていて嬉しい。被告の少年が隠す真実は最初の方で予想がついたが、AIシステムを盲信する判事が下す判決の行方が気になりハラハラしながら読んだ。後半、ソフトウェア検証のために登場した萬田さんが述べた、AIの解説と問題点が至極真っ当で納得。彼女はとても良いキャラだったので、また何かの作品で登場してほしいな。
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ひな
ネタバレ「護られなかった者たち」から続くシリーズ三作目。東日本大震災の被災者が暮らす仮設住宅の一室で遺体が見つかり、お馴染み宮城県警の笘篠、蓮田コンビが事件を追っていく。同じ県内でも身内を失った者とそうでない者との間に大きな溝が生まれていることが描かれる。失わなかった者が劣等感を持つことはないのだけど、実際そのような気持ちになってしまうのはわかる。復興と聞けば皆にとって良いことのように思ってしまうけれど、必ずしも良いことではない場合もあるということにハッとした。
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ひな
ネタバレ怨霊の謎は早々に解けたところで残り頁数がわりとあってどうなるのかなと思っていたら。最初からところどころ違和感はあったのだけど、そこまで気にしてなくて、まさかそういうことだったなんて。明かされた事実の方が怨霊云々よりよっぽど怖いわ。うーん、でもやっぱり私は叙述トリック好きじゃないんだなあと再確認。なので、ホラー苦手だけどぼきわんの方が面白かったかな。
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ひな
ネタバレ長女の図書館本に斜線堂さんのがあったので拝借したのだけど。うーん、斜線堂さんなら「楽園とは探偵の不在なり」の方が断然良かったな。前半の凄惨ないじめ描写が辛い。タイトルが景にかかっていたと見る方が綺麗で救いがあるのかもしれないが、ストレートに宮峰にかかっていたと見る方があるいは狙いなのだろうか。作者はわかるように伏線が散りばめてあるようなことをあとがきでおっしゃっていたが、結局私にはどちらかわからず仕舞いでした。
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ひな
ネタバレ冷戦下、ベルリンの壁が崩壊する直前、東ドイツ(DDRと呼ばれていたということをこの本で知った)にピアノ留学した主人公の物語。彼が翻弄される音楽の道と、灰色の街での息苦しい国の情勢。自由を求める人々、静かに抗議する人々、不満を抱きつつ国に縛られる人々。主人公も含め様々な翻弄される人々を追いかけ、途中に挟まれる音楽描写を堪能しながら読了。大好きなゴルトベルク変奏曲が演奏されるシーンは痺れた。教科書なら数行で済まされる歴史の裏に、こうしたたくさんの人々の人生がある、ということを改めて思い知る。読めて良かった。
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ひな
ネタバレ鎌倉のとある豪邸シェアハウスで巻き起こる不審な連続死。犯人はそっちかーと意外だったのは良かったのですが、主人公の彼氏高瀬くんが解決の糸口になってくれると思ってたのに完全にとばっちりくらって最悪なラストだったのが残念。この手の終わり方の小説なら違う本の方が好みなので、これはちょっと悲しかった。
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ひな
ネタバレギンイチシリーズ第4弾。今作は一作目より前の、夏美がギンイチの一員になるための訓練に参加する話なので、エピソードゼロという位置付け。男女平等を謳えど体力差はどうしようもないし、夏美が訓練に臨む姿は痛々しく辛い。それでもだんだんとチームワークが出来上がっていく様子は感動。村田さんたち懐かしい面々の登場は嬉しかったけど、その後を知っているだけに切なかった。過去3作をまた再読したくなった。
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ひな
ネタバレインタビュー形式で進んでいく物語。如月晦日、見事なまでに行われた木挽町での仇討ちの真相を何故か仇討ちを成し遂げた当人の知り合いらしい人物が聴いて回っていく。仇討ちの様子と共に、インタビューに答える、芝居小屋と関係の深い面々の半生が一緒に語られる。次第に明らかになる仇討ちの背景と真相。語られた皆の人生と彼らに関わって自分の世界を広げていく菊之助がまた良かった。皆素敵な人たちでしたが、ほたるさんが特に良かったなあ。構成も話も素晴らしく、とても面白く大満足で読了。
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ひな
ネタバレボディガードキリシリーズ第3弾。今作は特殊能力系の話は弱め。岡崎紅火という大学院生をボディガードする依頼だったけど、途中彼女は何者かに攫われて、結局今作もボディガードというより探偵ぽい話に。睦月のところの弥生とバディを組む感じがいつもと違って面白かった。弥生さん可愛すぎ。今作初めてキリの本名が出てきたと思うのだけど、これまでに出たことあったかな。それっぽい名前で納得。そしてあの女社長はちょっといただけないがキリの女性に対する考え方は彼みたいな人は正にそうであってくれと思う姿勢だったので良かった。
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ひな
ひょんなことから彼の短歌の一つに出会ってその素晴らしい感性に脱帽し、その歌が入っているこの歌集を借りた。彼の若い頃の作品を収録した歌集なのだけど、日常の見過ごしがちなひとこまや若き日の恋愛の生々しさや瑞々しさを、その静謐なのに力強さをもった感覚で31文字に落とし込むセンスたるや。「泣きながら極論を言うくちびるが幼虫のごとつやめきて見ゆ」が一番好きでした。巻末収録の跋で永田氏が述べられていた、普段は常識の陰に隠れて気づくこともなく済ましてきたものたちの、あり様を気づかせてくれると言うのが正にその通りで感服。
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ひな
ネタバレ今作も相変わらず竜崎さんの切れ味が素晴らしくてすっきりするスピンオフ短編集。奥様だけでなく子供たちの物語もあって短編集ならではの楽しさ。 それにしてもあの竜崎さんが他人のご機嫌をとったり、屁理屈で煙にまいたりしちゃうんだ、とちょっと面白かった。9編も入っていたのでたくさん堪能できたような気がして満足の一冊でした。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2014/09/20(3743日経過)
記録初日
2014/05/28(3858日経過)
読んだ本
2056冊(1日平均0.53冊)
読んだページ
610913ページ(1日平均158ページ)
感想・レビュー
1774件(投稿率86.3%)
本棚
54棚
性別
年齢
45歳
血液型
A型
職業
主婦
現住所
京都府
自己紹介

子供の頃から本を読むのが好きでした。
学生の頃は推理小説ばかり読んでいましたが、友人が江國香織さんの「きらきらひかる」をおすすめしてくれたのをきっかけに他ジャンルの本も読むようになり、世界が広がりました。

読書メーターに登録してから、他の読書家さんの感想や読まれた本などを参考にさせていただいて、ものすごく読書の幅が広がりました。これからも新しい本にたくさん出会えていけたら嬉しいです。

今年で読書メーターも10年目になりました。読むペースは年々落ちているものの、こんなに長く続けられるとは思ってもなくて、本当にありがたいです。これからもゆるゆる続けていけたら良いなあと思います。

追記:
感想は読メ登録以降に読んだものに記載しています。

2015年 260冊 2016年 221冊
2017年 213冊 2018年 268冊
2019年 180冊 2020年 114冊
2021年 94冊 2022年 71冊
2023年 103冊

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