読書メーター KADOKAWA Group

Kumikoさんの感想・レビュー

データの取得中にエラーが発生しました
感想・レビューがありません
Kumiko
新着
ネタバレ被害者の家族と加害者の家族、それぞれが殺害理由に疑問を抱く。殺した(殺された)父の人間性に関わる些細な違和感が、いつの間にか事件の真相に辿り着く大きな手がかりとなり…。久々に読んだ東野圭吾作品、相変わらずよくできた話。しかし若干の予定調和感と、既に敷かれたレールの上を走らされている感覚に。過去の事件との絡み、新たな登場人物などなど後半怒涛の展開があったが、大きなうねりを感じることができなくて…私が殺人事件に慣れすぎてしまったせい(!)かもしれない。
竹園和明

ナイスレビュー!。おっしゃる通りだと思います!

01/18 17:27
Kumiko

竹園さん、とんでもないです💦皆さん高評価の作品なので、私1人ぐらいひねくれててもいいか!と書いてしまいました。

01/18 21:34
3件のコメントを全て見る
0255文字
Kumiko
新着
別荘地に居を構える、様々な年代の夫婦が描かれる。共通しているのは、どの夫婦も周りから見えている姿と、夫婦だけになった時の真の姿は全く異なるものだということ。噛み合わないのは男女の姿のなれの果てと言えばいいのか…仕事、育児など雑事を取り払うと人間は思考がヒマになり、露わにしなくてもよい感情が浮き彫りになるのか…恐ろしい(数十年後が)。余談だが、どの登場人物も好きにはなれないが、五味はひときわ嫌いだ。そして荒野作品の男達はシモのことばかり考えているが実際にはそこまでではないだろうと思うのだが、どうだろうか?
Kumiko

上手く感想が書けないのですが、面白いことは面白かったです。

01/09 11:48
0255文字
Kumiko
新着
私は『満願』を読んでしまっているので、このよく出来た警察小説ですら「まあまあだな」などと思ってしまう。それだけ米澤穂信はすごいと知っているので。動機と経緯に重点を置いた仕立てはことのほか結末がアッサリしすぎていてそこも物足りないと感じた要因かも。下世話な読者(私)はその後の事件関係者の様子も知りたいものなのです。「ねむけ」の事件発生原因は「そうだったか!」と思わず唸りました。だってよく見たら章タイトルにもなってるのに気づかないなんて。次回は長編で重厚な葛刑事を読みたい。あと夜食の菓子パンを差し入れしたい。
Kumiko

竹園さん、だとしても、そのうちまた物凄い続編を書いてくれるような気がします。この小説はすべて伏線だったのかと思うような…。竹園さん今年もありがとうございました!来年もよろしくお願いします😊

12/31 18:21
パトラッシュ

ジャストnice800! ありがとうございます。

12/31 20:18
3件のコメントを全て見る
0255文字
Kumiko
新着
海松子の極端なまでのピュアさが最初は気味悪く、「初対面の人に、口臭で昼食のメニュー当てとかやめなよ…」と引き気味だったが、いつしか裏表のない彼女の佇まいに釘付けになっていた。彼女なりの悩み、生きていく上での不自由さ、そんなものが描かれているが、なんだかんだいって友達に囲まれ、何人もの殿方から好意を寄せられている海松子。不思議な魅力のだだ漏れ、皆気づき、放っておけないのだろう。私?私ももし同級生なら放っておけないに決まってる。一緒に学祭でウェイトレスしたり凧上げしたりしたい!これ綿矢さん作品で一番好きかも!
0255文字
Kumiko
新着
今作も津村イズムを堪能できる満足度120%の保存版!この先何度も読み返すことになる本がまた増えてしまって嬉しい。津村さんは「根拠のない悪意」のような物が本当に嫌いなのだろう、そして同じくらい、それに振り回される心の弱さ、不甲斐なさも。怒られても仕方ない出来事よりも、なぜ意地悪されるのかわからない出来事の方が精神的にも身体的にもキツい。その局面において多少の救いがあったり上手く気持ちを切り替えて方向転換できたりする人たちの心情をひたすら丹念に描いていて溜飲が下がったり気持ちが晴れたり。しみじみ、面白かった。
アオイトリ

なるほど、津村さんは超合理主義だったのですねえ。どうしてこんなに面白いのか、一端がわかるナイスレビューです♪

12/24 21:46
Kumiko

アオイトリさん、ありがとうございます😊やり過ごしたらいいことについつい心を絡め取られてしまうあの時間…「その時間無駄だよ、難しいと思うけど切り替えたもん勝ちだよ」と声高に言ってくれる津村さんの本、いつも心のわだかまりを取り払ってくれます。ある意味、年末大掃除です!笑

12/25 08:53
0255文字
Kumiko
新着
『息吹』…この世界がパラレルワールドでないと誰が言い切れるだろう。そんな不安と焦燥感を余韻に残しつつ終わる,。良かった。あの選択をした自分としなかった自分が背中合わせに2人(2つ?)存在する…あっという間にアイデンティティは瓦解し精神は病んでいく。経験した事などないのになぜか理解できてしまう。『富士山』…伴侶としては不適当とジャッジをした相手が、自分の知らない側面を持っていたとしたら?その面は美徳と呼ばれる部類で、自分が見落としていたが故にふるいにかけ、後にその事を悔やむ。…うーん、どの話も純文学!
0255文字
Kumiko
新着
登場人物のキャラがいよいよ固まってきた感じ。酔った星先生がメガネを新調する所、見たかった〜!しかもちゃんと度数合ってるっぽいし。今回は先生同士のカラミが多くてそれも良き。しかし私はやはり女子生徒にオモチャにされて遠い目をしている星先生が見たい!次巻が待ち焦がれる。
0255文字
Kumiko
新着
ネタバレ90歳にしてこの達者ぶり、惚れ惚れする!人たらしで飄々として、人懐こい新平はさぞかしおモテになったんでしょうねえ。だからといって恋女房を裏切っていいわけではないが。その贖罪として、過去の浮気を今も継続中と疑われまくる新平、妻はそれだけ苦しみ根に持っているということを良く思い知るように。そしてこの先は達者であることを幸いに妻の介護にいそしむように。幸い(?)息子たちにはその気はないようだから。…新平の浮気、息子たちのダメっぷり、その二点にはイライラしたが、それ以外は面白かった。こういう年の取り方、いいなあ。
0255文字
Kumiko
新着
相手に気持ちを伝えるツールが「文」のみ…ってことが、こんな名(迷)文の数々を作り出した要因か。その人独特の書体で書かれた文を開く時…それはどれほど官能的であったことか。モテ男の小箱の中には沢山の文があったんだろうなとか、母親が娘の代筆をしてラブレター書くのさすがに違反でしょとか、気になる点多数。
0255文字
Kumiko
新着
すごく正直に書きます。話自体は期待したほどじゃなかった。タイトルもまんまだし、主人公キヨカも無個性っぽいし、母親との関係性もこれまでの作品をなぞっているようで。ただ、この本を読んでいた期間、不思議な夢ばかり見ていました。温かな気持ちになったこともあれば、戦争に巻き込まれてうなされたりも。それこそが吉本ばななの力なのではないかと思います。見せられた夢の輪郭はもうぼやけてきているけれど、原始的な感情を与えられたことは忘れられない。こういう作家は私にとって吉本ばななだけ。唯一無二の作家だと再確認。
0255文字

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2014/10/07(3760日経過)
記録初日
2014/10/07(3760日経過)
読んだ本
1194冊(1日平均0.32冊)
読んだページ
247227ページ(1日平均65ページ)
感想・レビュー
1085件(投稿率90.9%)
本棚
10棚
自己紹介

今、本棚に3冊以上著作を並べている作家さん…
津村記久子、平野啓一郎、西加奈子、井上荒野、瀬尾まいこ、吉本ばなな、山本文緒、群ようこ、島田荘司、京極夏彦、三浦しをん、三谷幸喜、さくらももこ、芦原すなお、伊坂幸太郎、小川洋子、江國香織、清水義範、多田尋子。

勧められると漫画も読みます。

何歳になっても読書を楽しみたい。
気持ちをフラットにして、本の中にダイブ出来ることが幸せ!
別に得るものがなくても、成長とかしなくても、ただいっとき別世界を徘徊し、読了後現実に戻ってくる…私にとって読書ってそんな感じ。

介護士をしている関係で、高齢者とか介護とかのワードには敏感に反応しがちです☺️
よろしくお願いします。

読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう