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2024年10月の読書メーターまとめ

東京には空がないというけれど・・・
読んだ本
2
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471ページ
感想・レビュー
2
ナイス
20ナイス

2024年10月に読んだ本
2

2024年10月のお気に入り登録
1

  • 馨

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

東京には空がないというけれど・・・
この本は、半藤さんが、自ら取材し出版した『人物太平洋戦争』(39篇)の中から、8篇を選んでわかりやすい文章に書き直したものだとあった。個人的には、「三度もどってきた特攻隊員」「国破れて名将ありといわれたひと」の2篇が印象に残った。三度戻ってきて、最後は、故郷の地面に激突した川崎少尉の話は、別の本で読んでいたが、特攻隊員でありながら「事故死」になった経緯が分かりやすい。インドネシアの占領統治に関する今井均大将の話は初めて知った。現地の人を理解しようとしたリーダーがいたことに驚いた。ある意味、秘話を集めた本。
東京には空がないというけれど・・・
2024/10/22 00:50

あとがきに書いてあるフランスの哲学者アランの言葉が、心に残った。 「もし平和が戦争の経験のあとにしか来ないならば、平和は常にあまりに来かたが遅すぎる。平和は常に死者の上に築かれるのか」 多くの人たちが犠牲になった後に、やっと平和がくるという歴史的事実を考えると、戦争の始まりをいかにくい止めるかということが重要であると痛感する。

が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
2

東京には空がないというけれど・・・
この本は、半藤さんが、自ら取材し出版した『人物太平洋戦争』(39篇)の中から、8篇を選んでわかりやすい文章に書き直したものだとあった。個人的には、「三度もどってきた特攻隊員」「国破れて名将ありといわれたひと」の2篇が印象に残った。三度戻ってきて、最後は、故郷の地面に激突した川崎少尉の話は、別の本で読んでいたが、特攻隊員でありながら「事故死」になった経緯が分かりやすい。インドネシアの占領統治に関する今井均大将の話は初めて知った。現地の人を理解しようとしたリーダーがいたことに驚いた。ある意味、秘話を集めた本。
東京には空がないというけれど・・・
2024/10/22 00:50

あとがきに書いてあるフランスの哲学者アランの言葉が、心に残った。 「もし平和が戦争の経験のあとにしか来ないならば、平和は常にあまりに来かたが遅すぎる。平和は常に死者の上に築かれるのか」 多くの人たちが犠牲になった後に、やっと平和がくるという歴史的事実を考えると、戦争の始まりをいかにくい止めるかということが重要であると痛感する。

が「ナイス!」と言っています。
東京には空がないというけれど・・・
数か所、間違いがあるのと、著者の独断的視点で書かれた部分があるものの、全体を通して「特攻」について知るには、得るものが多い本である。特に、大西中将、昭和天皇、の視点に関する考察は面白い。特攻は誰がどういう経緯で始めて、昭和天皇の言動が、どうかかわっていたのか。さらに、戦争終結にあたり、昭和天皇が、特攻についてどう考えていたのか。またフィリピン特攻について、関隊員、学徒兵などに言及している部分は、知識として重要な部分である。文献的考察であり、直接関係者に取材しているわけではないが、吸収できる部分は多い。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

東京には空がないというけれど・・・
東京には空がないというけれど・・・
35お気に入られ10月の読書メーターまとめ

読書データ

プロフィール

登録日
2010/02/06(5409日経過)
記録初日
2004/05/04(7513日経過)
読んだ本
228冊(1日平均0.03冊)
読んだページ
54821ページ(1日平均7ページ)
感想・レビュー
160件(投稿率70.2%)
本棚
3棚
性別
血液型
O型
職業
専門職
現住所
東京都
自己紹介

図書館で読めばいいものを、ついつい買ってしまって、家は本だらけ。それも、積読本が多い。でも、読んでいる時が一番楽しいですね。

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