今回は巳之助がお志乃さんへの贈り物を手に入れようと、藁しべ長者よろしく物々交換のために事件を解決するお話です。 各話お化けも登場しますが、主役が巳之助のため不思議と怖さはそれほど感じない。 巳之助のずっこけながらも漢気たっぷりの魅力がつまった一冊です。

今回は巳之助がお志乃さんへの贈り物を手に入れようと、藁しべ長者よろしく物々交換のために事件を解決するお話です。 各話お化けも登場しますが、主役が巳之助のため不思議と怖さはそれほど感じない。 巳之助のずっこけながらも漢気たっぷりの魅力がつまった一冊です。

先の総裁選で、あと一歩で初の女性総理大臣誕生というところまでいった高市早苗氏について、少し具体的に知りたいと考え手に取った。 残念ながらこちらは雑誌の連載、それも「早苗の国会月報」というものをまとめたものと言うことで、ほんとにほぼ報告書でした。それにしても本にするならもう少し読み物の体裁は気にして欲しかった。 本人の考えや思想についてを、著書を通して本人の言葉で知りたかったのに。

シリーズ六作目、遠野を舞台にした六つのエピソードが語られ、しだいに一連の事件が浮かび上がる。 各エピソードはじめに「譚」が語られ「咄」「噺」と物語が進み最後に「話」で種明かしがされ「譚」がうまれる様式美。読みはすべて「はなし」となる。 あいかわらず物語だけでなく、文章を読むこと自体に浸れる、読書の楽しみを満喫できるシリーズです。

橘氏の本を読んだ後、無性に口直しが欲しくなり購入。いきなり誰も言うことを聞いてくれないと嘆く日本国憲法のコピーに爆笑。 本書は安倍政権時の集団的自衛権論争を受けて書かれたものなので、内容はほぼ自衛隊やその役割についての議論に対するもの。 改憲派、護憲派それぞれの欺瞞を暴くさまは爽快。対話形式なので、前著とくらべて非常に読みやすい。 著者は現状を考えれば憲法は改正すべしの考えで、これには同感。 今回知れて良かったのは、憲法12条の内容。権利や自由は公共の福祉に反して濫用してはならないと明記されていること。